アライドテレシスグループ
上野原ブロードバンドコミュニケーションズにCATVトリプルプレイサービスのトータルソリューションを提供
‐日本初、本格的通信・放送融合サービスを実現‐
アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋 章禎)とアライドテレシスネットワークス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 丸山 悟)は、山梨県のCATV会社である株式会社上野原ブロードバンドコミュニケーションズ(略称:UBC、本社 山梨県上野原市、代表取締役社長 加藤 隆)が2006年10月から提供開始予定の、FTTH方式による地上デジタル放送等再送信放送サービス等によるCATVトリプルプレイサービスに、センターネットワーク設計・構築、関連製品、コンサルティングサービスのトータルソリューションを提供いたします。
UBCが行うCATVトリプルプレイサービスは、山梨県上野原市の約6,500世帯を第1期・第2期サービス提供地域として、地上デジタル放送等再送信による放送サービス、IP電話、ブロードバンドインターネット接続他のサービスです。
システム上の特徴は、映像系ネットワークと通信系ネットワークをWDMで統合した1心3波波長多重のネットワークであることです。CATVにおけるトリプルプレイサービスの技術基準については、昨年12月1日に「有線テレビジョン放送法施行規則の一部を改正する省令」が施行され、CATVにおいても1心の光ファイバー上り1310nmと下り1490nmに放送の1550nmを重畳する1心3波波長多重によりトリプルプレイサービスの提供が可能となりましたが、このたびの提供システムは当技術基準に適合したシステムです。
GE-PONシステムはIEEE802.3ah(EFM)準拠、1UでPON8ポートの高密度設計、最大PONポート当り64分岐、最長伝送距離20km、1システムで最大ONU512個を収容可能なアライドテレシスのCentreCOM LX2000シリーズをはじめ、高性能光スイッチCentreCOM LX2100シリーズ、光送受信機CentreCOM LX2200シリーズ、光増幅器CentreCOM LX2300シリーズ等から構成され、映像系ネットワークを含めてSNMPによる監視により高信頼性を実現します(上記LXシリーズの一般販売は9月を予定)。
アライドテレシスグループはこれまで、北米・欧州を中心にトリプルプレイソリューションの数多くの導入実績を持ち、日本においても主にブロードバンド条件不利地域や難視聴地域におけるネットワーク基盤整備として長野県や茨城県においてソリューション提供を行ってきておりますが、このたびのUBCへのトリプルプレイソリューションの提供を機に、全国の難視聴地域等におけるCATV事業者向けにトリプルプレイソリューションを水平展開していきます。CATVの加入世帯数は2,605万世帯(2005年3月末時点:総務省資料「ケーブルテレビの現状(平成18年4月)」より)とされており、u-Japan政策のブロードバンド基盤整備や地上デジタル放送の開始などを背景にCATVネットワークの高度化への取り組みが進展しており、アライドテレシスグループは当該市場において今後3年間で加入世帯数20万世帯を目標としています。
*上野原ブロードバンドコミュニケーションズ;山梨県上野原市に本社を置くCATV会社。上野原市の約6,500世帯を第1期・第2期サービス提供地域として、地上デジタル放送等再送信による放送サービス、IP電話、ブロードバンドインターネット接続等によるCATVトリプルプレイサービスを、2006年10月から提供開始予定。
*アライドテレシスグループについて
アライドテレシスはネットワークソリューションプロバイダーとしてワールドワイドな事業展開を行っており、2003年世界で初めて銅線(電話線;ADSL)によるIPトリプルプレイ・サービスを米国ウィスコンシン州の通信キャリアBernonで実現して以来、欧米を中心にトリプルプレイソリューションの一括提供を積極的に推進し、数多くの実績をあげています。日本国内ではブロードバンド条件不利地域のISPや自治体向けにIPトリプルプレイソリューションを提供するとともに、今後CATV業界向けのトリプルプレイソリューションの提供を水平展開していきます。
以上
