エイタロウソフト、携帯電話向けP2P対戦モジュールを開発し無償でも提供開始
エイタロウソフト、携帯電話上でのP2P対戦モジュールを開発し無償でも提供を開始
カプコン様から提供予定の携帯電話版「LOST PLANET」にて採用
株式会社エイタロウソフト(東京都中央区銀座、代表取締役社長:西島栄太郎、以下エイタロウソフト)は、独自にP2P対戦モジュール「Big Mountain」を開発し、順次ゲームタイトルに向けて提供を開始いたします。この P2Pモジュールは無償での提供も可能で、北米や海外での利用も制限することなく自由に利用することが出来ます。
「Big Mountain」はエイタロウソフトが独自に取り組んだ携帯電話向けのネットワーク対戦モジュールで、BREW(R)上で動作するゲームタイトルに組み込むことにより、ネットワーク対戦に向けた機能が統合され、携帯電話でのネットワーク開発を容易に行う事が可能となります。
「Big Mountain」には次のような技術的な特徴や組み込みのメリットが挙げられます。
・ユーザー同士がサーバを介さずにP2Pにより直接データのやり取りを行い、リアルタイムの対戦を実現します。
・サーバー上でのマッチングシステムも合わせて提供し、ネットワーク対戦時の対戦相手とのマッチング機能等も簡単に実現します。
・0.5秒に一度という従来の通信頻度の制限の為に生じていた描画の途切れを、独自の補間技術により滑らかな描画を実現します。
【 今後の展開 】
今後はPCを主軸としたネットワークゲームから、簡単に通信や課金が行える携帯電話でのネットワークゲーム市場の拡大が見込まれます。
しかしながら現時点では技術的な制約がある為に超えなくてはいけない技術的なハードルが多数御座いましたが、今回利用制限の少ないP2Pモジュールの提供を開始することにより今後の携帯電話上でのネットワーク ゲーム市場の拡大に向けて取り組んで参ります。
尚、当社の「Big Mountain」は、株式会社カプコン様から提供予定の携帯電話版「LOST PLANET」での採用が決定しております。その他にも今後数々のタイトルへの提供が予定されております。
< 株式会社エイタロウソフト >
エイタロウソフトは2002年の日本国内初となった軽量3Dエンジンの独自開発以来、数々の携帯3Dコンテンツやゲームタイトルを手がけるリーディングカンパニーです。2006年1月には国内初となるOpenGL ES対応の「サッカーWorldEleven」を開発しました。その成果が評価され、同年6月米国サンディエゴで行われた「BREW CONFERENCE」において講演を行うなど、その実績は近年海外でも認められております。今日では最先端3Dアバター開発も手がけ、ユビキタス社会において、いかなる利用者も楽しめるコンテンツの開発に取り組んでおります。
※BREWおよびBREWに関連する商標は、Qualcomm社の商標または登録商標です。