リニアテクノロジー、デュアル理想ダイオードORコントローラーを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC4355」を販売開始
高可用性システム向けに、より高い効率でフォールト・モニタリングを行う
48V理想ダイオードORコントローラ
リニアテクノロジーは、デュアル理想ダイオードORコントローラ「LTC4355」の販売を開始しました。LTC4355は、コマーシャル温度範囲とインダストリアル温度範囲で規定され、4mm×3mm 14ピンDFNおよび16ピンSOICパッケージで供給されます。1,000 個時の参考単価は315円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社 経由で販売されます。
LTC4355は、高可用性システムにおいてショットキーダイオードの代わりにNチャネルMOSFETを使用可能にし、電源不良を診断するための幅広いフォールト・モニタリングを行います。この方法で入力電源のダイオードORを構成することにより、消費電力、熱損失、PCボード面積を低減します。
動作範囲が9V~80Vと広いので、12V配電バス・アーキテクチャなどの2つの正電源を備えたダイオードORアプリケーションや、-48V AdvancedTCA(ATCA)アプリケーションに使用されるような2つの負電源のリターン・パスをサポートします。また、LTC4355は、入力電源が安定化されていない、インライン・ヒューズがとんでいる、MOSFETの電圧がフォールト・スレッショルドよりも高いなど、数種類のフォールトをモニタし、個別に知らせます。
冗長電源や冗長リターンが必須のATCAなどの高電力、高可用性アプリケーションでは、OR接続ダイオードの消費電力や熱損失が過剰になる可能性があるので、MOSFETのほうが効率の高いソリューションを提供します。LTC4355は外付けNチャネルMOSFETにゲートドライブを供給し、逆電流を防ぐために高速ターンオフを行い、発振なしにスムーズに電源を切り替えます。LTC4355正電圧ダイオードORコントローラは、LTC4354負電圧ダイオードORコントローラを補完するとともに、UV/OV精度の高いLTC4252AやADCを内蔵して幅広いモニタリングを行うLTC4261など、リニアテクノロジーの様々なHot Swap(TM)コントローラ・ファミリを補完します。
【 LTC4355の特長 】
・パワー・ショットキーダイオードの代替デバイス
・NチャネルMOSFETを制御
・0.5μsのターンオフ時間により、ピーク・フォールト電流を制限
・広い動作電圧範囲:9V~80V
・発振のないスムーズな切り替え
・逆DC電流なし
・VIN、ヒューズ、MOSFETダイオードをモニタ
・16ピンSOおよび4mm×3mm 14ピンDFNパッケージ
フォトキャプション:AdvancedTCA向けに正電圧ダイオードORとモニタリングを実現
Copyright:2007 Linear Technology
以 上
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