松下電工、簡単に宅内LANが構築できる高速電力線通信「PLCタップ」を発売
電源コンセントにつなぐだけで簡単に宅内LANが構築できる
高速電力線通信「PLCタップ」新発売
~ノイズフィルター機能付ACコンセントを装備し、ノイズなどによる影響を軽減~
松下電工株式会社では、ご家庭の電源コンセントから家庭内の電力線を使って通信(注1)ができる高速電力線通信「PLCタップ」を2007年5月21日より発売します。
新発売の「PLCタップ」は、「HD-PLC」方式(注2)を採用し、強固なネットワークセキュリティを確保し、最大190Mbps(PHY速度)(注3)でスムーズなデータ通信が可能です。
「PLCタップ」にはノイズフィルター機能付テーブルタップ(ACコンセント3コ口)を内蔵し、そのACコンセントを使用すれば、内蔵の高性能なノイズフィルターにより電気製品から出るノイズやインピーダンスなどによる通信速度の低下を軽減できます。新築時にLAN配線ができなかった場合や、LAN配線を増設したい場合にお奨めです。部屋の壁のような障害物のため無線通信ができないところでも、既設の電力線を使ってデータ通信ができるので、専用の配線工事が不要です。
商品名 「PLCタップ」
品番 LN3710
発売日 2007年5月21日
希望小売価格 1台 23,300円(税込み)
販売目標 2007年度 約1万台/年
■主な特長
(1)電源コンセントに差し込むだけでインターネット接続が可能で、宅内LANへの追加・増設として利用可能
(2)ノイズフィルター機能付ACコンセント内蔵で電気製品による通信速度の低下を低減
(3)最大通信速度(PHY速度)(注3)190Mbps、実効速度80Mbpsの通信が可能
■開発背景
インターネットにおいて光接続サービスやADSL接続サービスなどのブロードバンド(注4)は、昨年度末で約2,300万加入(総務省報道資料)に達し、広く一般家庭に浸透してきました。松下電工では以前から家庭内のインターネット設備として、LANケーブルで構築しイーサネット通信を行う宅内LAN設備を提供していますが、新築時にLAN配線をしていなかった場合や、LANコンセントを設置していない部屋でインターネットを利用したい場合はLANケーブルを露出配線するか無線LANを使用するという方法しかありませんでした。しかし露出配線では見苦しく、無線LANでは設置する場所によっては速度が遅く、しかもセキュリティ面で不安が残るなど課題がありました。
このような背景の中、屋内配電線で高速データ通信ができる技術について、総務省を中心に既存無線通信などとの共存(注5)条件などについて検討され、2006年10月4日、総務省から官報が公布(注6)され、日本国内でも、屋内配電線を高速データ通信に使用できることになりました。
今回、当社ではこの法改正を受け、「屋内配電線で最大190Mbps(PHY速度)の高速データ通信」ができる「HD-PLC」方式を採用し、ノイズフィルター機能付ACコンセントを装備した「PLCタップ」を発売します。
※以下は添付資料を参照
■特長
■【仕様一覧】
以 上