近畿大学経営学部、来春から「キャリア・マネジメント学科」を開設
近畿大学経営学部、日本初「キャリア・マネジメント学科」を開設へ
07年4月から、「戦略的人材マネジメント」のプロを育成
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)では、現行の「経営学科キャリアマネジメントコース」を学科に昇格させ、2007年4月(平成19年度)から、日本初となる「キャリア・マネジメント学科」を開設します(認可申請中)。経営の観点と組織で働く個人の視点を統合し、経営資源としての「人」の有効活用を学ぶ学科で、学生が研究成果を企業に提案する「提案型インターンシップ」など、実践重視の教育内容が特徴です。
■ 経営と個人の視点を統合
「キャリア・マネジメント学科」の平成19年度募集定員は150名の予定。経営学部全体では1,160名で、100名の増員となる見込みです。
「キャリア・マネジメント」とは、最近になってビジネスの世界で頻繁に使われるようになった言葉で、組織で働く個人にとってのキャリア構築と、組織からみた人材活用という2つの意味があります。
新たに開設される「キャリア・マネジメント学科」では、経営サイドと組織で働く個人の視点を統合して人材について研究。個人のキャリアをどのように形成すれば、経営側にとっては経営資源としての人材の有効活用に、個人にとっては理想的なキャリア・人生設計につながるのか――などを学びます。
■ "提案型"インターンで「実践」を強化
カリキュラムでは、学内授業で理論を学び、学習成果を企業現場や海外でのインターンシップで「実践力」に高めるという、独自の「デュアルシステム」を導入します。
授業では、他学部の教員や企業の第一線で活躍する実務家を積極登用。学部や大学の枠を超えた幅広い知識や経験を学ぶことで、理論と実践の融合を図ります。
さらに、学生が自らの学習・研究成果を企業に提案する「提案型インターンシップ」を導入します。従来のインターンシップの概念を覆す、きわめて積極的かつ実践的な取り組みになります。
同学科の卒業生は、『戦略的人材マネジメントのプロ』として、人事や総務など、企業で人材管理・育成を担当する部署のほか、営業や経営企画などを含む幅広い分野で活躍することが期待されます。また、コンサルタントやカウンセラーとして専門知識を生かしたり、人材・教育関連ビジネスで活躍する可能性も高いとみられます。
■ 入学試験について(予定)
入学試験は、推薦入試(11月18、19日)、一般入試・前期(A日程=19年1月27、28日、B日程=2月13、14日)、一般入試・後期(3月10、11日)の他、C方式(大学入試センター試験利用)の前・後期、PC方式(個別試験+センター試験)の前・後期で実施する予定です。
※ 06年7月27日現在、「キャリア・マネジメント学科」は本学以外にございません。
以 上
