自工会、2006年度の小型・軽トラック市場動向調査を発表
2006年度(平成18年度)小型・軽トラック市場動向調査について
社団法人日本自動車工業会(会長:張 富士夫)は、2006年度(平成18年度)に実施した小型・軽トラック市場動向調査の結果をまとめた。
この調査は、小型・軽トラックユーザーの保有・購入・使用実態などを時系列的に捉え市場構造の変化を把握することに加え、自動車に関する法令や条令の新たな施行・改定や少子高齢化といった小型・軽トラック市場を取巻く社会的な環境の変化を踏まえ、以下の点の把握も行なった。
(1)女性・高齢運転者の採用状況
(2)大気環境改善などに対する意識
(3)免許制度改正の影響
(4)農家におけるトラック・バンの動向
(5)駐車違反取り締まり強化の影響
調査結果の主な特徴は以下のとおり。
●小型・軽トラックの保有台数は引き続き減少傾向
●業務用途車の稼動は増加傾向で、月間走行距離も伸びを示す
●経営状況の見通しは好転するものの、保有台数は現状維持の意向
●女性運転手を採用する事業所は若干増加、高齢運転手を採用する事業所は横ばい
●NOx・PM法に対する意識は定着、クリーンエネルギー車に対する関心は依然高い
●中型免許制度の認知率は上がったが、対応を必要とする事業所数は少ない
●農業継続の意向が高く、現状の車種を引き続き使用
●駐車違反取締強化の影響を受けると答えた事業所は半数、内運輸業でその比率が高い
報告書は一般向けに配布する。
添付資料:2006年度(平成18年度)小型・軽トラック市場動向調査の概要
以 上