国際航業、土壌汚染を残置した土地活用のサポートサービスを開始
ブラウンフィールド開発に向けた簡易リスク評価のサポート開始
~土壌汚染を残置した土地活用を支援~
国際航業株式会社(東京都千代田区、社長:田二谷 正純)は、土壌汚染をリスク評価することによって、開発事業者が完全浄化をしないでも積極的な土地活用が行なえるようサポートするサービスを11月1日より開始いたします。
~ブラウンフィールドとは?~
汚染土壌の存在、もしくは汚染土壌の存在可能性によって、再開発や利用が制限されている土地のことを指します。
【 サービス開始の背景 】
土壌汚染対策法が施行され3年半が経過し、土壌汚染についての社会的認知が進む中、土壌汚染の顕在化は大都市から地方都市へ移ってきています。これらの地方都市においては、汚染の完全除去を前提とした従来どおりの対策では、土地所有者が売買差益を得られないことを理由に売却を断念し、低未利用地化する現象(ブラウンフィールド現象)が生じています。
これらの低未利用地が増加することは、地方都市の活性化の点で大きなマイナスであり、問題の解消には、低コストの浄化技術の開発とともに、人の健康に被害を及ぼさないことが明らかな土壌汚染については、リスク評価に基づいて残置しながら土地を有効活用することが必要です。
そのため、開発事業者がこれらのブラウンフィールド開発計画を推進し、残置される土壌汚染に対する社会的認知を受けるための、専門家による詳細なリスク評価を含めた一貫したサポート体制が求められています。
【 サービスの概要 】
本サービスは、これまで数千件の実績がある国際航業の土壌・地下水環境のコンサルティングや環境修復技術のコーディネートの経験に基づいて、完全浄化が行うことが困難なサイトにおいて、残置される土壌汚染リスクを把握し、周辺地との調和がとれた土地活用を円滑に行うことを支援するものです。
(1)簡易リスク評価
お客様が抱える汚染サイトについて、汚染物質と濃度分布、地質・地下水流動など、ご提供いただける情報から土壌汚染を残置したまま開発することが可能かどうか、簡易リスク評価(スクリーニング)を行ないます。
なお、平成19年3月31日までにご相談を頂きましたサイトに対しては、無償にて、"簡易リスク評価"、ならびに仮定条件における削減可能な対策費用の概算を提供させて頂きます。
(2)管理計画の策定(詳細リスク評価、費用算定含む)
上記(1)で開発が可能と判断されたサイトに対しては、開発計画に基づく詳細なリスク評価を実施し、残置した土壌汚染に起因して、1)ヒトの健康への影響が発生するおそれが生じない、2)計画されている開発計画に影響が生じない、ことを前提とした管理計画を策定します。さらに、土壌汚染を残置した場合の土壌汚染対策費用の具体的な削減効果について、算定を行ないます。
なお、サイトごとに提供できるソリューションが異なるため、価格については別途ご相談させて頂きます。
【 今後の展開 】
現在は管理計画の策定までを本サービス内容としていますが、管理計画に基づく対応については下記の項目を視野に入れた事業展開を検討しています。
1)策定された管理計画に基づく必要な措置の施工
2)一定期間のモニタリング
3)土壌汚染を残置したことに起因する損害への対応
【 土壌・地下水環境診断サイト 】
詳細な情報は、こちらのサイトからご確認ください。
http://www.jiban-kankyo.com