情報処理推進機構（ＩＰＡ）と北洋銀行との提携について
独立行政法人情報処理推進機構（略称：ＩＰＡ、理事長：藤原武平太）と北洋銀行（頭取：横内龍三）は、情報処理産業の育成・振興および中小企業のＩＴ化支援提携し、その一環としてＩＰＡの債務保証付無担保融資商品「ほくようＩＴサポートローン」を開発しました。２００６年７月３日より取扱を開始しますのでお知らせします。なお、北海道に本店を置く金融機関との提携は、北洋銀行がはじめてとなります。
１．特徴
ＩＰＡ及び北洋銀行は、情報処理産業の育成・振興および中小企業のＩＴ化支援提携を目的に、ＩＰＡのＩＴ分野における技術審査力と、北洋銀行の地域に密着したお客様ニーズへの対応というお互いの強みを活かした業務協力を行います。
この度、資金調達面での具体的な支援策として、「ほくようＩＴサポートローン」を開発しました。本融資商品は、北洋銀行が、独立行政法人情報処理推進機構（ＩＰＡ）の債務保証を利用することにより、情報処理サービス業・ソフトウエア業及び一般企業がプログラムの開発または情報処理技術者の教育・研修等に必要な資金を無担保かつ優遇金利で融資するものです。
２．商品内容
「ほくようＩＴサポートローン」
（１）一般債務保証口
１）対象者：情報処理サービス業、ソフトウエア業及び一般企業（業歴２期以上）
２）資金使途：
（ａ）情報処理サービス業、ソフトウエア業
業務または技術の改善または向上に必要な資金
（以下例示）
・プログラムの開発購入資金（製造費含む）
・新規開発・購入のプログラム販売費
・新規開発・購入のプログラム関連管理費
・設備投資資金、無形固定資産投資資金
・情報処理技術者の教育、研修資金
（ｂ）一般企業
・自社の事業活動の効率化に寄与するプログラムの開発に必要な資金（購入費含む）
・プログラムの開発に関する業務を行う者の技術の向上に必要な資金
３）融資金額：５０百万円以内
４）融資期間：３年以内
５）返済方法：元金均等分割返済
６）融資利率：北洋銀行所定の利率
７）ＩＰＡの保証額：貸出額の９５％
８）ＩＰＡの保証料率：年０．７５％（連帯保証人が２名以上の場合年０．５％）
９）担保：無担保
１０）連帯保証人：１名以上（ただし、代表取締役は全員）
（２）新技術債務保証口
１）対象者：情報処理サービス業、ソフトウエア業（業歴問わず）
２）資金使途：新技術を活用した以下のいずれかを実現するプログラムの開発に必要な資金
・品質、生産性、信頼性等の向上
・互換性、移植性、操作性等の向上
・上記２つのほか情報処理における技術的課題の解決
・新たなハードウエア環境又はソフトウエア環境への対応
・新たな産業、商品、役務等の開拓、その他情報処理技術の利用の拡大・高度化
・以上のほか、これらに準ずるもの
３）融資金額：３０百万円以内
４）融資期間：５年以内
５）返済方法：元金均等分割返済
６）融資利率：北洋銀行所定の利率
７）ＩＰＡの保証額：貸出額の９５％
８）ＩＰＡの保証料率：年０．７５％（連帯保証人が２名以上の場合年０．５％）
９）担保：無担保
１０）連帯保証人：１名以上（ただし、代表取締役は全員）
＜事務フロー図＞
※添付資料参照
３．取扱開始日
２００６年７月３日（月）
＜株式会社北洋銀行の概要＞
所在地：札幌市中央区大通西３丁目１１番地
資金量：５４，５５９億円（２００６年３月末現在）
貸出金：３８，６４３億円（２００６年３月末現在）
店舗数：１６７カ店（２００６年６月現在）
頭取：横内龍三
