IDC Japan、国内RISC&IA64サーバー市場動向および競合分析結果を発表
国内RISC&IA64サーバー市場動向および競合分析レポートを発行
・2005年下半期におけるRISC&IA64サーバー市場は、前年同期比2.8%増の995億900万円となり、前年同期比で4期連続のプラス成長
・RISCサーバーの堅調な更新需要、通信業向け、ハイパフォーマンスコンピューティング用途の大型案件がプラス成長に寄与
・同市場は、2006年以降は再びマイナス成長になると予測
IT専門調査会社 IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)はこのたび、国内のRISCサーバーとIA64サーバーを合計した「RISC&IA64サーバー市場」の動向および主要ベンダー動向に関する調査レポートを発行しました。
2005年下半期におけるRISC&IA64サーバー市場は、前年同期比2.8%増の995億900万円となり、4期連続のプラス成長となりました。同市場は、2001年下半期から2003年下半期まで、前年同期比で5期連続して2桁のマイナス成長でしたが、2004年上半期以降は、一転してプラス成長を維持しました。(図参照)
2004年上半期からプラス成長を維持している要因としては、2000年~2001年にかけて出荷されたRISCサーバーの更新需要が堅調であったこと、IA64サーバーで通信業向けの大型案件が多数あったこと、RISCサーバーでハイパフォーマンスコンピューティング用途の大型案件が多数あったことが挙げられます。
「2005年下半期までのプラス成長は、一時的な要因によるものである。RISCサーバーについては、全ての更新需要を取り込めているわけではなく、x86サーバーに需要が一部流れているとみられる」と、IDC Japan サーバーリサーチアナリストの高藤 郁雄は述べています。IDC Japanでは、同市場は2006年以降、再びマイナス成長になると予測しています。
2005年の国内RISC&IA64サーバー市場における出荷金額シェアでは、HPが5年連続で1位となり、2位はIBM、3位は富士通でした。上位5ベンダーが占める同市場の割合は93.9%でした。
注:「IA64サーバー」は、Itaniumプロセッサーを搭載し、UNIX、Linux、WindowsをOSとして搭載しているサーバーです。「RISCサーバー」は、RISCプロセッサーを搭載し、主にUNIXを搭載したサーバーです。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内RISC&IA64サーバー市場2005年のベンダー分析」(J6010105)にその詳細が報告されています。本レポートでは、2000年上半期~2005年下半期における国内RISCサーバーおよびIA64サーバー市場の出荷動向と競合環境を分析しています。さらに、IDCリーダーシップグリッドを用い、主要ベンダー5社(富士通、HP、日立、IBM、サン・マイクロシステムズ)の競争力について考察を行っています。
(※レポートの詳細については IDC Japanへお問合せ下さい。)
mailto:jp-sales@idcjapan.co.jp
レポート概要はこちら
国内RISC&IA64サーバー市場 2005年のベンダー分析
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Server/j6010105.html
<参考資料>
国内RISC&IA64サーバー市場出荷実績、2000年上半期~2005年下半期
※添付資料参照
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