エーザイ、重度慢性疼痛治療剤「プリアルト」を英国およびドイツで販売開始
重度慢性疼痛治療剤「プリアルト」を英国およびドイツで販売開始
エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)の英国子会社(医薬品の臨床研究・販売)であるエーザイ・リミテッド(本社:ロンドン、社長:ポール・フーパー)とドイツ医薬品販売子会社であるエーザイ・ゲーエムベーハー(本社:フランクフルト、社長:アンドレアス・ヴィーガント)は、このたび英国とドイツにおいて、非オピオイド系重度慢性疼痛治療剤「プリアルト」(Prialt(R)、一般名:酢酸ジコノタイド)の販売を開始しました。今後、他の欧州諸国においても順次販売していきます。
「プリアルト」に関しては、本年2月8日、当社とエラン社(本社:アイルランド・ダブリン市、社長:ケリー・マーチン)との間で、本剤の欧州地域における戦略的製品買収に関する契約を締結し、当社が開発・製造・販売の独占的権利を取得しました。
「プリアルト」は、巻貝から抽出されたペプチドを全合成した薬剤で、神経性Nタイプカルシウムチャンネルを選択的に阻害することにより疼痛を抑制します。米国では、2004年12月に髄腔内投与による重度慢性疼痛を適応症として承認され、発売されています。欧州では、米国と同じ適応症でオーファン指定を受け、すでに2005年2月に中央審査方式による販売承認を取得しています。非オピオイド系の髄腔内投与による重度慢性疼痛治療剤としては、欧州で初めての薬剤です。
当社は、今回の欧州地域における本剤の販売開始により、当社のフランチャイズ領域であるがん・クリティカルケア領域への参入の実質的な第一歩を踏み出し、欧州における重度慢性疼痛の患者様のニーズの充足とベネフィット向上への貢献を果たしてまいります。
以上
[参考資料として、「プリアルト」の製品概要を添付しております]
(*添付資料参照)
