松下、社内分社「ヘルスケア社」をパナソニック四国エレクトロニクスに統合
松下電器グループのヘルスケア事業とPC用光ディスクドライブ事業の新体制構築について
松下電器産業株式会社(社長:大坪 文雄、以下 松下電器)と全額出資子会社のパナソニック四国エレクトロニクス株式会社(社長:* 、以下 パナソニック四国エレクトロニクス)は、今後成長が見込まれるヘルスケア事業に対して、松下グループとして取り組みを強化するため、松下電器の社内分社である「ヘルスケア社」(社長:赤石 智)をパナソニック四国エレクトロニクスに統合することで基本合意しました。
また、パナソニック四国エレクトロニクスと松下電器の全額出資子会社であるパナソニックコミュニケーションズ株式会社(社長:藤吉 一義、以下 パナソニックコミュニケーションズ)は、今後、成長・拡大が期待される「ブルーレイディスクドライブ」など「PC用光ディスクドライブ事業」強化のため、パナソニック四国エレクトロニクスの「PC用光ディスクドライブ事業」をパナソニックコミュニケーションズに統合することで基本合意しました。
今後、2007年4月に会社分割による統合実施を目指し、詳細について検討してまいります。
<事業統合概要>
1.「ヘルスケア事業」(血糖値測定システム、超音波診断装置、補聴器等)の統合
高齢化社会の到来や生活習慣病の増加、さらには健康意識の高まりなどによりヘルスケアの市場は世界的に拡大しています。例えば、現在ヘルスケア事業の中核事業である血糖値測定システムの市場は近年2桁成長を続けており、今後も食生活の近代化等によりさらに地球規模での拡大が予想されています。松下グループとしてもこれらを背景にヘルスケア事業を強化・拡大すべく、このたび「血糖値測定システム」等の開発・製造を担当しているパナソニック四国エレクトロニクスが「血糖値測定システム」の販売や「超音波診断装置」、「補聴器」等の開発、製造、販売を担当しているヘルスケア社を統合し、一気通貫の事業体制を構築して、両社の強みを活かし事業拡大と収益拡大を図ることといたします。(「ヘルスケア事業」の統合の詳細については、別リリース「会社分割によるヘルスケア事業の統合について」をご覧下さい。)
2.「PC用光ディスクドライブ事業」(ブルーレイディスクドライブ、スーパーマルチドライブ、DVD-RAMドライブ等)の統合
PC用光ディスクドライブ業界は、スーパーマルチドライブなどの高機能化と低価格化が進むとともに、ブルーレイディスクドライブなどが立ち上がりを迎え、大容量化が進展しており、これに伴い市場はさらに拡大していくことが予測されています。
松下グループとしても事業拡大に向けて、今回、「スリムトレードライブ」を担当しているパナソニックコミュニケーションズにパナソニック四国エレクトロニクスの「ハーフハイトドライブ」や「スリムスロットドライブ」などの事業を統合します。すべてのPC用光ディスクドライブ事業を統合することで、今後成長・拡大が見込まれるブルーレイディスクドライブを含めてグローバル競争に勝ち残る高収益事業体を確立していきます。
以上
*パナソニック四国エレクトロニクスの社長名は関連資料を参照ください。
※ 参考資料あり。
