ソフトフロント、次世代携帯情報端末アプリケーションの標準化団体「OMA」に参加
~標準規格に準拠したミドルウェア製品のより迅速な提供が可能に~
株式会社ソフトフロント(本社:札幌市、代表取締役社長:阪口 克彦 以下、ソフトフロント)は次世代携帯情報端末のアプリケーション標準化団体であるOMA(Open Mobile Alliance)に2006年5月11日にアソシエートメンバーとして参加いたしました。
ソフトフロントは、今後の次世代携帯情報端末市場を非常に有望かつ重要な市場であると捉え、本市場での製品・ソリューションの開発・提供を加速するため、今回の参加を決定いたしました。
OMAは、世界各地の国・地域、通信キャリアや端末の差異を超えて動作する、次世代携帯情報端末用アプリケーション(モバイル情報・通信・エンタテイメントサービス)の標準規格を策定し、その幅広い普及・促進を図るために、2002年6月に設立された標準化機関です。
OMAには、世界各国の主要な通信キャリア、モバイル端末・ネットワーク機器メーカー、ISP、コンテンツプロバイダなど約400社が参加しています。OMAは、このように多岐にわたる関係企業を参加メンバーとして迎えることによって、モバイルアプリケーションの標準規格を、より早く効率的に作成し、普及させることを目的としています。
OMAは主要な活動として、市場や顧客の要求に対応した標準規格と仕様の提供や、相互接続試験(TestFests)の実施、業界全体のコンセンサスの作成と、策定した標準仕様のプロモーションなどを行っています。また、次世代携帯情報端末に関連する標準化団体の活動を統合するため、IETF(*1),3GPP/3GPP2(*2),W3C(*3),JCP(*4)などといった他の標準化団体との協力も随時行っており、世界の30以上の業界団体と提携契約を結んでいます。
このOMAによって標準化されたモバイルアプリケーションの1つに、「PoC(Push-to-Talk over Cellular)」があります。これは3GPPによって規定された次世代携帯情報端末プラットフォームであるIMS上で動作するアプリケーションの仕様としてOMAが定めたものです。
ソフトフロントの「PoCライブラリ」は、このOMAの規格に準拠した製品です。このライブラリを利用するお客様は、世界の様々な地域の通信キャリアや携帯情報端末と相互接続性の高いPoCアプリケーションを容易に開発することが出来ます。現在OMAには固定回線、移動通信技術の標準規格を策定する15以上のワーキンググループがあり、PoCの他に「プレゼンス機能」(*5)や、セキュリティ機能などの標準化への取り組みも行っています。
ソフトフロントは、OMAのアソシエートメンバーとして参加することによって、一般公開前の標準仕様文書の閲覧や、3ヶ月に1度のペースで開催される相互接続試験に参加することが可能となります。これにより、ソフトフロントは今後の次世代携帯電話アプリケーションの開発において、世界標準規格の仕様を、より早い段階に入手し、マーケットニーズに合った製品を迅速に市場に提供することが可能となります。また、相互接続試験に参加することにより、OMA仕様の品質を確実なものとし、製品の相互接続性をさらに高めることが可能となります。
ソフトフロントは、今後もSIP(*6)/VoIP(*7)ミドルウェア製品をベースとした、次世代携帯情報端末市場に向けた製品・ソリューションの開発、提供を行ってまいります。
【参考資料】
【用語解説】
【プロフィール】
※上記は添付資料参照
【本製品に関するお問い合わせ先】
株式会社ソフトフロント
SPP事業本部 営業グループ
電話:03-3568-7009 FAX:03-3568-7008
URL: http://www.softfront.co.jp/spp/enquiry.html
