マイクロソフトと札幌市など、組込みソフトウェア分野での技術者育成支援で合意
札幌市 高度情報通信人材育成・活用事業の一環として、マイクロソフトが組込みソフトウェア技術者育成を支援
札幌市、財団法人 さっぽろ産業振興財団およびマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、札幌市が地域経済の活性化や雇用機会の創出を目的にした高度情報通信人材育成・活用事業の一環として、組込みソフトウェア分野での技術者育成について共同で取り組むことで合意しました。具体的には、マイクロソフトの組み込み機器向けオペレーティングシステム(OS)であるWindows CE関連の技術トレーニングをベースに、カリキュラム・教材の開発およびプログラムの実施を共同で行います。
札幌市では、地域経済の活性化や雇用機会の創出を目的に、より実践的なスキルを身に付けたIT人材の育成・輩出を実現するために、民間企業と共同で施策を実施してきました。
マイクロソフトは、以前より札幌市の施策に協力し、IT業界への就労支援並びに高度なスキルを所有するITアーキテクト人材の育成をサポートしてきましたが、組込みソフトウェア分野での支援の必要性について、札幌市と共通認識に至ったことから、共同で組込みソフトウェア技術者育成を実施することとなったものです。
昨今では携帯電話や自動車、デジタル家電に代表される組み込み機器のように、製品開発におけるソフトウェアの比重が高まり、より多くの組み込みソフトウェア技術者の育成が業界をあげての急務とされております。また、開発コストと品質、あるいは市場投入時期との兼ね合いから、いかに効率よく効果的に開発を行うかが大きな課題としてさまざまな取り組みがなされています。経済産業省では独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA )を通じて組み込みソフトウェア開発者の育成のためのスキルマップや、教材などの開発提供をすすめており、今回の取り組みは日本の組み込みソフトウェア技術者の育成の流れに沿ったものとなっております。特に、札幌市近郊には、大手家電メーカーの工場が存在するなど、組込みソフトウェア分野での技術者へのニーズが高まりつつあり、今後の地域の産業の発展のための人材育成が求められる状況です。
組込みソフトウェア技術者育成に関する合意内容は以下の通りです。
名称: 札幌市 組込みWindows技術者育成プロジェクト
対象: 札幌市内IT企業の技術者など
期間: 今年度から3年間
実施概要: (マイクロソフト)
トレーニングコースおよびWindows CEのトレーナー育成向けセミナー教材の提供
関連する技術情報の提供
組込みWindows技術者のコミュニティ開設
関連資料リンク
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2685
http://www.microsoft.com/japan/citizenship/feel/backnumber/0607.mspx
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
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*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。