日本IBM、2.3GHz POWER5+プロセッサー搭載のUNIXハイエンド・サーバーを発売
他社比約3.2倍の性能 業界最速UNIX (R) ハイエンド・サーバー
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は、業界最速の2.3GHz POWER5+ TM プロセッサーを搭載した、UNIXハイエンド・サーバー新製品2モデル、「IBM (R) System p5 TM モデル595」ならびに「IBM System p5 モデル590」を発表します。出荷開始日は8月11日の予定です。
IBM UNIXサーバー製品群において最上位機種である「IBM System p5 モデル595」は、2.3GHz POWER5+プロセッサーを最大64way搭載でき、1.9GHz POWER5 TM プロセッサーを搭載した従来の最上位機種に比べ約1.2倍の処理能力を持ちます。
また、「IBM System p5 モデル595」は、同等構成の他社UNIXサーバーに比べ、TPC-Cベンチマークにおいて約3.2倍(注1)、2階層SAP標準アプリケーションSD(販売管理)ベンチマークテストにおいて約1.1倍(注2)の処理能力を発揮しました。
さらに、1台のサーバーで複数の論理区画を設定し、CPUやメモリーなどの資源を最適に使用できる先進の仮想化技術「Advanced POWER Virtualization System (R)」も標準で搭載しています。
優れた処理能力と仮想化技術を併せ持つことにより、複数のUNIXサーバーを1台の「IBM System p5 モデル 595」に統合することができます。お客様にとって、ソフトウェアライセンス費用やシステム運用の面で、大幅なTCO削減が期待できます。
加えて、現在開発中の次世代プロセッサー「POWER6 TM 」への移行パスも提供します(注3)。
これまでIBM UNIXサーバー製品群の最上位機種は、POWER5プロセッサー搭載の「IBM eServer TM p5」でしたが、本日の製品発表により、IBM UNIXサーバー製品群のすべてが2005年7月発表のIBMハードウェア製品中期戦略「IBM Systems Agenda」に対応した、「IBM System p5」になりました。ハイパフォーマンスなUNIXサーバーの幅広いラインナップで、お客様の事業規模やシテム要件に合わせ、より柔軟にIT基盤の最適化を支援していきます。
本日発表する製品の詳細は、以下の通りです。
(1) IBM System p5 モデル595
プロセッサー:IBM POWER5+ 2.1または2.3GHz、16-64way AIX 5L TM V.5.3
価格:159,075,420円(税込、最小構成)から
(2) IBM System p5 モデル590
プロセッサー:IBM POWER5+ 2.1GHz、8-32way AIX 5L V.5.3、
価格:92,960,280円(税込,、最小構成)から
また、上記ハイエンド・サーバー2モデルに加え、エントリー・クラスのUNIXサーバー「IBM System p5 モデル505Q」を発表します。
1Uモデルながらも、デュアルコアのPOWER5+ 1.65GHzプロセッサー2個(4Way)と36MB L3キャッシュ2個を集積した、QCM(Quad Core Module)を搭載しました。これにより、従来の1Uモデルの2倍の処理能力を実現、1U UNIXサーバーでは業界最速となります。詳細は下記の通りです。
IBM System p5 モデル505Q
プロセッサー:IBM POWER5+ 1.65GHz、QCM、4way AIX 5L V.5.3
価格:1,074,465円(税込、最小構成)から
出荷開始予定日:8月11日
なお、「IBM System p5 モデル505Q」は、必要な機能を必要な規模で、適切かつお求めやすい価格で提供する、IBM製品・サービス群「IBM Expressポートフォリオ TM」対応モデルです。
本日発表のSystem p5 3モデルは、ご購入後1年間保証の製品です。また、3モデルともに、有害物質の使用を禁止した欧州環境規制(RoHS)に対応しています。
IBM System p TM についての情報は、以下のサイトをご参照ください。
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/eserver.nsf/p/top/
(注1) TPC-Cベンチマークの値による。(参照:http://www.tpc.org)
・IBM System p5 モデル595 64way 2.3GHz POWER5+プロセッサー:4,016,222 tpmC(2006年7月25日にIBMよりTPCへ申請予定)
・HP Integrity Superdome 64way 1.6 GHz Intel (R) Itanium (R) 2:1,231,433 tpmC(2006年6月5日現在)
(注2) SAP Standard Application Benchmark Councilが発行するベンチマーク規定に準拠した、SAP に含まれるオンライントランザクション系の販売管理アプリケーション「SD(Sales & Distribution)」2-Tierベンチマーク値による。平均2秒以内のレスポンスが維持・継続される「同時アクセスユーザ数」をカウントしたもの。(参照: http://www.sap.com/benchmark/ )
・IBM System p5 モデル595 64way 2.3GHz POWER5+プロセッサー:23,456ユーザー(2006年7月25日にIBMよりSAP社へ申請)
・富士通 PRIMEPOWER 2500 128way SPARC64 Vプロセッサー:21,000ユーザー(2005年3月24日現在)
(注3)現時点のIBMの意向を表明するもので、今後のビジネス環境により、変更または中止することがあります。
以上
IBM、e-busuienssロゴ、eServer、POWER Virtualization System 、System p、System p5、AIX 5L、POWER5、POWER5+、POWER6、Expressポートフォリオは、IBM Corporationの商標または登録商標。
UNIXは、The OpenGroupの米国内外における登録商標。
Intel、Itanium、 は Intel Corporationまたは子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標。
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