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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'12.09.Tue
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2007'01.17.Wed

小林製薬、「ニオイの嗜好に関する調査」結果を発表

生活者の8割以上が日常生活でニオイを意識!! 

特に女性では「意識していない」人はほんの2人(1000人中) 

~小林製薬株式会社調べ『ニオイの嗜好に関する調査』より~ 
 

<調査の背景>
 弊社では、芳香消臭剤のパイオニアカンパニーとして、平素より消臭の研究を続け、「悪臭」はもちろん、なんとなく気になる家庭独特の「生活臭」の消臭等、生活者の消臭需要に答える製品の開発化に努めています。そのような活動を通し、嫌なニオイのみならず生活者は“ニオイ”全般についてどのような意識を持っているのかという疑問にあたり今回の調査を実施するに至りました。
 一般的に東京はしょうゆ味、大阪はソース味を好むなどといわれます。ではニオイの嗜好について地域、年代、性別で特徴はあるのでしょうか。そこで今回は東京と大阪の10~50代の男女に対してニオイの調査を実施しました。

【調査設計】 
1)調査方法:インターネット調査 
2)調査対象者:東京都・大阪府在住の10代~50代の男女1,000名 
3)調査地域:東京都・大阪府 
4)有効回収数:(※ 関連資料を参照してください。)
5)実施期間:2006年6月5日~6日 

 
<調査の結果>
(1)好くも悪しくも二オイを普段から意識している人が8割以上 
 年代、性別、地域(東京・大阪)問わず生活者の84%が普段からニオイを意識して生活しておられます。特に女性では「意識していない」人は全体の0.2%で、「まったく意識していない」人はおられませんでした(0%)。体臭や口臭に対する身だしなみとしての消臭の意識向上、またアロマテラピー等香りによる精神的癒しの効果など、生活者の“ニオイに対する関心”が高くなっているといえるのではないでしょうか。 

【食べ物のニオイに関して】 
(2)やっぱり大阪人は納豆のニオイがちょっと苦手・・・。
   ただ大阪の10~20代若年男性では比較的抵抗なし。 
 食べ物で嫌いなニオイを聞いたところ(複数回答)、東京・大阪ともに漬物や納豆等独特なニオイがきつい食品が上位に上がりました。特に大阪では納豆が1番です。ただ10~20代男性では他の大阪人ほど、嫌いと答えた人は少数でした。健康志向の若年化や、ニオイのきつくないタイプの流通で、固定観念が払拭されつつあるのかもしれません。

(3)年代、性別関係なく「コーヒー」の香りを好む。また意外に男性にも人気の「柑橘系」の香り。 
 食べ物で最も好きなニオイの1位は「コーヒー」で、23%でした。特に50代に好まれており39%と高い支持率でした。次に人気の高かったニオイは柑橘系で、全体では15%です。
 意外にも男性にも人気で11%の方が一番好きなニオイに挙げられています。一般にすっぱいものを好むのは女性のほうといわれていますが、柑橘系の“甘酸っぱいニオイ”は男女問わず人気があるようです。 

【気になるニオイ】 
(4)人間の発するニオイで一番気になるのは「ヒトの口臭」。
   男性でも24%が気になっている 
 普段生活の中で気になるニオイを尋ねたところ(複数回答)、トイレや生ゴミ等生活から出る悪臭以外で人間が発するニオイに焦点をおくと、「ヒト(自分以外)の口臭」を挙げた方が22%でトップでした。男性全体では24%で、むしろ女性より気になっている方が多いようです。一方「自分の口臭」を挙げた方は12%でやはりヒトの口臭の方が気になるようです。こちらも若干男性の方が気になり度が高い結果でした。 

(5)「生活臭」という言葉を聞いたことのない人でも生活臭が気になっている人が8割近く。 
 弊社では、家庭特有のニオイを「生活臭*」と呼んでいますが、その言葉も意味も聞いたことのない方は11%でした。説明を読んでいただき、「生活臭について気になるか」を尋ねたところ、言葉も意味も聞いたことのない方でも76%が気になっていると答えています。
 日常生活でなんとなくするニオイは気になるようです。 

*「生活臭」 
 家庭の様々なニオイ(生ゴミ、調理臭、タバコなど)が混じり合い、それに加え、ヒトの体臭や腐敗臭、家の木のニオイなども加わり、放置しておくとその家独特なニオイとなって家の中に滞留している複合臭 

 調査の結果からは、エリア的な特徴はあまり見られなかったといえます。ただ予想以上に男性もニオイに関心を持っているように思われました。
 全般的にニオイへの意識は非常に高く、視覚や味覚のみならず嗅覚も日常生活で感度を高くし生活しているようです。
 都心部のこの2地域では、地域差というより、個人個人の好みのニオイを模索、楽しみつつ日常生活に取り入れているのかもしれません。
 この調査結果を踏まえ、今後も生活者のニオイの嗜好に関する研究を進めていきたいと考えています。


<“ニオイのプロ”小林製薬の臭気判定士(*)より> 

 小林製薬 研究開発カンパニー 芳香・消臭剤開発グループ
 津田 智彦

 日本人の「ニオイ」に対する感度(嗅覚)は、おそらく世界を見ても例のないくらい繊細、かつシビアであることが今回の調査結果から見て取れます。人種的に体臭は余りないのが日本人ですが、非常に神経を使っているという点が改めて浮き彫りになっています。男女間では、やはり女性の方がニオイに対して意識が高い点が認められますが、近年男性の意識も相当なスピードで改善されているようです。特に若年男性から中高生くらいまでは年齢が下がるほど自分の体臭に関する意識が高いことが特徴と言われています。
 「生活臭」に関して、約90%の方が言葉を耳にされています。各家庭において「強烈な悪臭」までは発生していない現実を考えますと、どんどん部屋の無臭化が進んでいった結果、以前では余り気にしていなかった家独特のニオイ(生活臭)に対して意識が集中している事がうかがえます。
 ひと言で表現すると、『日本人の鼻は感度が非常に高く、「ニオイ」に敏感である』と言えます。 

*臭気判定士とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する。臭気環境分野で初めての国家資格。
 

~ 参考資料 調査結果詳細 ~
(※ 関連資料を参照してください。)


以 上  

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