-柔構造を有した高品質の乾式「サンバント外断熱工法」を発売開始へ-
外断熱工法の販売・施工を手掛ける東邦レオ(大阪市中央区 社長 橘俊夫 資本金 30,720万円)は、鉄筋コンクリート造の個人住宅や集合住宅を対象に、金属板や乾式タイル仕上げを「低コスト」で実現する乾式外断熱「サンバント外断熱工法」を、7月14日より発売開始致します。
建築物躯体を長期に渡り太陽光や雨から護り、結露やカビを防ぎ健康的な空間を生み出す「外断熱工法」。東邦レオでは、左官仕上げやタイル仕上げの湿式外断熱工法を中心に、この6年間で450件を越える施設に携わってきました。
現在では外断熱の需要も広がり、例えば1階を湿式の左官仕上げ、2階を乾式の金属板仕上げといった複合的なデザインの住宅も求められるようになっています。しかし従来の乾式外断熱工法は、部材や工数が増えるために、コストが高くなるといった問題点がありました。そこで、新たに販売を開始するのが「サンバント外断熱工法」です。
外装材下地となる金属胴縁の取り付けを、「嵌合(かんごう)」という「はめこむ」結合方式を新たに採用。取り付けがスピーディーに行えるなど、構成部材を吟味し、施工を簡略化することで、高品質の外断熱を低価格で提供できる体制を整えました。
「サンバント外断熱工法」の最も大きな特徴は、部材の各所がスライドと回転機能を有した「柔構造」になっていることです。遊び部分があることで、外装材が受ける風圧力や地震力、また温度変化による熱膨張・収縮などが引き起こす負荷(応力)を逃がし、緩和する働きがあります(通常工法では、胴縁自体を強固に「がっちり」とビスでとめるため、遊び部分が無く、応力が分散しにくくなってしまいます)。
また「サンバント外断熱工法」では、乾式通気層により高い外断熱性能を確保するとともに、外装材の選択性を高めるため、軽量外装と重量外装2タイプを用意。断熱材にはグラスウールを基本とし、状況に応じて断熱性能を設定します。価格は、材料・工事共で1平方メートル当り9800円から(断熱材50mmの場合/外装材費用別途)。販売目標として初年度1万平方メートルの施工を目指します。
東邦レオでは、これまで湿式外断熱工法に加え、乾式工法をラインナップに取り入れることで、幅広い提案が可能となりました。今後も施工実践の中からノウハウを吸収し、「外断熱の総合提案型企業」を目指していきたい所存です。
■このプレスリリースに関するお問い合わせは
東邦レオ株式会社
○広報担当 熊原 淳
○技術担当 和田 清栄
住所:東京都豊島区北大塚1-15-5
TEL 03-5907-5600(広報・技術兼用)
