ＪＤＣ信託、ＳｅｅｄＣなど２社のオンラインゲームを対象とした「ＳｅｅｄＣファンド第１号」を組成
ＪＤＣ信託、急成長のオンラインゲーム市場でファンド組成
まずＳｅｅｄＣなど２社の４作品対象に投資家募る
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社（以下ＪＤＣ信託、本社：東京都港区、社長：土井宏文）は、日本のオンラインゲーム会社に対してファイナンス供給を中心にサポートをしてまいります。第一弾として、ＳｅｅｄＣ株式会社（本社：大阪府中央区、代表取締役：崔正浩）、エクスドリーム・エンタテインメント株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：北原宏）の２社が開発を予定しているオンラインゲーム４作品（予定）を対象とする１８億～２０億円規模の「オンラインゲーム信託～ＳｅｅｄＣファンド第１号～」（以下ＳｅｅｄＣファンド第１号）を７月めどに組成することで、ＳｅｅｄＣ、エクスドリーム・エンタテインメントと３月末日に基本合意契約を締結いたしました。ＪＤＣ信託は、２社が今後開発する複数ジャンルのオンラインゲーム著作権の信託受益権を投資家に販売して開発・運営資金を調達します。信託期間は約５年間を予定しており、その間の事業収益が投資家に実績配当される仕組みです。開発されたゲームは、ＳｅｅｄＣとテクモ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：安田善巳）が共同で展開している大手オンラインゲームポータルサイト「ＬｉｅＶｏ」（ http://www.lievo.jp ）にてサービスを提供する予定です。
経済産業省関東経済産業局を中心に関連企業が参加するオンラインゲームフォーラム（ＯＧＦ）が２００６年５月に発表した調査によると、日本のオンラインゲーム市場規模は２００５年に８２０億円と前年比４２％増加、とくに月額利用料やアイテム購入料金などの運営サービス売り上げが５９６億円と６２％の大幅増加となっています。ＪＤＣ信託は、「制作者やコンテンツホルダー主導のコンテンツづくり」を支援しており、海外市場を視野に入れて、日本の産業力強化のためにもオンラインゲーム会社に対するファンドを組成してまいります。
運用対象のオンラインゲーム作品は、オンラインゲームとして実績のある人気作品の続編やパッケージゲームとして実績のある作品のオンラインゲーム化、有名クリエイターが企画する新世代に向けたオリジナルゲーム作品など様々なジャンルのオンラインゲームを予定しております。ＪＤＣ信託は、２００６年に運用を開始した「シネマ信託（ＴＭ）～シネカノン・ファンド第１号～」や「シネマ信託（ＴＭ）～製作者ファンド第１号～」において、複数の映画作品をファンドに組み入れる分散投資を行い、投資家のリスク軽減を図っております。ＳｅｅｄＣファンド第１号においても、成長市場であることに加え、複数ジャンルの複数作品への投資とすることで、投資家のリスクを軽減してまいります。
なお、２００７年３月期の業績への影響につきましては、合意成立に伴う諸報酬について業績予想に織り込み済みです。ファンド募集開始時期などの詳細については決定次第お知らせいたします。
１．ＳｅｅｄＣファンド第１号の概要
商品名：「オンラインゲーム信託～ＳｅｅｄＣファンド第１号～」
商品形態：合同運用指定金銭信託
受託会社：ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社
ファンド総額：１８億～２０億円（予定）
信託期間：２００７年７月から約５年間（予定）
運用対象作品：オンラインゲーム会社２社が開発・運営を行うオンラインゲーム作品
２．オンラインゲーム会社の概要
＜ＳｅｅｄＣ株式会社＞
オンラインゲーム市場黎明期の２００２年から現在までオンラインゲーム開発、オンラインポータル運営、オンライン自社配信事業、受託運営事業、海外展開とオンラインゲーム事業をトータルに展開し、４年以上のオンラインゲームに関するノウハウの蓄積と実績がある。
所在地：大阪府中央区安土町二丁目３番１３号
設 立：２００２年７月１０日
資本金：６億３５０２万円
ＵＲＬ：http://www.seedc.co.jp/
＜エクスドリーム・エンタテインメント株式会社＞
ＴＶ番組・ＣＭ・ゲーム・ＷＥＢ・ＤＶＤ等映像コンテンツを中心とした企画制作を行うクリエイター会社。３Ｄコンピューターグラフィックス（ＣＧ）アニメーションを得意とし、今回ＳｅｅｄＣとオンラインゲームの共同開発を行っていく。
所在地：東京都港区東麻布一丁目７番７号
設 立：１９９９年８月２日
資本金：８０００万円
ＵＲＬ：http://www.xdream.co.jp/
以上