NEC、最新電子カルテ「MegaOakHR」が大阪の病院などで本格稼動
NECの最新版電子カルテ「MegaOakHR」が相次ぎ本格稼動を開始
NECの最新版電子カルテ「MegaOakHR(メガオークエイチアール)」がこのほど、りんくう総合医療センター 市立泉佐野病院(大阪府泉佐野市、総長:岸野文一郎)ならびに橋本市民病院(和歌山県橋本市、病院長:青木洋三)において相次ぎ本格稼動を開始いたしました。
「MegaOakHR」は、患者に対する「安心・安全」の実現に向けた多くの機能を搭載していることに加え、複数の医療機関における電子カルテの情報共有や電子紹介状の交換など、将来のシステム拡張にも柔軟に対応することができる最新の電子カルテソリューションであり、本年6月に販売開始いたしました。
市立泉佐野病院ではこの「MegaOakHR」を活用し、処方や検体検査、診療予約などの基本オーダから抗がん剤、手術申込までを含めたフルオーダリングシステムを実現し、10月1日より稼動を開始いたしました。看護師が無線LANに対応したPDA(携帯情報端末)を用いて入力したデータは、データウェアハウス(DWH)や経営管理システムに順次蓄積され、今後の経営支援や診療支援に活用することができるようになっています。
一方、橋本市民病院では、2004年12月に導入した当社の電子カルテをバージョンアップし、10月10日より「MegaOakHR-BS」の稼動を開始いたしました。従来からのペーパーレス/フィルムレスによる業務運用を継続しつつ、MegaOakHRの特長である「ユニットパス機能」の機能についても今後運用を開始していく予定です。ユニットパス機能とは、NECが開発したクリティカルパスの機能であり、疾患や患者の状態に合わせて診療プロセスを臨機応変に組合せることができる仕組みを整備するなど、きめ細かい診療支援を実現いたします。
また、診察現場においては、操作画面上の「お気に入り」メニューボタンを個人(ID)毎にカスタマイズすることが可能となりました。あらかじめ個人毎に使う機能(オーダ等)のみを選択することにより、少ない画面遷移で診療を行うことができ、診療の大幅な効率化を実現しております。
NECはこの両院のシステム構築にあたり、いずれも設計から本番稼動までを6ヶ月という短期間で実現いたしました。
NECは今後とも、ますます増加する医療情報システムの利用ニーズに対して積極的に取り組むとともに、様々な関連製品やソリューションの提供を通じて医療サービスの向上と地域医療連携の実現に貢献してまいります。
「MegaOakHR」の特長については別紙をご参照下さい。
別紙URL:http://www.nec.co.jp/press/ja/0610/1203-01.html
以 上
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 医療ソリューション事業部
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