リコー販売、デジタル複合機「imagioシリーズ」と連携する労働安全管理システムを発売
リコー販売株式会社、デジタル複合機「imagioシリーズ」と連携する労働安全管理システムを新発売
-建設工事現場事務所での労働安全衛生管理を効率化ー
ソリューションプロバイダーのリコー販売株式会社(本社:東京都中央区代表取締役社長:畠中 健二)は、建設工事現場における労働安全衛生管理を効率化するシステム「建設安全ツールfor imagio」を、10月20日に新発売いたします。
新製品「建設安全ツールfor imagio」は、リコーのデジタル複合機「imagioシリーズ」と連携する労働安全衛生管理システムです。imagioシリーズのタッチパネル上に労働安全衛生管理システムのデータを表示して必要な帳票を出力できるほか、工事現場で記入・捺印した帳票をimagioシリーズの操作だけで労働安全衛生管理システムに登録することが可能です。煩雑なパソコンの操作をせずにシステムを活用できるため、建設工事現場での労働安全衛生管理業務を効率化します。
本システムは、リコー販売株式会社と株式会社コンピュータシステム研究所(本社仙台市青葉区代表取締役社長:長尾良幸、以下CST)が共同で開発したものです。リコー販売が東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県で販売するほか、関東・甲信越地域を担当するリコーの各販売会社でも販売いたします。
近年、建設CALS/ECの本格化に向け、建設工事現場事務所ではIT化が進展しています。パソコンやサーバー、高速通信インフラなどを整備し、工程管理や出来形管理など、電子納品に必要な資料作成を工事現場事務所で処理するようになってきました。また、今年4月に法改正された労働安全衛生法により、工事のリスクマネージメントが義務付けられたことで、安全指示書やヒヤリ・ハット報告書などの作成・保管業務を工事現場事務所で効率的に行いたいというニーズが顕在化しています。
「建設安全ツールfor imagio 」は、こうしたニーズにお応えするために発売するもので、開発にあたっては、この業界で高いアプリケーションノウハウを持つCST社とリコー販売が業務提携。CST社が労働安全衛生管理総合支援システム「Saviour(セーバー)」をもとにリコーのデジタル複合機imagioシリーズとの連携ソフトを開発し、リコー販売はimagioシリーズのタッチパネルのプログラムを開発。両社のソフトウエアを組み合わせたシステムを「建設安全ツールfor imagio 」として、リコー販売が発売いたします。
「建設安全ツールfor imagio」の機能と特徴は下記のとおりです。
【 機 能 】
1.各工事現場ごとに設置したパソコンに「建設安全ツールfor imagio 」をインストールし、あらかじめ工事の工程表を入力。入力情報は積算ソフトから工種などのデータを取り込むことも可能。
2.日々の工事を開始するにあたり、imagioシリーズのタッチパネルからID、パスワードを入力すると、工程表に基づいて、当日必要な安全管理書類(リスク評価、法令DB、災害事例等)を抽出して出力。
3.一日の工事終了後に、安全衛生日誌やKYK(危険予知活動)日報、ヒヤリハット報告書などの手書き/検印付き文書を、imagioシリーズの操作によりコピー感覚で電子化。労働安全衛生管理システム上の所定のフォルダに蓄積。
4.労働安全衛生管理システムに蓄積した情報は、必要に応じてパソコンから確認できるので、現場代理人が必要に応じて検索し、是正処理を行い、リスクマネージメントの一環として具体的対策を実施。
【 出力帳票 】
1、安全日誌指示書
2、災害、ヒヤリ、ハット事例集
3、災害、ヒヤリ、ハット報告書
4、安全作業手順書
5、安全衛生法令早見表
【 入力帳票 】
1、安全衛生日誌
2、KYK日報
3、ヒヤリ・ハット報告書
4、安全訓練報告書
5、持込機会使用届
6、重機機械使用届
【 主な特徴 】
1.CST社が蓄積する安全管理の法令集やヒヤリハット集データベースを、imagioシリーズを使って簡単に取り出せるため、パソコン操作が苦手な人でも扱うことができる。
2.取り出しはIDとパスワードを持つ人のみが操作できるため、セキュリティも高められる。また、入力作業も権限が与えられた下請け協力会社の担当者でも操作することができる。
3.作業日報など手書きや検印作業が残る書類でもイメージデータとして蓄積されるので、大量の紙書類の保管・検索作業が軽減できる。
リコー販売は、今後も建設工事現場のIT化を支援するさまざまなソリューションをご提供してまいります。
●建設労働安全ツールfor imagio 価格598,000円(消費税別)
(カラー複合機「imagio MP C3000」とセットの場合252万円~ 別途保守料などがかかります)
●発売日
平成18年10月20日
●販売目標初年度:2000システム