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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'02.27.Thu
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2007'04.05.Thu

米アナログ・デバイセズ、WiMAX端末用高集積RFトランシーバ2品種を発表

アナログ・デバイセズのWiMAX端末用高集積RFトランシーバ、「AD9352」と「AD9353」を発表

高集積化と卓越したRF性能が、WiMAX端末機の低コスト化とカバーエリアの拡大やサービス品質の改善を可能にし、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセスの展開を促進


 アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセスのコスト低減と広範囲なカバーエリアの展開を実現するWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)認定端末向けRF(無線周波数)トランシーバ・ファミリーとして、同社初の2つのWiMAX端末用高集積RFトランシーバ「AD9352」と「AD9353」をWiMAX World Conference(米国マサチューセッツ州ボストン、10月10~12日 ブース#73)で発表しました。WiMAX端末は、IEEE 802.16規格に基づいて、ワイヤレス・ブロードバンド接続性能を提供するDSLやケーブル・モデムなどの有線ソリューションに替わる低コストな接続方式です。ADIのデータ・コンバージョンとRF信号処理に関する卓越した技術力により開発された新トランシーバは、高性能なデータ・コンバータのオンチップ集積と卓越したRF性能を提供し、大規模なカバーエリア展開に不可欠なコスト低減要求を満たすWiMAX端末ソリューションです。優れたRF性能が、カバーエリアの拡大とサービス品質の改善を保証します。これにより、ユーザの利便性が増し、採用がさらに促進すると期待されます。

 従来のソリューションでは、アナログ機能を別のデバイスに搭載したり、データ・コンバータをASICと組み合わせたりしています。しかし、ADIのRFトランシーバ、AD9352とAD9353は、当社が開発したコンセプトである「スマート・パーティショニング」を用いて、ADC、DACさらにRF機能という、すべてのアナログ信号処理技術をシングル・チップ上に集積しています。これにより、デジタル・ベースバンド・チップはよりコスト効率良く、90nmや65nmといった微細プロセスで製造することが可能になります。これらのトランシーバは、多くのデジタル・モデム・パートナが採用しているシンプルなパラレルCMOSデジタルI/OインターフェースであるADI/Q(TM)デジタルI/Qインターフェースを経由したデジタル・モデムへのダイレクト・コンバージョンを行います。

 固定およびモバイルWiMAXシリコン・チップやソフトウェアのリーディング・サプライヤ、Sequans Communications社のマーケティングおよび事業開発担当ヴァイス・プレジデント、Bernard Aboussouan氏は、次のように述べています。「ADIは、高集積化と高性能といった特長を組み合わせたRF CMOSダイレクト・コンバージョンWiMAXトランシーバを市場投入する最初の企業で、デジタル・ベースバンドへのシームレスな接続ができるように、ADI/QデジタルI/Qインターフェースを提供しています。当社はADIと連携して、ADI/Qデジタル・インターフェースを当社のSQ1110 802.16eに準拠したデジタル・ベースバンドへの組み込みを決定しました。ADIのWiMAXトランシーバと当社のデジタル・ベースバンドを組み合わせることで、当社はWiMAX端末メーカが求める価格、性能、および市場投入までの時間の短縮といった要求に応えるソリューションを自信を持って提供することができるようになりました」

 アナログ・デバイセズ社高速信号処理グループのプロダクト・ライン・ディレクタ、デイブ・ロバートソン(Dave Robertson)は、次のように述べています。「WiMAXは業界標準になりつつあります。最近、世界および北米の通信事業者が、全国的なWiMAXネットワークを構築することを発表したことからもその急速な普及がわかります。ADIは、AD9352およびAD9353のような製品の市場投入でWiMAXの大規模展開を容易にし、コストや性能の障壁の低減をサポートしていきます」

●高集積RFトランシーバについて
 AD9352およびAD9353は、WiMAX(IEEE 802.16)ワイヤレス・ネットワーク・システム向けの完全集積ダイレクト・コンバージョン・トランシーバで、完全なRFやミックスド・シグナル・システムをシングルチップで提供します。デュアルバンドのAD9352は2.3GHzから2.7GHzおよび4.9GHzから5.9GHzの範囲で、シングルバンドのAD9353は3.3GHzから3.8GHzの範囲で動作します。これらのトランシーバは世界のほとんどの認可帯域および認可不要帯域をカバーしています。

 トランシーバにはセルフ・キャリブレーション、自動ゲイン制御、送信パワー制御、自動周波数制御用サポート機能やシステム監視用補助ADCおよびDACなどのスマート・システム機能だけでなく、12ビット160MSPS(百万サンプル/秒)のADCおよびDACを集積されています。オンボード・コンバータとスマート・システム機能がモデムとトランシーバ間のリアルタイム信号処理の必要性を低減するので、RFドライバ回路の開発とサポートが大幅に簡素化されます。トランシーバには、高感度のダイレクト・コンバージョンCMOSレシーバと、ベースバンド部にはチャンネル選択フィルタリング機能、さらにN分数周波数シンセサイザも集積しているので、低位相ノイズのLOパスを実現します。また、システム・コストの低減用に、水晶発振器回路をオンチップ搭載しているので高価な電圧制御温度補償水晶発振器(VCTCXO)が不要になります。

●優れたRF性能について
 デバイスは、802.16規格の要求仕様よりも8dBも高い隣接チャンネルおよびオルタネート・チャンネル・リジェクション性能と、3.5dBという優れたノイズ・フィギュアをあわせて提供します。高い直線性を誇るデバイスの送信パスは優れたスペクトル純度を有し、0dB出力において、-37dBというエラー・ベクトル量(EVM)を提供します。出力パワーは、正確なパワー・ディテクタで検出され、60dBの範囲で、0.25dBステップづつ自律制御できます。

●供給と価格について
 AD9352およびAD9353は現在サンプル出荷中で、量産は2006年12月の予定です。トランシーバは、単価が1,000個受注時で14.95ドルからで9mm × 9mmの64ピン・リード・フリー・チップ・スケール・パッケージ(LFCSP)で供給しており、動作温度範囲は-40℃から+85℃の仕様になっています。(米国における参考価格です)評価ボードも提供しています。詳細情報については、ウェブサイト www.analog.com/pr/wimaxtransceivers をご覧下さい。


【 アナログ・デバイセズについて 】
 アナログ・デバイセズ(ADI)は、半導体市場において40年という長い間成長を続けてきましたが、その成長を支えてきたのが技術革新、高性能、および卓越した技術力を受け継いできた企業文化です。ADIは、データ・コンバージョンおよびシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として、業界で高い評価を得ており、実質的にあらゆる種類の電子機器分野を網羅する世界各国の60,000社以上の顧客にサービスを提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、従業員数は8,900名です。マサチューセッツ州、カリフォルニア州、ノース・キャロライナ州やアイルランド、フィリピンに製造拠点があります。
 アナログ・デバイセズの普通株はニューヨーク証券取引所に上場しており、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。 www.analog.com

※ADI/Qはアナログ・デバイセズ社の商標です。ここに挙げたその他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。

< 製品に関する読者からのお問い合わせ先 >
 アナログ・デバイセズ株式会社
 techsupport.japan@analog.com

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