NTTPC、「InfoSphere IP インターネットVPNソリューション」のマネージド機能を強化
InfoSphere IP
マネージド・インターネットVPNを強化
http://www.sphere.ne.jp/
■サービスのポイント
▼1.『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』とは
▼2.『IPSecルータサービス』機種ラインアップおよび機能強化のポイント
▼3.Cisco1812Jでの『IPSecルータサービス』の利用料金
▼【別紙:全てを統合的に提供する「InfoSphere IPインターネットVPNソリューション」】
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下NTTPC、代表取締役社長:石田 守、本社:東京都港区)は、NTTPCが運営するインターネット接続サービス『InfoSphere IP(インフォスフィア アイピー)』のうち、『InfoSphere IP 「フレッツ」(*1)接続サービス(*2)』のオプションサービスである『IPSecルータサービス(*3)』における機種ラインアップおよび機能の強化を8月15日から行い、『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』のマネージメントを大幅に向上させます。これにより、今後NTTPCが目指すサーバベースドネットワークのうち、基幹となる拠点間ネットワークの安定した構築が実現できます。
1.『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』とは
『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』は、インターネットを利用して安価にセキュアなネットワークを構築できるインターネットVPNを、より手軽にかつ安心して導入できるマネージド・インターネットVPNソリューションです(『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』の詳細については、別紙のイメージ図を参照ください)。『InfoSphere IP 「フレッツ」接続サービス』の固定IPアドレスタイプ(*4)、およびインターネットVPNの中核をなす『IPSecルータサービス』はもちろんのこと、NTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ」アクセスサービスまでをオールインワンで提供します。
また、お客さまにおけるインターネットVPNのネットワーク導入の事前構成ヒアリングをはじめとして、構築から保守までを一元的にサポートするので、専任のネットワーク担当者がいない企業における導入でも手軽かつ安心です。さらには、『一元故障受付』や『Ping監視サービス』(『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』を利用のお客さまは共に無料で提供)といった保守オプションが充実しているため、故障時にも迅速な対応ができます。
今回の『IPSecルータサービス』の機能強化を中心とした『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』のマネージド機能の強化で、さらに信頼性を向上させることができました。
・InfoSphere IP インターネットVPNソリューション
http://www.sphere.ne.jp/security/i-vpn/index.html
・一元故障受付
http://www.sphere.ne.jp/inte/index.html
・Ping監視サービス
http://www.sphere.ne.jp/inte/ping.html
2.『IPSecルータサービス』機種ラインアップおよび機能強化のポイント
シスコシステムズ社(以下シスコ)のルータであるCisco1812Jを採用すると共に、Cisco IOSの先端機能であるCisco Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)(*5)およびCisco IOS Embedded Event Manager(EEM)(*6)を利用したNTTPC独自の『アクティブスタートアップ』を機能面で採用しました。
それにより、シスコのルータを使う商用サービスとしては日本で初めてルータの自動設定を実現すると共に、インターネットVPN内でのマルチキャスト通信への対応やSpoke-to-Spoke型のフルメッシュネットワーク構成の実現など、ネットワークパフォーマンスの大幅な向上と多様なVPN構成の実現を図ることができました。
それによる具体的なメリットとしては、
(1) アクティブスタートアップ機能
『アクティブスタートアップ』機能は、ルータを回線へ接続するだけで設定が自動的に完了する機能であり、本機能のシスコルータでの実現は日本初となります。これによりお客さま宅内での工事工程および工事時間を大幅に削減できます。また、複雑な設定をせずに簡便に設置可能なため、お客さま自身で設置することで(DIYパターン)、設置料金が0円となります。
(2) センタ側の設定管理作業量も大幅に軽減
シスコのIOS機能の1つであるDMVPNを利用することにより、拠点側のみならず、センタ側までも含めた自動的なルータ設定が可能となります。拠点側の通信経路をセンタ側機器が自動的に学習するため、センタ側機器への設定変更作業が不要となり、拠点追加時に発生する作業費をこれまでより大幅に削減することができます。
(3) 動的な拠点間通信によるパフォーマンスの向上
DMVPNのSpoke-to-Spoke機能を利用することで、フルメッシュ型でのVPN構築が容易に行えます。従来のHub-to-Spoke形態のVPNネットワークと異なり、必要な拠点間のみで通信が可能なため、ネットワーク遅延や負荷を軽減させることができ、VPNネットワーク上の全体的なパフォーマンスの大幅な向上を実現します。
(4) マルチキャスト通信に対応
オプションとして、インターネットVPN内でのマルチキャスト通信に対応し、多拠点ビデオ会議などの利用が可能となります。
の4点を挙げることができ、お客さまは手離れよくVPN構築から運用までのすべてをInfoSphere IPへ任せることのできる、まさにマネージド・インターネットVPNソリューションと呼ぶにふさわしいサービスへ進化しました。
Cisco1812Jを利用したマネージド・インターネットVPNについては、以下のURLをご覧ください。
http://www.sphere.ne.jp/security/i-vpn/dynvpn.html
(2006年8月1日より閲覧可能)
3.Cisco1812Jでの『IPSecルータサービス』の利用料金
* 関連資料 参照
なお、今回ラインアップに追加される『IPSecルータサービス』の申し込みについては、2006年8月15日からの受付開始となります。NTTPCでは、今回の『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』のマネージメント強化により、2008年までに『InfoSphere IP インターネットVPNソリューション』について10億円の販売を目指します。
InfoSphereでは、今後もお客さまのニーズにあわせたサービスの提供を心がけ、ユーザのみなさまに、信頼性の高く経済的なインターネットアクセスをご利用いただける環境を構築していきます。
*1 「フレッツ」はNTT東日本・NTT西日本の商標または登録商標です。
*2 NTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ」アクセスサービスに対応したインターネット接続サービス。
*3 インターネットVPNの構築に必要となるネットワーク機器から当該機器の保守までを提供するサービス。
*4 接続する毎に、InfoSphereで保有するIPアドレスの中から、毎回同じIPアドレスが割り当てられる接続タイプ。
*5 シスコのIOS機能の1つ。IPSecを利用したVPNネットワークをダイナミックに自動構築することが可能となる。
*6 シスコのIOS機能に搭載された統合管理機能。さまざまなネットワーク管理のロジックをカスタマイズして作り込むことができ、運用管理業務の効率化を目的とした自動ツールの構築などが可能。
【別紙:全てを統合的に提供する「InfoSphere IPインターネットVPNソリューション」】
* 関連資料 参照
<お問合せについて>
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TEL:0120-85-4588
E-Mail: info-staff@sphere.ad.jp
URL: http://www.sphere.ne.jp/
