NTTソフトウェア、シングルサインオン製品「トラストバインド/フェデレーションマネージャ」を販売
1つのIDで認証連携!
Webビジネスが安全に“つながる”、“ひろがる”
最新セキュリティ標準仕様SAML2.0に完全準拠したシングルサインオン製品「TrustBind/Federation Manager」
~11月1日販売開始~
NTTソフトウェア株式会社(以下 NTTソフトウェア 本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 滋彦)では、異なる認証システムを連携するWebサービスにおいて、個々のWebサイトの認証を、アカウント情報の連携により、一度の認証処理でアクセスを可能としたシングルサインオン製品「TrustBind/Federation Manager(トラストバインド/フェデレーションマネージャ)」を2006年11月1日(水)より、販売開始します。
「TrustBind/Federation Manager」は、SAML2.0※に準拠した国産のソフトウェア製品で、Webサイトのビジネス利用を効率よく安全に実現するシングルサインオン製品です。
通常、認証が必要なサービスでは、サービスごとにユーザ登録、認証が要求され、登録時にID/パスワードが払い出されます。それを用いて認証を行う際に、エンドユーザはWebサイトごとに個々に認証要求されますが、本製品を導入したWebサイト間では、一度の認証手続きで全てのWebサイトにアクセスできるようになります。また、ICカードや指紋認証などのさまざまな認証方式にも対応でき、既存資産の流用による導入コスト削減や導入期間の短縮も実現します。さらに、ユーザの属性情報(年齢や会員制サイトのポイント情報など)をサイト間で相互に安全に交換することも可能としており、サービスを利用するユーザの利便性をさらに向上することができます。
例えば、航空会社と提携しているホテルとレンタカー会社があり、これら全てのWebサイトに認証が必要だったとします。「TrustBind/Federation Manager」を導入すると、利用者が旅行の予約をしたい場合、一度航空会社のサイトに認証が許可されると航空会社サイトからリンクされているレンタカー会社やホテルに、再度認証要求されずにアクセスでき、本人としてサービスを受けることが可能になります。つまり航空会社に登録した個人情報を安全にレンタカーサイトに渡し、連携された情報で個人情報を登録せずにレンタカーの予約が行えるというものです。
本システムは、主に大手ポータルサイトやそれと連携するパートナーサイト、金融機関、公共機関などを主なターゲットとして、今後3年間で5億円(SIを含む)の売上を目標としています。
本製品は、
●「NTT SOFT Solution Fair 2006」
10/24(火)にウェスティンホテル東京で開催
●「Liberty Alliance Day 2006」
10/30(月)に青山ダイヤモンドホールで開催
に出展いたします。
※SAML2.0(Security Assertion Markup Language 2.0)
インターネット上で、個人認証や個人属性情報管理を実施するためのフレームワークを定める仕様。標準化団体である「OASIS」により、2005年3月に策定された。
SAML2.0に準拠したシングルサインオンでは、各Webサイトは必要な最小限の情報だけを共有し、IDやパスワードなどのクリティカルな情報は相互に秘密を保ちます。これにより、情報漏えいや不正利用などのリスクを心配することなく、安心してシングルサインオンの利点のみを享受できます。
また、SAML2.0に準拠したWebサイト同士では、簡単な設定だけでシングルサインオンやユーザ情報交換を利用することができます。そのWebサイトがどのようなソフトウェア製品で構築されているかは問いません。したがって、「TrustBind/Federation Manager」は他社SAML2.0準拠製品とのシングルサインオンやユーザ情報交換を実現することができます。
■「TrustBind/Federation Manager」の特長
1.最新セキュリティ標準仕様SAML2.0に完全対応し、サービス間の相互接続を実現
「TrustBind/Federation Manager」は、日本電信電話株式会社情報流通プラットフォーム研究所が開発したID情報流通技術「I-dLive(アイドライブ)」を商品化したものです。「I-dLive」は2005年11月に、SAML2.0対応製品として認定を取得しております。
2.既存資産を最大限活用できる高い柔軟性
多種多様なプラットフォームに適応しているため、既存資源の流用による導入コスト削減・導入期間の短縮が期待できます。既存システムの構成や機能に合わせて、アダプタによる機能の追加/選択が可能です。
3.さまざまな認証方式への対応
お客様環境のセキュリティポリシに合わせた、さまざまな認証方式を選択することができます。また、異なる認証方式を同時に適用し、WEBサイト毎に認証レベルを切り替えて運用することも可能です。
■「TrustBind/Federation Manager」の製品概要
名 称 「TrustBind/Federation Manager」
(トラストバインド/フェデレーションマネージャ)
販売開始 2006年11月1日(水)
販売価格 200万~(CPUライセンス形式)
(その他システムと組み合わせたソリューション販売)
販売方式 直販、販売代理店による販売
販売目標 本製品をコアとしたSIを含み、今後3年間で5億円
動作環境 ■OS
RedHat Enterprise Linux ES4
Solaris9
■Java
JDK1.4、1.5
■WEBアプリケーションサーバ
JTomcat4、5
BEA Weblogic8
IBM WebSphere Application Server6
■DBMS
Oracle10g
MySQL4
PostgreSQL8
※「TrustBind」はNTTソフトウェア株式会社の商標です。
■NTTソフトウェア株式会社概要
NTTソフトウェアは、高度なネットワークテクノロジーとシステム構築力を基盤にIT経営戦略コンサルティングからシステム構築、保守、運用にいたるまでをトータルに提供するソリューションサービスプロバイダです。パッケージ製品にシステムインテグレーションを組み合わせる「パッケージ型SI」と、顧客独自のシステムを一から構築する「スクラッチ開発型SI」を、顧客のニーズに合わせて最適にソリューション提供するとともに、標準的な機能を抽出して独自ソリューションへも展開しています。
URL: http://www.ntts.co.jp/
>「TrustBind/Federation Manager」の製品ページはこちら
http://www.ntts.co.jp/products/trustbind/
< 本件に関するお問い合わせ先 >
◇一般の方の問い合わせ先
NTTソフトウェア株式会社
第二営業部 ソリューション営業部門
TEL:03-5782-7261