日本産業機械工業会、6月の産業機械受注状況を発表
平成18年6月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、6,471億4,800万円、前年同月比129.4%となった。
内需は、2,896億4,400万円、前年同月比106.6%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比121.8%、非製造業向けは同94.8%、官公需向けは同90.5%、代理店向けは同97.7%であった。
増加した機種は、化学機械(冷凍含)(110.5%)、タンク(前年同月の受注金額がマイナスのため、比率を計上できず)、圧縮機(146.6%)、送風機(196.2%)、運搬機械(125.5%)、変速機(102.0%)、金属加工機械(111.5%)、その他機械(103.6%)の8機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(96.8%)、鉱山機械(54.1%)、プラスチック加工機械(94.7%)、ポンプ(76.2%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、3,575億0,400万円、前年同月比156.5%となった。
プラントは、12件、1,998億6,200万円、前年同月比271.2%となった。
増加した機種は、化学機械(冷凍含)(210.5%)、タンク(165.4%)、プラスチック加工機械(132.7%)、ポンプ(179.4%)、圧縮機(215.8%)、送風機(172.4%)、運搬機械(149.8%)、その他機械(127.2%)の8機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(78.6%)、鉱山機械(9.8%)、変速機(90.0%)、金属加工機械(39.6%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
非鉄金属、電力、外需の減少により前年同月比89.5%となった。
(2)鉱山機械
窯業土石、鉱業、建設、外需の減少により同38.3%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
化学、外需の増加により同167.8%となった。
(4)タンク
石油石炭、外需の増加により前年同月を上回った(前年同月の受注金額がマイナスだったため、比率を計上できず)。
(5)プラスチック加工機械
外需の増加により同115.5%となった。
(6)ポンプ
外需の増加により同119.5%となった。
(7)圧縮機
化学、一般機械、自動車、精密機械、外需の増加により同183.6%となった。
(8)送風機
鉄鋼、運輸、官公需、外需の増加により同189.4%となった。
(9)運搬機械
一般機械、電気機械、外需の増加により同132.3%となった。
(10)変速機
鉄鋼、外需の減少により同99.2%となった。
(11)金属加工機械
外需の減少により同64.3%となった。
