丸紅、トルコ共和国ボスポラス海峡横断鉄道整備事業第二期案件を受注
トルコ共和国ボスポラス海峡横断鉄道整備事業第二期案件を受注
丸紅株式会社(以下「丸紅」)、アルストム社(Alstom(仏))及びドギュス社(Dogus(土))による国際コンソーシアムはトルコ共和国ボスポラス海峡横断鉄道整備事業第二期案件を正式に受注致しました。契約金額は815百万ユーロです。
本件は2005年7月に入札が実施され、2006年4月に当社コンソーシアムが優先交渉権を得て交渉を実施して参りましたが、このたび正式に鉄道・港湾・空港建設公団(General Directorate of Railways,Harbours and Airports Construction)との契約調印に至りました。
ボスポラス海峡横断鉄道整備事業はトルコ共和国をヨーロッパ側とアジア側に分断するボスポラス海峡に海底鉄道トンネルを敷設するとともに、周辺鉄道路線の改修工事を行うことにより、イスタンブール市の慢性的な交通渋滞を緩和することを目的としています。
当社コンソーシアムが受注した案件は、上記鉄道整備事業案件の第二期案件にあたり事業対象路線63.0Km区間の陸上第三路線増設、給電設備建設、電化・信号・通信設備改修、駅舎改築・車両基地建設等を実施する大型鉄道プロジェクトとなります。この内、当社は主契約者として給電設備・通信設備・車両基地・駅舎設備改修をフルターンキーにて設計・建設・供給を行います。又、現在日本政府の円借款にて工事が行われている第一期工事案件(海底鉄道トンネル建設)に際しても当社は主契約者の協力商社として参加しております。
トルコでは、本邦企業も多数進出するイスタンブール市等の都市部の交通渋滞が近年悪化の一途を辿っており、その緩和策として環境面からも優れている鉄道事業の整備が急がれています。当社としましては本件に続き本年度入札が予定されている第三期案件(車両)をはじめ、今後もこの地域での豊富な鉄道案件実績を活かしてビジネス拡大を目指し、引続き注力していく方針です。
以 上