シチズングループ、小型精密モーター分野強化で「千葉精密」を子会社化
シチズングループ(シチズン時計株式会社及び狭山精密工業株式会社)による
株式会社千葉精密の株式取得のお知らせ
シチズングループ(シチズン時計株式会社及び狭山精密工業株式会社)は、小型精密モータ分野の事業強化を目的とし、株式会社千葉精密(以下「千葉精密」)の株式95%を取得することを取締役会において決議し、本日三社で契約締結しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.株式取得の目的
シチズングループと千葉精密は、今後、モータ事業を中心とした高付加価値創造型製品開発に取り組み、技術開発・調達・生産・販売の各方面で互いの得意分野を生かし、事業の発展拡大に資することを目的とし、千葉精密の株式95%を取得しました。
千葉精密のシチズングループ入りにより、千葉精密の高い開発力とシチズングループのブランド力、海外展開力、生産技術力を融合し、制御モータ製品の製品力と販売力を強化することで、両社合わせて32億円の現モータ事業を5年後には100億円の売上規模に成長させることをめざします。
(特に海外競合メーカーとの競争で優位に立つために両社が連携し、市場ニーズへのきめ細かな対応、コスト低減と納期短縮をはかります。)さらに、シチズングループが保有する幅広い製品や技術とのシナジーにより、新しいビジネス領域の開拓も模索していきます。
-両社の事業内容-
シチズングループは、腕時計部品の製造で培った超精密加工技術をベースに、『より小さく、より精密に、より静かに、よりパワフルに』をモットーにマイクロアクチュエータ(マイクロ減速機やマイクロモータ)の開発・製造・販売を手がけており、世界で最初にφ4.2の振動用コアレスモータを開発。特にマイクロ減速機の分野では、精密加工技術と生産技術力により多品種少量生産を実現しています。
千葉精密は、小型精密モータ及び精密機器・制御装置の専門メーカーとして、半導体製造装置、超高速マイクログラインダ、超音波医療機器などのコンポーネントの開発・製造・販売を手がけており、先端技術応用分野の高付加価値商品の開発を得意としています。
2.株式取得の内容
(1)株式取得
シチズン時計は、千葉精密の普通株式36,688株(発行済み株式の50.0%)を、狭山精密工業は33,019株(発行済み株式の44.9%)を取得することを予定しております。これにより、千葉精密の持株比率は下記のとおりです。
シチズン時計 50.0% 狭山精密工業 44.9% 山本一清(現千葉精密社長) 5.1%
(2)シチズングループによる株式取得後の千葉精密の予定商号
シチズン千葉精密株式会社
(英文表記 CITIZEN CHIBA PRECISION CO.,LTD.)
なお、代表者につきましては、現千葉精密代表取締役社長の山本一清が継続します。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。