ニチレイ、横浜市の山下物流センターの建て替えに約35億円を投資
冷蔵倉庫の建て替えについて
株式会社ニチレイロジグループ本社(代表取締役社長・村井利彰)は、神奈川県内で低温物流事業を展開する子会社である株式会社キョクレイ(代表取締役社長・埜田一雄 以下キョクレイ)の山下物流センターの建て替えを決定いたしました。完成時には山下物流センターの保管能力は現行の約2倍の2万3千トンになります。
1.建て替えの経緯
キョクレイは果汁原料や乳製品原料の輸入品を中心に保管業務を行っており、山下物流センターを横浜地区における主力センターとして位置付けてまいりましたが、設備の老朽化と保管能力の不足が課題となっておりました。現在、乳業各社のチーズ増産計画が進行しており、キョクレイの主要取扱品目である乳製品原料(チーズ)につきましては、保管能力や熟成コントロール機能の整備が急務となっております。この度の建て替え工事は二期に分けて実施し、第一期として従来設備を一部残した上での増設、第二期で従来設備の取り壊しと更なる増設工事を行います。この設備能力の増強によって、キョクレイの強みである輸入チーズ及び輸入果汁の取り扱いの強化を図ってまいります。
※キョクレイの輸入原料チーズ取り扱いシェアは22.7%です。(平成17年度取扱実績)
2.工事概要
(1)建設予定地
神奈川県横浜市中区山下町
キョクレイ山下DC敷地内
敷地面積:7,136.6m2
(2)建物概要
第1期鉄筋コンクリート造5階建 建築面積:2,223.00m2 延床面積:11,197.08m2
第2期鉄筋コンクリート造5階建 建築面積:2,634.75m2 延床面積:13,265.19m2
事務棟鉄筋コンクリート造5階建 建築面積: 250.00m2 延床面積: 1,250.00m2
(3)設備規模能力
第1期冷蔵能力: 10,745トン (各階荷捌き室冷却・パレットリフター2基・エレベーター2基・ドッグシェルター9基):乳製品主体
第2期冷蔵能力: 12,630トン (各階荷捌き室冷却・パレットリフター3基・エレベーター2基・ドッグシェルター10基):果汁主体
合計 23,375トン
※現行山下DC設備能力12,329トン
(4)工事金額
約35億円
(5)工事期間・稼動予定
第1期 工事開始 2007年1月
稼 動 2008年3月
第2期 工事開始 2008年4月
稼 動 2009年6月
3.株式会社キョクレイ 会社概要
(※ 関連資料を参照してください。)
以上