住友商事、札幌医科大と前立腺癌に関する新規診断薬の共同開発を開始
サミット・グライコリサーチ、札幌医科大学と
前立腺癌に関する新規診断薬の共同開発を開始
~人工レクチンによる糖鎖解析技術の臨床応用を強力に推進~
住友商事株式会社(社長:岡 素之、以下住友商事)のバイオ分野の戦略事業会社である「サミット・グライコリサーチ株式会社(社長:堀本 泰三、以下、サミット・グライコリサーチ)」は、「糖鎖」の解析に有用な「人工レクチン」を利用して、札幌医科大学と、前立腺癌に関する新規診断薬の開発を共同で開始しました。
前立腺癌は近年日本で患者数が急増しており、医療現場で早期発見や予後管理の重要性が高まっています。現在の前立腺癌の診断法は血中のPSA(前立腺特異抗原)と呼ばれる蛋白質の量を測定する方法ですが、PSA値は前立腺癌でなくても前立腺肥大症や前立腺炎などでも上昇する事が知られています。このような「偽陽性」の場合でも、前立腺癌が疑われた後の確定診断では、実際に生体から針を用いて前立腺組織を少量とり顕微鏡で検査して癌細胞を確認するという被験者に苦痛を伴う検査が必要となりますので、医療現場ではより正確で高感度な診断薬の開発が求められています。
PSAは糖蛋白質と呼ばれる蛋白質に糖鎖が結合した生体内物質ですが、前立腺癌において、PSAの糖鎖変化が見られる事が報告されています。サミット・グライコリサーチと札幌医科大学(医学部病理学第一講座鳥越俊彦助教授)はこの糖鎖変化に着目して、サミット・グライコリサーチの人工レクチン技術を用いて、PSAの糖鎖の違いを検出する事で、より正確で高感度な診断薬の開発を共同で進める事に合意し、2006年8月1日に共同研究契約を締結しました。
本共同開発において、サミット・グライコリサーチはPSAの糖鎖構造(グライコフォーム)を検出する「人工レクチン」を作製し、それを検出プローブとして利用して、前立腺癌を高感度に鑑別できる検出システムを開発します。更に、札幌医科大学と共同で、その検出システムを臨床研究で検証し、新規診断薬の開発を推進していきます。
なお、前立腺癌の発症は人種や食生活等による差が大きく、欧米諸国に多く、特に米国人に多いと報告されており、日本人の発症数は従来は低かったものですが、近年日本でも食習慣の欧米化により急増しています。日本の年間前立腺癌患者は、1990年の新規発生約7,000名、死亡数約3,500名から2015年には各々約26,000名、約13,500名に達すると予想されており、発生患者数に関して固形腫瘍第一の伸びとなっています。このため、早期発見と的確なフォローアップを目的とした診断薬の開発はますます重要になっています。PSA検査は、前立腺癌の早期発見のためのスクリーニング法として広く用いられていますが、蛋白質の量的な変化を捉えるものなので、偽陽性の出現や癌の悪性度を特定することは難しいという課題があります。
【背 景】
サミット・グライコリサーチは、2005年3月に基本特許(特許番号第3658394号『糖鎖解析用レクチン群及びその使用方法』)を取得した「人工レクチン」によって、天然由来のレクチンとは特異性、親和性を異にするレクチンの開発に成功しています。これら「人工レクチン」を用いることによって、既存の方法では検出できなかった糖鎖を検出できるようになりました。そこで、サミット・グライコリサーチは人工レクチンによる糖鎖解析技術の臨床応用を強力に推進することで、医療への貢献を目指しています。
札幌医科大学医学部病理学第一講座鳥越俊彦助教授は、癌ワクチン等の癌研究の第一人者であり、また生体のストレス応答性を細胞分子レベルで担っているストレス蛋白(HSP)による免疫研究も行っています。鳥越俊彦助教授は、同講座佐藤昇志教授と独立行政法人科学技術振興機構「研究成果活用プラザ北海道」などの研究グループにて、世界で初めて癌ワクチンが個々の患者に有効かどうかを事前に判定する試薬の開発に成功しています。また、HSPは細胞内蛋白質の品質管理を行なうと同時に、抗原提示機構や自然免疫活性化などの免疫システムにも密接に関わっている為、HSPの発現や機能の制御による癌免疫制御の研究も進めています。
【札幌医科大学概要】
1.設立:1950年4月1日
2.所在地:札幌市中央区南1条西17丁目
3.学長:今井 浩三
札幌医科大学は、1945年北海道庁立女子医学専門学校として創立、1950年に札幌医科大学として開学した。「進取の精神と自由闊達な気風」「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」を建学の精神として掲げ、1993年には「保健医療学部」が設置されるなど、医系の総合大学として最先端の医療・保健・福祉の向上に貢献し、北海道の医療を牽引する多くの医学研究者・医療従事者を輩出している。
【これまでの経緯/今後の戦略】
住友商事が、2003年1月に設立したサミット・グライコリサーチでは、入村達郎教授と山本一夫教授の2教授を取締役に迎え、産学協同で東京大学と糖鎖分野で共同研究を進めてきました。2003年11月には、株式会社医学生物学研究所(社長:西田 克彦、本社:名古屋市中区、以下医学生物研究所)の出資を受け入れ、次世代型の医薬品や診断薬、再生医療、研究試薬分野などに向けた研究開発を進めてきました。
サミット・グライコリサーチでは、基本特許(『特許番号第3658394号 糖鎖解析用レクチン群及びその使用方法』)の成立と第三者割当増資による企業体質の強化により、バイオ研究の最先端「糖鎖」関連分野での事業化に向けて本格研究開発を推進し、新薬、診断薬や再生医療分野で協力関係を築ける製薬企業、診断薬企業、IT企業等と提携し、医薬品・診断薬等の製品開発や再生医療分野での実用化を更に加速していきます。
【サミット・グライコリサーチ会社概要 2006年8月31日現在】
1.設立: 2003年1月31日
2.本社: 東京都中央区晴海1-8-12
3.経営陣: 堀本 泰三 代表取締役社長
川口 勉 取締役
入村 達郎 取締役(東京大学・大学院薬学系研究科 生体異物学教室 教授)
山本 一夫 取締役(東京大学・大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 医薬デザイン工学 教授) 大村 祐章 取締役((株)医学生物学研究所 理事)
木村 榮 取締役(住友商事(株) メディカルサイエンス部長)
佐々木 雅啓 取締役(住商ファーマインターナショナル(株) 代表取締役社長)
4.資本金: 327.29百万円
5.社員数: 21名
6.事業目的: 糖鎖生物学を利用した医薬品、診断薬等の開発と販売
住友商事は、2001年から、東京大学・大学院薬学系研究科 入村達郎教授の「遺伝子改変レクチンライブラリーによる糖鎖解析」に関する研究成果について事業化を目指すと共に、東京大学(入村研究室)と共同研究を進めてきました。また2002年からは、同大学・大学院新領域創成科学研究科 山本一夫教授の「カーゴレセプターの遺伝子改変による糖鎖ライブラリー技術」に関する研究成果の事業化についても検討してきました。住友商事は、これらの過去の実績を踏まえ、より本格的に基盤技術開発を促進し、画期的な医薬品や診断薬、研究試薬等の開発に挑戦する為に、バイオベンチャー企業「サミット・グライコリサーチ」を2003年1月31日に設立しました。
以 上
ホンダ、「シビック」と「シビック ハイブリッド」をマイナーモデルチェンジ
シビック、シビック ハイブリッドをマイナーモデルチェンジし発売
Hondaは、トルクフルな走りと低燃費を高次元で両立するとともに、先進的なモノフォルム・デザインが好評のミドルクラスセダン シビックシリーズ(シビック、シビック ハイブリッド)をマイナーモデルチェンジし、9月29日(金)、全国のHonda四輪販売店から発売する。
シビックは、タイプ設定を見直すとともに、2.0GL、1.8GLの装備内容を充実。シビック ハイブリッドには、上質でスポーティなMXSTを新たにタイプ設定するとともに、装備内容の充実を図っている。
●シビックの主な変更点
・ 2.0GLにクルーズコントロールを標準装備。
・ 1.8GLの5速オートマチックに、パドルシフトを装備したSマチックを採用。
・ 1.8GL、2.0GLに、電気式トランクオープンスイッチを採用。
・ エクステリアカラーを一部変更(全5色)。
●シビック ハイブリッドの主な変更点
・ 上質でスポーティなMXSTを新たにタイプ設定。
~ MXST専用の16インチアルミホイールおよびVSA(車両挙動安定化制御システム)を標準装備。
~ アルカンターラ素材を、シート表皮などのインテリアに採用。
・ MX、MXSTには、フォグライト、電気式トランクオープンスイッチを採用。
・ MXBに、クロームメッキ・アウタードアハンドルを採用。
・ エクステリアカラーを一部変更(全6色)。
(※製品画像あり)
シビック 2.0GL
シビック ハイブリッド MXST
●販売計画台数(国内・月間)
シビック 800台/月
シビック ハイブリッド 1,000台/月
合計 1,800台/月
●全国メーカー希望小売価格(*添付資料参照)
○ ボディカラー(全6色)
スーパープラチナ・メタリック、プレミアムホワイト・パール、アラバスターシルバー・メタリック、ナイトホークブラック・パール、ブラックアメジスト・パール、フローライトシルバー・メタリック(シビック ハイブリッド専用)
○ インテリアカラー(全3色)
ブルー<素材:トリコット/ソフトウィーブ>、アイボリー<素材:トリコット/ソフトウィーブ>、ブラック<素材:ソフトウィーブ/レザーインテリア/アルカンターラ>
お客様からのお問い合わせは、「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。
四輪製品のページへ http://www.honda.co.jp/auto/
カネボウ化粧品、「LUNASOL」からクリスマス限定のパーティコフレを発売
百貨店専用ブランド「LUNASOL(ルナソル)」より
クリスマス限定のパーティコフレ発売
当社は、2006年11月17日に、百貨店流通専用のプレステージブランド「LUNASOL(ルナソル)」から、「パーティコフレ 2006」(1種・6,500円<税込6,825円>)を限定発売します。ルナソルは、当社・百貨店戦略のテーマである"上質"感を表現する中心ブランドです。2005年春から提案しているメイクコンセプト「浄化メイク」は非常に好評で、高伸長を続けています。今冬は、昨秋好評だった「月光浄化」メイクが再び登場。月の放つ光を純金で表現し、月光を浴びて清らかに浄化された目もとを生み出す人気のアイシャドウセットの限定色を中心に、クリスマスのためのメイクアイテムをオリジナルバッグにセットしたスペシャルコフレです。
◆商品概要
商品名:ルナソル パーティコフレ 2006
価 格:6,500円<税込6,825円>
◆セット内容
<ルナソル ライティングフォーアイズ EX02>
純金配合のジュエリーパウダーが、パーティにふさわしいゴージャスな目もとを演出する4色セットのアイシャドウ。人気のセットアイシャドウの限定色です。
<ルナソル フルグラマーグロス EX05>
みずみずしいうるおいと純金の光が、ゆらめくような輝きを与えるリップグロス。グラマラスな唇をつくる人気のリップグロスの限定色です。
<ルナソル シャイニングパウダー EX02>
顔全体やデコルテにツヤと輝きをプラスする、携帯にも便利なミニサイズのシャイニングパウダー。繊細な光でリッチな肌感をつくる限定色です。
<ルナソル スライドフェースブラシ>
柔らかくハリのある天然毛100%のスライド式携帯用フェースブラシ。
<ルナソル オリジナルバッグ>
ベロア調のブラウンがシックなバッグ。
◆発売日
2006年11月17日限定発売
【 お客様からのお問い合わせ 】
0120-518-520
● 関連リンク
クリエイト・レストランツ、「TRATTORIA Alioli」で旬の食材を使った毎月限定メニューを提供
(株)クリエイト・レストランツ
ボジョレーヌーヴォーを“食べる”メニュー!
『TRATTORIA Alioli』
2006年10月1日(日)より、旬の食材を使った毎月限定のメニューが登場!
株式会社クリエイト・レストランツで企画運営している「TRATTORIA Alioli(トラットリア アリオリ)」において、2006年10月1日(日)より旬の食材を使った毎月限定のイタリアンメニューが登場致します。
旬の食材は、10月は松茸や栗、11月はボジョレーヌーヴォーや柿、12月は黒トリュフ、エゾ鹿、林檎などをご用意致します。
特におすすめは、秋の風物詩となっているボジョレーヌーヴォー。今年は11月16日の解禁と同時に、“飲む”だけではなく“食べる”美味しさを、「リゾット」と「デザート」でお楽しみいただけます。
「TRATTORIA Alioli」ならではの独創性あふれるイタリア料理で、旬の美味しさをご堪能ください。
メニューの詳細については下記をご覧下さい。(※表示価格は全て税込み)
●ボジョレーヌーボーと葡萄のリゾット 1,600円
贅沢にもボジョレーヌーヴォーをたっぷり使用したソースで、香り豊かなリゾットに仕上げました。
パルメジャーノチーズのコクと葡萄の甘酸っぱさが、ボジョレーヌーヴォーのフレッシュな美味しさをより一層引き立てます。
●エゾ鹿ロースのロースト じっくり炒めた赤玉葱のキャンティソース 2,600円
11月に猟が解禁となるエゾ鹿は、12月が食べ頃。ロゼにローストしたジューシーな鹿肉と、スライスした赤玉葱を柔らかくなるまで炒め煮した“特製キャンティワインソース”との相性は抜群です。
●赤ワイン風味のチョコレートタルト ボジョレーヌーボーとベリーのソルベ添え 600円
ボジョレーヌーヴォー入りの濃厚なチョコレートガナッシュをタルト生地に敷き詰めたデザート。一口食べると、口の中にワインの香りが広がり、贅沢な気分になれるデザートです。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)
< 店舗基本データ >
■店 名 : TRATTORIA Alioli (トラットリア アリオリ)
■業 態 : イタリアンレストラン
■所在地 : 東京都千代田区外神田4-14-1 AKIBA_ICHI 2F
■TEL : 03-5289-0844
■営業時間: 11:00~23:00(日曜、連休最終日は22時閉店)
■定休日 : 秋葉原UDXに準ずる
■席 数 : 52席
■坪 数 : 30.7坪
● 関連リンク
ソフォス、法人向けウイルス対策ソフトでアプリケーションコントロール機能を提供
ソフォス、法人向けウイルス対策ソフトでアプリケーションコントロール機能を提供
~ VoIP、IM、P2Pソフトの検知・集中管理により、セキュリティ、生産性のリスクを低減 ~
法人向けセキュリティ対策大手のソフォス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:アラン・ブロデリック)は本日、セキュリティ対策ソフトの新機能 Application Control(アプリケーションコントロール機能)を発表しました。Application Control は、VoIP、P2P(ピアツーピア)、インスタントメッセージ(IM)など、企業のセキュリティリスクや生産性の低下を招く可能性のある未承認のアプリケーションを、システム管理者が管理する機能を提供します。
Application Control は、エンドポイント向けウイルス対策ソフトであるSophos Anti-Virus for Windows Version 6 の機能として提供されます。
VoIP、P2P、IMなどの一般アプリケーションの企業内での使用を管理し、セキュリティリスクや生産性の低下を回避します。
ソフォスが9月に企業のシステム管理者を対象に行った調査によると、回答者の86.1%が「VoIPアプリケーションをブロックする機能が欲しい」と答えており、そのうち62.8%は「必須機能」としています。
*2006年9月ソフォスWebでの調査による。回答数460件。
「多くの企業が、従業員による未承認のプログラムの実行を阻止して、システム負荷の軽減、セキュリティポリシーの徹底、情報漏えいの防止を図りたいと考えていることは明らかです。ソフォスはこの問題に対するソリューションをご提供します。」英国ソフォス社CEOのスティーブ・マンフォードはいいます。「ソフォスはこの機能を既存のソフトの一部としてご提供するため、管理者に新規ソフト導入や個別管理の負担をかけません。ソフォスは将来的に、組織内のすべてのクライアントのセキュリティと一般的なクライアント管理をひとつのコンソールで統合的に管理できる機能をご提供したいと考えています。」
ソフォスのApplication Control機能により、管理者は特定のグループごとにアプリケーションの使用を許可したり実行をブロックすることができます。
各部門の業務上の必要性に対応した柔軟性の高いポリシー施行を実現できるため、企業内の業務効率が向上されます。
情報システムセキュリティ協会(ISSA)英国支部長のPhil Cracknell氏は次のようにいいます。「業務用のコンピュータで実行するアプリケーションの選択を従業員に任せている企業には、コントロールが失われ責任の所在が不明確になる危険性が存在します。生産性やセキュリティの低下を防ぐためには、必要なアプリケーションを管理者が正規に承認し、実行を管理しなければなりません。」
IDC社セキュリティプロダクトサービスのリサーチマネージャであるBrian Burke氏はいいます。
「外部から侵入するセキュリティ脅威に関心が集中しがちですが、社内の一個人が非常に深刻なセキュリティ問題を発生させる可能性も十分にあります。システム管理者は、単に安心のためではなく、セキュリティポリシーの社内全般での施行と徹底を容易に管理できる、シンプルかつ柔軟性の高いソリューションを必要としています。ソフォスは既存の主要ソリューションであるエンタープライズソリューションの強化として、この機能を提供しています。」
<Application Control機能のご提供について>
Application Control 機能は、Sophos Anti-Virus for Windows Version 6(Windows 2000/XP/2003に対応)のオプション機能です。既存のお客様は追加料金なしでこの新機能をご利用いただけます。新規のお客様は導入される際に、Application Controlを追加料金なしのオプションオプションとして選択していただけます。
詳細はソフォスのWebサイトをご参照ください。
http://www.sophos.co.jp/security/topic/application-control.html
ソフォスは、Application Cotrolに関する情報をポッドキャストで配信しております(英語のみ)。
http://www.sophos.com/podcasts
<ソフォスについて>
ソフォス(本社:英国アビンドン、最高経営責任者:スティーブ・マンフォード)は法人向けに統合脅威管理ソリューションを提供する世界的なリーディングカンパニーです。教育機関、政府機関をはじめ、あらゆる組織を、既知または未知のマルウェア、スパイウェア、不正侵入、PUA(業務上不要と思われるアプリケーション)、スパムなどから保護し、セキュリティポリシーの施行を支援します。ソフォスの高品質、高信頼、使いやすいソリューションは世界150カ国以上、3,500万人以上のビジネスユーザーに採用されています。セキュリティ分野での20年以上の経験と実績を持つセキュリティ解析センターで多様かつ複雑な脅威を統合的に解析し、的確な対策を迅速に提供し、高い顧客満足度を誇ります。
ソフォス株式会社(横浜市中区、代表取締役社長:アラン・ブロデリック)は、2000年7月に設立され、日本国内で統合脅威管理製品の販売、マーケティング、24時間365日のテクニカルサポート、サービスの提供を行っています。
<本件に関するお問い合わせ先>
読者からのお問合せ先
ソフォス株式会社 カスタマーサービスセンター
TEL:045-227-1800 FAX:045-227-1818
URL:http://www.sophos.co.jp
● 関連リンク
日本オラクル、日本でのCRMビジネス強化で戦略骨子を発表
オラクル、CRMのビジネス戦略を発表
―ソフトウェアのサービス化とサーバー構築型で顧客のニーズに柔軟に対応
幅広い市場での導入促進を狙う-
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明)と日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:村上智)は、顧客管理(Customer Relationship Management:以下 CRM)アプリケーションにおけるビジネス戦略を発表します。
企業間競争で優位にたつための戦略的な営業活動を実施するうえで、リアルタイムに顧客状況を掌握することはもはや必須となっています。さらには、ネットワーク化が進んだことによるコンタクト・センターの拠点統合と集約や、個人情報保護法施行による顧客データの安全管理といったコンプライアンス上の必要性を理由に、CRM導入を検討する企業が増えています。このような中、オラクルではSaaS(*)型のCRMアプリケーション「Siebel CRM On Demand」の日本での提供開始を機に、CRMビジネスにおける体制を強化して、日本での市場拡大を目指します。CRMビジネス戦略の骨子は以下の通りです。
* SaaS:ソフトウェアのサービス化による提供方法(Software as a Service)
1)製品・ソリューション戦略
新規ビジネスにおいては、金融、通信、ハイテクや自動車などの各種業界向けのソリューションを強化しながら「Siebel CRM」を提案します。また、中堅規模企業や大企業の部門内でのCRMの需要には、「Siebel CRM On Demand」を積極的に販売していきます。「PeopleSoft Enterprise CRM」と「Oracle E-Business Suite CRM」は、既存顧客のシステム拡張、またパートナーの保有するソリューションの展開などを中心に対応します。
2)営業体制の強化
日本オラクルインフォメーションシステムズにCRMビジネスに関わるすべての営業、セールスコンサルタントを統合します。同組織は、金融、通信、ハイテクや自動車などの各業種向けの専任組織と中堅企業向けの専任組織により構成され、幅広い市場におけるCRMビジネスを加速させていきます。
3)パートナー体制の拡充
CRM分野におけるパートナーの拡充と、既存パートナーや各業界でのビジネスに特化したパートナーとの協業体制を強化します。株式会社CSKシステムズ、東芝ソリューション株式会社、日本IBM株式会社、日本NCR株式会社、日本電気株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社 日立コンサルティングを中心に約10社の主要パートナーとともにビジネスを展開していきます。オラクルはCRM分野のパートナーに向けた営業支援プログラムや導入コンサルタント向けの教育などを提供してまいります。
●「Siebel CRM」について
「Siebel CRM」は、マーケティング、営業、サービス、および従業員のパフォーマンスに対し、業務支援と業務に連動したインサイト(洞察)を提供するので、より優れた成果を実現することができます。また最新版である「Siebel 7.8」は、先進のオーダー管理機能、組込み済みの分析機能を強化しています。「Siebel CRM」の特徴は、幅広い業種別ソリューションを提供している点で、通信、金融、ハイテク、自動車、ライフサイエンスをはじめとし23業種に対応しています。
●「PeopleSoft Enterprise CRM」について
「PeopleSoft Enterprise CRMソリューション」は、カスタマーサービス、セールス、マーケティング、パートナー・マネジメントなどのモジュールを含む総合的なソリューションで、通信、金融サービス、保険、ハイテク、エネルギーなどの各業界に特化した機能を備えています。戦略的なビジネス・プロセスを実現する柔軟で適応性の高い「PeopleSoft Enterprise CRM」を導入することにより、企業は高度なカスタマーサービスを提供して、顧客の獲得と維持を図ることができます。
●「Oracle E-Business Suite CRM」について
「Oracle E-Business Suite CRM」は、マーケティング、セールス、保守サービス、契約など企業と顧客、企業とパートナーの関係創造・維持・発展を企業活動の全領域にわたってサポートするソリューションです。「Oracle E-Business Suite CRM」は経済活動における顧客の多面的な活動を柔軟かつ正確に表現するデータモデルTCA(トレーディング・コミュニティ・アーキテクチャ)を活用し、企業の営業部隊とバックオフィスをスムーズかつ透過的に結合します。
●「Siebel CRM On Demand」について
「Siebel CRM On Demand」は、Web上で提供されユーザーが月当たり定額でインターネットブラウザからアクセスできるSaaS型CRM製品です。「Siebel CRM」を迅速に、簡単に、事前のIT投資なしに手軽なコストで導入することが可能です。「Siebel CRM On Demand」には営業、マーケティング、サービスなどのCRMの主要な機能が備わり、顧客分析ツール、バーチャルコールセンター技術、ベストプラクティスも組み込み済みで、ワールドクラスのSaaSサービスとサポートを提供します。
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。
ホンダ、ステアリング操作支援と音声ガイダンスを組み合わせた駐車アシストシステムを開発
簡単な操作で駐車をアシストする
「Hondaスマートパーキングアシストシステム」を新開発
―10月5日発売のライフに搭載―
Hondaは、ステアリング操作の支援と音声ガイダンスを組み合わせることにより、スムーズな駐車をアシストする「Hondaスマートパーキングアシストシステム」を新開発し、10月5日(木)発売の「ライフ」に搭載する。
スムーズな駐車をするためには、バックを開始するのに最適な位置まで車両を前進させることと、バックの際に最適なステアリング角度にすることが重要となる。
このパーキングアシストシステムは、予め設定された走行軌跡に基づいてステアリングの転舵を自動で行うことにより、最適なバック開始位置まで車両を誘導する。その後は、音声案内による操作の指示で、煩雑なステアリング操作なしに、バック駐車および縦列駐車が行えるものであり、映像モニターを必要としないシンプルなシステムとなっている。
<操作方法>
◆STEP1
フロントドアライニングのマークと、駐車場所の枠線(縦列駐車の場合は、駐車車両の前端)が合ったところで車両を停め、操作スイッチを押す。
◆STEP2
ブレーキを緩め、ゆっくり前進すると、アシストシステムがステアリングを転舵し、最適なバック開始位置まで誘導する。
◆STEP3
ステアリングを保持したまま、音声案内があるまでバックする。
音声案内にしたがって一旦停車し、ステアリングを操作した後、そのままバックして駐車する。
● 関連リンク
JFEスチール、自動車エキゾーストマニホールド用超高耐熱ステンレス鋼を開発
自動車エキゾーストマニホールド用超高耐熱ステンレス鋼の開発
当社は、自動車の燃費向上に大きく貢献することにより、CO2や有害ガスの排出量を削減し地球環境保全に寄与する、自動車エキゾーストマニホールド(エキマニ)(*1)用の超高耐熱フェライト系ステンレス鋼を開発し、サンプルの提供を開始いたしました。
自動車のエンジンから排出される排ガスの温度は、自動車の燃費向上に伴い高温化しています。このため、エキマニ用材料には、より高温での耐久性に優れた素材として、耐酸化性と耐熱疲労特性が高いステンレス鋼が使用されています。特にフェライト系ステンレス鋼は、オーステナイト系ステンレス鋼に比べて、(1)熱膨張が30%以上も小さく、耐熱疲労特性に優れていること(*2)、(2)高温でのスケール剥離が少ないこと、(3)熱伝導特性に優れ触媒に送り込まれる排ガス温度の低下が少なく排ガス浄化に有利なことから、エキマニ用材料として現在広く使用されています。
エキマニ用フェライト系ステンレス鋼の中でこれまで最も耐熱温度が高い製品は、エキマニ用SUS444と、それと同等の高耐熱疲労性を持つ当社独自開発の『JFE-MH1』でした。当社は、熱疲労特性向上に関する研究開発を続け、エキマニ用SUS444や『JFE-MH1』よりも耐熱温度を50℃以上高めた熱疲労特性を持つ新しいエキマニ用フェライト系ステンレス鋼の開発に成功しました。特長は、以下の通りです。
(1)高温強化元素の添加などにより、エキマニ用SUS444に比べ耐熱温度を50℃以上向上。
(2)耐熱性向上を目的とした高合金化により低下する常温での加工性を、高純度化技術と最適製造技術によりエキマニ用SUS444と同等以上に改善することで、部品加工時の制約を解消。
本開発鋼は、より高温の使用環境に耐えられる自動車エキマニ用材料としてのみならず、従来環境でも、薄肉化による軽量化を実現する素材としてその優れた特性を発揮いたします(*3)。また、触媒コンバータのケース、燃料電池の熱交換器部材など、非常に厳しい耐熱性、耐熱疲労特性が要求される用途への適用も期待されます。
当社は、今後も地球環境保全に貢献する素材の開発・販売に取り組んでまいります。
【注】
(*1)エキゾーストマニホールド(エキマニ):
自動車のエンジンには複数の気筒があり(4気筒や6気筒など)、その複数気筒から排出されるガスを1ヶ所にまとめるための部品(排気管)。エンジン直後にあり高温の排出ガスにさらされる部品であるため、材料には高温での耐久性が求められる。
(*2)エキマニは高温の排ガスで加熱されると熱膨張により伸びようとするが、エンジンとエキマニ集合部に固定されているため、熱膨張が大きいと変形量が大きくなる。そのため、エキマニの加熱冷却により膨張収縮を繰り返すと、割れる可能性が高くなる。
(*3)従来の使用温度における高温強度が、汎用エキマニ用材料の『JFE429EX』やType429、および高耐熱エキマニ用材料である『JFE-MH1』やエキマニ用SUS444より高いという特性を利用。
図1 新開発の超高耐熱フェライト系ステンレス鋼の加工性と耐熱性
※添付資料参照
関連情報 (製品情報> 自動車)
http://www.jfe-steel.co.jp/products/car/index.html
関連情報 (製品情報> ステンレス)
http://www.jfe-steel.co.jp/products/stainless/index.html
東陽テクニカ、独ジグラ社製「スティック&スリップ測定装置」を販売開始
日本初 車内で生ずる不快な"こすれ音"を定量的に分析
独ジグラ社製『スティック&スリップ測定装置』を販売開始
このたび、(株)東陽テクニカ(社長:福本 高一郎、本社:東京都中央区八重洲)は乗用車の車内で生ずる不快な"こすれ音"の定量的な分析を実現した、ドイツZIEGLER(ジグラ)社製『スティック&スリップ測定装置』の販売を開始しました。
『スティック&スリップ測定装置』は、車室内の内装に使われる材料同士(ex.皮革、樹脂、ビニル、プラスチック製品、など)をこすり合わせ、その摩擦係数を計測し"こすれ音"が発生するリスクを定量的に10段階で評価する装置です。例えば、自動車の計器板(いわゆる「インパネ」)において生ずる不快な"こすれ音"の評価に用いられます。
欧州のある有名乗用車メーカーにおいて、"こすれ音"等の不快音に関する顧客クレーム対策コストは1車種あたり約19億円/年との報告が出ています。また、こうした不快音に関するクレームは、高級車になればなるほど起こりやすいといえます。
そうしたなか、『スティック&スリップ測定装置』は欧州の自動車メーカーが賛助会員として参加する「ドイツ自動車工業会(VDA)」において"こすれ音"等評価の標準装置として認定されており、BMW、ダイムラークライスラー、フィアット、ボルボ等の大手自動車メーカーおよび部品・材料メーカーにて使用されています。また、ジグラ社は本製品でドイツの特許(DE 196 20 878)を取得しております。
当社は『スティック&スリップ測定装置』の日本独占販売を開始することにより、これまで日本の自動車メーカー、自動車部品・材料メーカーが実施できなかった車室内の内装材料同士が起こす"こすれ音"の定量的な分析・評価を提案します。
販売価格:1,000万円~
売上目標:20セット/年、2億円/年
(初年度)
<主な仕様>
* 関連資料 参照
シグラ社について
ドイツジグラ社は1995年に設立された会社で、音響・振動に関するコンサルティングを主な業務としております。1999年にドイツBMW社と共同で乗用車室内の異音対策プロジェクトを開始しました。その過程で設計初期段階から車室内の異音のない自動車の設計をするSES手法や、材料のこすれ音を分析するスティック&スリップ測定装置を開発してきました。
東陽テクニカについて
東陽テクニカは昭和28年の設立より「技術と情報」をキーワードに、最先端の「測るツール」を欧米の電子計測機器メーカーより輸入し、日本の技術発展に寄与することを使命として、日本の研究者・開発者に提供してきました。「電子技術センター」における検査、保守、修理、校正、技術サポートや自社製品の開発。「テクノロジー・インターフェースセンター」で行われる顧客向けの各種セミナー・トレーニング。こうした取組みは、400人を超える全従業員の8割を占めるエンジニアの技術力に裏付けられています。東陽テクニカはこれからも「テクノロジーインターフェース」の使命を果たすべく、顧客に最大の満足を提供し続けます。東陽テクニカに関する詳細は、 www.toyo.co.jp をご覧ください。
参考資料 【関連資料 参照】
・スティック&スリップ測定装置
・サンプル測定用治具
・自動作製された報告書の例
● 関連リンク
ハーバー研究所、メイク仕上げ用ジェル「つや肌しっとりメイク」など2品を発売
~ ハーバー、2006年秋の限定品 ~
「つや肌しっとりメイク」、「ボリュームリップスティック」を個数限定発売
株式会社ハーバー研究所(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:小柳昌之、JASDAQ:4925)は、平成18年10月15日(日)より、
(1)メイク仕上げ用ジェル「つや肌しっとりメイク」(税込2,100円)
(2)美容液のような質感、ほんのり色つきリップ「ボリュームリップスティック」(税込1,470円)
を通信販売、全国のハーバーショップおよびインターネットで個数限定にて発売いたします。
各製品の概要は下記の通りです。
(1)【 「つや肌しっとりメイク」の概要 】
商品名:つや肌しっとりメイク
価 格:2,100円(本体価格2,000円)
容 量:27g
発売日:平成18年10月15日(日)より個数限定発売
発売地域:全国(通信販売、全国のハーバーショップ、インターネット)
製品の特徴:
1.うるおい成分スクワランをはじめ、外気の刺激から肌を守る植物成分サクラエキス、ゲンチアナエキス、ヒオウギエキスを配合したスキンケア効果の高いメイク仕上げ用ジェルです。
2.メイクの仕上げやメイク直しの際に、ファンデーションの上から顔全体をそっと包み込むように重ねます。粉浮きを防いで、上品なツヤとみずみずしさを与えてしっとり滑らかな仕上がりに。ファンデーションがピタッと吸いつくように落ち着きます。
3.年齢を問わず、肌の乾燥が気になる方・防ぎたい方、ファンデーションの粉浮きが気になる方などにお薦めです。
4.石油系界面活性剤、防腐剤、保存料、香料、鉱物油など一切無添加、天然由来成分を配合。
(2)【 「ボリュームリップスティック」の概要 】
商品名:ボリュームリップスティック(色つきリップスティック)
価 格:1,470円(本体価格1,400円)
サイズ:高さ約8.5cm、1.5Ф
発売日:平成18年10月15日(日)より個数限定発売
発売地域:全国(通信販売、全国のハーバーショップ、インターネット)
製品の特徴:
1.抗炎症・かぶれ防止成分や血行を促進するイチョウ葉エキス、抗酸化・美白・保湿成分のレモンエキスを配合し、まるで美容液のようなリッチな感触のリップスティックです。
唇をふっくらとさせ、みずみずしい唇に導きます。
2.透明感の高いシアーレッドがほんのり発色。ナチュラルで健康的な唇を演出します。
もちろん、口紅の下地としてもご使用いただけます。
3.年齢を問わず、唇のくすみ・シワが気になる方、唇にボリュームを出したい方などにお薦めです。
4.石油系界面活性剤、防腐剤、保存料、香料、鉱物油など一切無添加、天然由来成分を配合
●お客様からのお問い合わせ先:フリーダイヤル 0120-12-8800
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日立電線、イーサネットスイッチ「Apresia」シリーズ8機種がRoHS指令に対応
自社製イーサネットスイッチApresiaに、RoHS指令に対応した製品をラインアップ
日立電線株式会社はこのたび、イーサネット(*1)スイッチApresia(*2)2000/3000シリーズの8機種についてEU(ヨーロッパ連合)のRoHS指令(*3)への対応を完了いたしましたのでお知らせします。
近年、環境保護の観点から、特定有害物質の製品への含有を禁止または制限する動きが顕著となっており、特にEUではRoHS指令により、特定6物質の製品への使用を制限しています。
従来から、当社グループでは環境保護をはじめとするCSRを経営活動の基幹に据え、グループ全体で推進をしています。特に環境保護については特定有害物質規制への動きに対応するため、新グリーン調達基準を2004年7月に策定し、購入原材料・部品および当社グループ製品の含有化学物質データベースを構築し、含有化学物質管理の信頼性向上や新製品開発における環境適合材料・部品の選定支援等に活用しております。
RoHS指令については、EU向けの電子機器に組み込まれて使用されるFFC(Flexible Flat Cable)や極細同軸ケーブルといった機器用電線・配線材料をはじめ、無線LAN用のフィルムアンテナ、巻線、半導体パッケージ材料であるTABやリードフレーム、プリンター用給紙ローラー等において、対応を終了しています。
こうした中当社では、イーサネットスイッチApresia2000/3000シリーズにおいて、構成部品の環境適合品への見直し等を進めることで、RoHS指令に対応した製品をラインアップし、10月1日より販売を開始することといたしました。
当社のApresia2000/3000シリーズは、主に企業や大学等のネットワークにおいて、不正アクセスやネットワークへのウィルス感染を防止するPC検疫LANシステム構築用の認証スイッチとして使用されております。
このたび当社では、これらApresia2000/3000シリーズのうち、主要な8機種のRoHS指令への対応を完了いたしました(RoHS指令に対応したApresia一覧参照)。今後とも、当社ではApresiaシリーズにおいてRoHS指令への対応製品の拡充をしていく予定です。
当社グループでは、これまで電線・ケーブル分野や高機能材料分野を中心にRoHS指令対応製品への対応を図ってまいりました。今後は情報ネットワーク分野製品のRoHS指令への対応を進めることで、環境に配慮した製品の拡充に積極的に取り組んでまいります。
以 上
*1 イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*2 Apresiaは日立電線株式会社の登録商標です。
*3 RoHS(Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment)指令は、EUにおける電気・電子機器に対する特定有害物質(鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテル)の使用制限に関する指令のことです。
【RoHS指令に対応したApresia一覧】(仕様は予告なく変更となることがあります。)
添付資料をご参照ください。
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三井ホームリモデリング、医院・診療所のリフォーム受注を強化
三井ホームリモデリング 医院リフォーム強化
医院承継が増加の兆し
全国でメディカルリフォームセミナーを開催
三井ホームグループのリフォーム専業会社であり、「三井のリフォーム」の商標でリフォーム事業を展開している三井ホームリモデリング株式会社(本社:東京都新宿区、社長:萩原誠)は、医院・診療所のリフォーム受注を強化いたします。
近年病院との分業化が進むにつれ、わが国における地域医療の重要性は年々高まってきました。また、新築や建替えなどの住宅市場同様、今後、団塊世代の医院承継や設備の入れ替えなどにともなう医院・診療所のリフォーム需要が活発化することが予想され、医院・診療所のリフォーム増加が期待されます。
「三井のリフォーム」は、戸建ての医院やビル内診療所のリフォームを手がけており、FC会社を含めた「三井のリフォーム」全体の2005年度医院リフォーム受注取扱高は約8.5億円でした。
今後、昨年立ち上げた医師層をターゲットにした「メディカルリフォーム」ブランドを更に推進するため、一般市場に対して医院専用サイト、既開業医向けの「医院リフォームセミナー&相談会」を全国で実施し、情報量の拡大を図ります。併せて医院リフォームに関係する各分野のエキスパートとのネットワーク組織を構築し、総合的な提案力を強化します。これにより2006年度の医院リフォームの受注取扱高について、「三井のリフォーム」全体で昨年度比12%増の約10億円を目指します。
1.「医院承継・リフォームセミナー&個別相談会」開催について
主に一般市場の既存医院に向け、年内に5回実施予定です。(東京会場は7月実施済)「選ばれ続ける医院」をキーワードとして、医院承継や医療に付帯するサービスや施設などを含め安定経営のための詳しいポイント解説と個別相談会を実施します。
11月12日(日)横浜会場:横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ5階「柏」
11月19日(日)大阪会場:ハービスENT9階
11月23日(祝)札幌会場:札幌パークホテル3階「高砂」
12月 3日(日)名古屋会場:東京第一ホテル錦11階「チャーロ」
※各回とも予約制(先着順)で13:15開始。参加費無料。
講演内容は以下のとおりです。
13:15~14:15 第一部「リフォームで考える選ばれる医院・診療所のポイント」
14:25~15:00 第二部「電子カルテ導入のメリットと実例紹介」
*12:45および15:00から30分、電子カルテ展示とデモンストレーションを行います。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)
< お問合せ先 >
三井ホームリモデリング株式会社
営業推進グループ TEL:03‐5261‐1943
URL:http://www.mitsui-reform.com/medical/
※11月以降のセミナー告知は10月19日からです。
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ユニ・チャーム、香川県に建設の生理用タンポン製造の最新鋭工場が竣工
~より高い衛生・品質基準を満たす、最新鋭工場に~
タンポン製造工場新設移転のお知らせ
2006年9月28日、竣工式を開催
ユニ・チャーム株式会社(社長:高原豪久)は、同社が販売する生理用タンポン製造のため、かねてより香川県観音寺市豊浜町の工業団地の自社グループ敷地内に、建設を進めてきた新工場が竣工したことをお知らせします。
建設地は、ユニ・チャームの商品開発と技術開発の拠点であるテクニカルセンター、エンジニアリングセンターや、ユニ・チャーム製造子会社のユニ・チャームプロダクツ株式会社(社長:高井正勝)の四国工場豊浜製造所等に隣接する敷地で、現在のタンポン製造工場である川之江製造所(愛媛県四国中央市)から移転することにより、開発・生産拠点集約による生産効率の向上が期待できます。
また、タンポンという医療機器に分類される製品の製造所にふさわしい清浄度を実現し、より高い衛生・品質基準を満たす、世界においても最新鋭のタンポン工場として稼動することを目指します。
■新工場の概要
(1) 名称 : ユニ・チャームプロダクツ(株) 四国工場豊浜製造所
(現豊浜製造所と統合)
(2) 住所 : 香川県観音寺市豊浜町和田浜1531-16
(3) 竣工 : 2006年9月
(4) 生産品目 : 生理用タンポン
(5) 規模 : 鉄骨2階建て 総床面積 13,047m2
(6) 生産体制 : 80人
(7) 投資額 : 約20億円(移設費含む)
■新工場の特長
(1) 構造及び設備 : 製造工程に応じて塵埃または微生物による汚染を防止すると共に、清浄の程度を維持管理できる構造及び設備を使用
(2) ゾーニング : 人、資材の動線管理と気流コントロールにより、清浄区域内のクリーン度を徹底して確保
(3) 環境配慮 : 省エネ支援計測システムの導入で、省エネルギーの促進
● 関連リンク
日産自とルノー、米GMとの提携協議で「今後も検討を続けることを確認」とコメント発表
ルノー、日産自動車、ゼネラル・モーターズ(GM)提携協議に関するコメント
ルノー及び日産の社長兼CEOであるカルロス・ゴーンとGMの会長兼CEOであるリック・ワゴナーは本日会談し、現在検討中の3社間のアライアンスの可能性について協議を行った。
検討チームの中間報告を受けて、3社はアライアンスの可能性について今後も検討を続けることを確認した。検討チームはより綿密かつ客観的な分析を行い、アライアンスが各社の株主に対してどのような価値をもたらせるかに主眼をおいて、潜在的なシナジー効果について今後も検証を続ける。
本日の会談で、3社は当初の計画通り、10月半ばの期日まで引き続き検討を続けることを確認している。
以 上
● 関連リンク
日本HP、15.4インチワイド液晶搭載の個人向けノートPC「dv6100/CT」を発売
「石庭の砂紋」をデザインコンセプトにした15.4インチワイド液晶搭載の個人向けノートPC
(1)独自の外装加飾工法「HP Imprint」により高級感ある外観を実現
(2)インテル(R) Core(TM)2 Duoプロセッサー、高性能グラフィックスが選択可能
(3)130万画素の内蔵カメラやカード型リモコンなどのオプションも充実
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都品川区、社長:小田 晋吾)は、「日本の禅寺の石庭に描かれる砂紋」から着想を得た波形模様をトップカバーやパームレスト部にあしらった、15.4インチワイド液晶搭載の個人向けノートPC「HP Pavilion Notebook PC(エイチピー パビリオン ノートブック ピーシー)dv6100/CT(以下、dv6100/CT)」を本日から発売開始します。用途に応じてカスタマイズできるCTO(注文仕様生産)モデルとして、HP Directplusオンラインストア(http://www.hp.com/jp/directplus/)、HP Directplusコールセンター(03-6416-6777)、および日本HP販売代理店で販売します。
なお、「dv6100/CT」の発売を記念し、2つのキャンペーンを実施します。詳しくは、「発売記念キャンペーンについて」を参照してください。
製品名:HP Pavilion Notebook PC dv6100/CT
HP Directplus価格:84,000円~(税抜:80,000円~)
販売開始:9月28日
日本HPは2006年6月から、「生活エンジンPC(普段の生活を充実させるツールとしてのPC)」のコンセプトで、個人向けノートPC「HP Pavilionシリーズ」の国内展開を開始しています。持ち物にこだわりを持ち、十分な性能と機能を優れた価格性能比で購入したいと考えている層を主なターゲットとしています。
今回、デザイン、パフォーマンス、エンタテイメント機能をより充実させた新製品を投入し、さらなる拡販を目指します。
「dv6100/CT」の主な特長は以下のとおりです。
<キーワード1:「スタイリング」>
・独自の外装加飾工法「HP Imprint」を用い、傷がつきにくく高級感のあるデザインを実現
「dv6100/CT」の本体表面のデザインには、「日本の禅寺の石庭」に見られる砂の波形模様をイメージしたウェーブラインを取り入れています。美しい光沢と傷がつきにくい外観を実現する外装加飾工法「HP Imprint(エイチピー・インプリント)」により、リビングなどの生活空間にマッチした、スタイリッシュで高級感のある外観に仕立てています。
「HP Imprint」は日本写真印刷株式会社から供給を受けている斬新なグラフィックパターンのデザインが可能な加工技術で、絵柄の上に特殊なフィルムを圧着させ表面にコーティング加工を行う工法です。光沢のある質感と高い耐久性を備えていることが特長で、現在では携帯電話や自動車の内部、タイヤのホイールカバーの外装などに広く用いられていますが、ノートPCの外装として使われるのは今回が初めてです(*1)。
*1:2006年9月27日、日本HP調べ。
・「メディアコントロールボタン」やAC電源接続部位にBlue LEDを採用
軽く触れるだけでDVDの再生や音量調節などを行える静電式の「メディアコントロールボタン」や、AC電源接続端子の外周部にBlue LEDを採用し、より美しい外観を実現しています。また、タッチパットや無線LAN、音声のON/OFFボタンにはデュアルカラーLED(機能ON時:青、OFF時:赤)を採用しています。
<キーワード2:「パフォーマンス」>
・インテル(R) Core(TM)2 DuoプロセッサーやNVIDIA(R) GeForce(R) Go 7400グラフィックスが選択可能
インテル Core2 Duoプロセッサーや、高性能グラフィックス、NVIDIA GeForce Go 7400の選択も可能です。オンラインゲームや動画編集など、高いパフォーマンスが要求される作業も快適に行えます。また、次世代OSであるWindows(R) Vista(TM)対応の製品であり、長期にわたって使い続けることができます。
<キーワード3:「ユーティリティ」>
・「130万画素の内蔵カメラ」や本体に収納できる「カード型リモコン」が選択可能
オプションで、ディスプレイ上部に内蔵されSKYPEなどを用いてテレビ電話やビデオ電子メールが楽しめる、130万画素の内蔵カメラ「1.3メガピクセルWebカメラ」を搭載することができます。また、PC ExpressCardスロットに内蔵できるカード型リモコン「HPモバイルリモートコントローラ」を選択すれば、DVDの再生や音量のコントロールなどを離れた場所から行うことができます。
・すぐにDVDや音楽が楽しめるHP独自のソフトウェア「HP QuickPlay」を搭載
OSを起動せずにDVDやCD、指定のフォルダに保存されているデータの再生や、写真のスライドショー上映が行える「HP QuickPlay」(*2)機能を搭載しています。DVDプレーヤーやオーディオプレーヤーのような家電感覚でPCを利用することができます。スピーカーにはシドニー・オペラハウスなどの音響システムとしても採用された実績を持つ米国「ALTEC LANSING社」製のステレオスピーカを採用し、高品質なサウンドを楽しむことができます。
*2:「HP QuickPlay」では、MP3データの音楽再生や、mpg、wm、wmv、MPEG-1、MPEG-2、 dvr-ms、dat、mpg、mpe、mpv、avi、asfなどのファイル形式の動画再生が可能です。
・5in1メディアスロット、光デジタルサウンド出力など、最新のインタフェースを装備
SDメモリーカード、マルチメディアカード、メモリースティック、メモリースティックPro、xDピクチャーカードの5種類のメモリーカードに対応した5in1メディアスロットを装備しています。また、前面に備え付けられたヘッドホン端子2つのうちの1つは光デジタルサウンド出力(SPDIF)に対応しており、外付けの対応AVアンプと接続すれば、より臨場感あふれる音を楽しむことができます。
<発売記念キャンペーンについて>
「dv6100/CT」の発売を記念し、以下の2つのキャンペーンを実施します。
(1)「dv6100/CT」 発売記念キャンペーン
インテル Core2 Duoプロセッサーを搭載したモデルがお求めやすい特別価格で購入できます。頻繁に動画を扱うなど、高度な処理能力を必要とするお客様に最適です。
■製品名:「dv6100/CT」発売記念キャンペーンモデル
■販売開始日:2006年9月28日
■販売台数:500台限定
■販売方法:以下のサイトから発注
URL:http://www.hp.com/jp/directplus_personal
■価格および構成
HP Directplus価格:114,450円~(税抜:109,000円~)
最小構成:インテル Core2 DuoプロセッサーT5500、512MBメモリ、100GB HDD、スーパーマルチドライブ、インテル製IEEE802.11a/b/g内蔵無線LAN、Windows XP Home、リモコン
(2)「HP Pavilion プレゼンツ, ゆうこりんのスペシャルクリスマスパーティご招待キャンペーン」
「dv6100/CT」を購入されたお客様を対象にした期間限定のキャンペーンです。
2006年12月中旬に開催予定の、タレントの小倉優子さんが参加、プロデュースる「ゆうこりんのスペシャルクリスマスパーティ」へ抽選で50名を招待します。10月3日からは「ゆうこりん特設ブログ」を開設し、パーティの企画内容を順次紹介していきます。申し込み方法などの詳細は、以下のURLを参照してください。こちらのサイトは本日11時30分公開予定です。
■URL:http://www.hp.com/jp/pavilion_party
なお、新宿駅構内において2006年10月10日(火)までの期間限定で展開している「HP Pavilion Cafe(http://www.hp.com/jp/pavilion_cafe) に、9月29日より「dv6100/CT」を展示します。実機に触れ、試すことができるほか、説明員による質疑対応や見積の取得も行えます。
■添付資料(本リリースの添付資料は下記のURLでご覧になれます)
「HP Pavilion Notebook PC dv6100/CT」スペック一覧表
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/pdfs/fy06-181.pdf
■HP Pavilion Notebook PC dv6100/CTに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/dv6100
文中に掲載の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
<お客様からのお問い合わせ先>
HP Directplusコールセンター TEL:03-6416-6777
ホームページ:http://www.hp.com/jp/directplus/
(C) 2006 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
HP製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。HPは本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。
2006年9月
ラサ商事、石播から住金の和歌山製鉄所向け「水砕スラグ製造設備」を受注
水砕スラグ製造設備(ラサ・システム)受注のお知らせ
当社は、石川島播磨重工業株式会社より、住友金属工業株式会社和歌山製鉄所向け「水砕スラグ製造設備(ラサ・システム)」を受注いたしましたのでお知らせします。
記
1.受注の経緯
「水砕スラグ製造設備」は高炉の付帯設備として、必要かつ不可欠な設備であります。鉄鋼業界の好調を背景に高炉設備の新設・改修計画が検討される中で、当社は積極的に営業展開を図っておりましたが、今般、住友金属工業株式会社和歌山製鉄所向け「水砕スラグ製造設備」の設計・製作・試運転等を、石川島播磨重工業株式会社より受注いたしました。
■概要
名称 : 和歌山製鉄所新第1高炉水砕スラグ製造設備
発注者 : 住友金属工業株式会社
契約先 : 石川島播磨重工業株式会社
受注金額 : 1,000,000,000円
工程 : 平成20年7月機器納入
工事期間 : 平成20年6月~平成20年11月
工事は石川島播磨重工業株式会社が実施。
平成21年3月末高炉火入れ予定
※同社鹿島製鉄所新1高炉にも当社の「水砕スラグ製造設備」が採用され、平成16年9月より稼動しております。
2.今後の見通し
今回の受注物件の納期は来期以降となりますので、本受注による業績予想の修正はございません。
なお、来期以降の業績に与える影響については、現時点では未定です。
(ご参考)
■住友金属工業株式会社和歌山製鉄所概要
操業開始 : 1942年
面積 : 和歌山 約470万m2
海南 約90万m2
生産能力 : 年間約400万t
■「水砕スラグ製造設備」とは
「水砕スラグ製造設備(ラサ・システム)※」は、1967年に製鉄メーカーと共同で開発した当社が保有する独自の技術を用いた設備です。
製鉄所の高炉で銑鉄を製造する際に、副産物として「溶融スラグ」が発生します。(1万トンの銑鉄を生産する際に約3千トンの「溶融スラグ」(摂氏1450度)が発生します。)「溶融スラグ」に圧力水を噴射させて急速冷却・粉砕し、粒状(砂状)の「水砕スラグ」を連続的に回収・製品化するシステムが「水砕スラグ製造設備」です。
かつては廃棄物として処分されていた「溶融スラグ」が、「水砕スラグ」となることで、主にセメントやコンクリートの原材料として再利用されるようになり、「水砕スラグ製造設備」は製鉄所には不可欠の設備となっております。
このような「溶融スラグ」のリサイクリング技術を保有している企業は世界的にも限られており、当社は基本計画の作成、プラントの設計から運転技術のサポートまで一貫したサービスを提供しております。
※「水砕スラグ製造設備(ラサ・システム)」の詳細につきましては、当社ホームページをご参照願います。
URL: http://www.rasaco.co.jp/products/environment/01/index.html
■今回採用された方式について
「水砕スラグ製造設備」は、お客様のご要望に応じていくつかの方式を用意しており、今回受注の設備は、限られた敷地面積の中に建設されるため、ポンプと脱水槽を組み合わせた「ポンプ方式」が採用されました。本方式の特徴は、設備の維持管理を容易にするため、水砕スラグの脱水方法と水の循環方式に新しい方法が取り入れられたことです。
■お問い合わせ先
ラサ商事株式会社経営企画室
電話:03-3668-8232
E-Mail: soumu@rasaco.co.jp
以上
三菱電機、顔認証と指透過認証を一体化させた「三菱 顔・指認証装置」を発売
顔認証と指透過認証を一体化させた複合生体認証装置
「三菱 顔・指認証装置」発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、顔認証と指透過認証※1を組み合わせた「三菱 顔・指認証装置」を10月2日から発売します。
本製品は、「三菱入退室管理システムMELSAFETY-P」または「三菱統合ビルセキュリティシステムMELSAFETY-G」の端末としても活用できるなど、ビルセキュリティシステムへの拡張に貢献します。
なお、本製品を「CEATEC JAPAN 2006」(10月3日~7日:幕張メッセ)に出展します。
※1 指透過認証:指組織内部の指紋情報を光学的に非接触で検出する生体認証
2005年9月8日発表 「三菱指透過認証装置」発売のお知らせ
【 発売の概要 】
製品名:三菱 顔・指認証装置
主な用途:入退室管理
価格(税抜き):850,000円から
発売日:10月2日
販売目標数:200セット(年間)
上記価格には、取付・調整工事を含みません。また、別途管理パソコンが必要です。
【 発売の狙い 】
社会的な危機管理意識の高まりにより、生体認証を適用した入退室管理の需要が拡大しています。中でも、個人の顔を識別して認証する顔認証は、指や手を装置にかざすといった動作が不要で、手荷物を持っている場合でも使いやすいなど、利便性に優れていますが、一般に、認証結果が顔の表情や明るさなどの外的要因に左右されやすく、他の生体認証に比べて精度が低いという問題があります。
当社は、顔認証の利便性を活かしつつ安全性を強化した認証装置として、独自に開発した「画像処理アルゴリズム」※2を用いた顔認証技術と、2005年に世界で初めて製品化に成功した指透過認証技術を組み合わせた、「三菱 顔・指認証装置」を発売します。
※2: 2004年2月17日発表 「ベストショット顔画像記録技術」を開発
【 新製品の特長 】
1.顔認証の利便性と指透過認証の安全性を一体化
一般に、照合レベルを厳しくすると、他人の入室を誤って許可する率は減りますが、登録者本人が拒否される率は増えます。そこで、顔認証と指透過認証の2つの生体認証技術を1つの装置に組み込むことにより、顔認証の照合レベルを厳しくして拒否された人のみ指透過認証を行うなど、顔認証の利便性を活かしつつ、安全性に優れた入退室管理の構築を可能にしました。
本方式では、けがの治療(眼帯や絆創膏)などにより、顔認証、指透過認証単独では認証できない状況でも、複合させることにより安定した認証ができます。
2.独自の顔認証技術で認証精度を向上
露出補正などの自動補正機能を持った内蔵カメラで撮影した画像から、最も映りのよい顔画像部分だけを自動的に選択する、当社独自の「画像処理アルゴリズム」を採用しました。認証精度が向上するとともに、履歴としての画像データをより少ない容量で記録できます。
また、本機は、従来、入退室の人物画像記録のために設置していた監視カメラとしてもご活用いただけます。
3.セキュリティレベルや用途に応じた認証方法を選択可能
顔認証、指透過認証のいずれか単独での認証のほか、セキュリティレベルが高く、特に安全性が求められる個所では、顔認証と指透過認証の両方での認証をもって入室を許可するなど、さまざまな設定が選択できます。
【 お客様からのお問い合わせ先/資料請求先 】
三菱電機株式会社 ビル事業部 ビルシステム第三部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
電話(03)3218-4525 FAX(03)3218-4399
*添付資料あり。
● 関連リンク
ビートラステッド・ジャパン、SSLサーバー証明書「SureServer」の国内独占販売権を確立
ビートラステッド・ジャパン、SSLサーバ証明書「SureServer」の国内独占販売権を完全確立
~国内の「SureServer」ユーザのサポートにおける混乱を解消、一貫したサポート体制を実現~
情報セキュリティプロバイダであるビートラステッド・ジャパン株式会社(代表取締役社長:阿多親市、本社:東京都港区)は、SSLサーバ証明書「SureServer」の国内における実質的独占販売権を確立しました。これにより、国内で販売されていた異名同種商品の平行販売は10月末で中止され、ビートラステッド・ジャパンによる「SureServer」ユーザに対する一貫したサポート体制が整うことになります。
ビートラステッド・ジャパンでは、パートナ企業でありかつライセンサーであるCybertrust社(最高経営責任者(CEO):John C. Becker、本社:米国バージニア州)とのライセンス契約において、「SureServer」の国内独占販売権を予てより取得済みでした。しかしその一方で、Cybertrust社が「SureServer」と同等商品の非独占的販売権をオフショアで付与してきた英国コモド社が、複数社におよぶ国内再販パートナを活用し、「SureServer」と同等なサービスレベルを持つ異名同種商品を国内で並行販売していたのが実情でした。ビートラステッド・ジャパンではCybertrust社の協力のもと、英国コモド社の国内再販パートナによる並行販売の中止を求めておりましたが、このたび、2006年10月末でのCybertrust社と英国コモド社のオフショア契約解消における合意に至りました。
これにより本年11月以降、名実共にビートラステッド・ジャパンは「SureServer」の国内独占販売権を完全確立することになります。
「SureServer」は、パソコンや携帯電話、地上波デジタル放送受信機など、あらゆるインターネット接続環境において暗号化通信を可能にする、国内では随一の可用性を誇るSSLサーバ証明書です。携帯電話端末からのインターネット接続が、パソコンをはじめとするその他端末からの接続を上回りつつあるなか、携帯電話端末での可用性に抜きん出た「SureServer」に対する需要は今後益々高まることが予想されます。
ビートラステッド・ジャパンでは、より一層お客様のニーズに木目細かにお応えするとともに、インターネットのセキュリティ強化に貢献していきます。
■ビートラステッド・ジャパン株式会社について
2004年9月 米国にて、非公開企業としては世界最大級のセキュリティテクノロジベンダCybertrust社が誕生いたしました。Cybertrust社は米Microsoft社など国内外の大手企業にルートの提供実績を持つルート証明書「GTE Cybertrust Global Root」*を所有しています。
電子認証に関するテクノロジソリューション企業であった日本ボルチモアテクノロジーズ株式会は、Cybertrustグループとの資本業務提携により、ビートラステッド・ジャパン株式会社として生まれ変わりました。
さらに昨年6月に発表されたソフトバンクBBとの戦略的資本提携により一層の事業拡大を目指してまいります。
*「GTE Cybertrust Global Root」は、PCブラウザの99%に対応する汎用性を兼ね備え、国内携帯キャリアのSSL暗号化通信端末に搭載されているだけでなく、地上デジタル放送にも対応しているルート証明書です。
http://www.betrusted.co.jp/
*記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
■一般からのお問い合わせ先
ビートラステッド・ジャパン株式会社
Tel:03-6889-1575 Fax:03-6215-5266
E-mail:info@betrusted.co.jp
● 関連リンク
日立、ユニバーサルアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」を発売
Javaアプリケーション開発環境に「MyEclipse」を採用した
ユニバーサルアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」を発売
米国Genuitec社との協業により、高い生産性とユーザビリティを備えた
Javaアプリケーション開発環境「MyEclipse」の日本語版を提供
日立製作所 情報・通信グループ (グループ長&CEO:篠本 学、以下、日立)と、米国Genuitec(ジェニュイテック)社(以下、Genuitec)は、このたび、近年のJava技術の市場浸透により、より高い生産性と快適なアプリケーション開発を求めるニーズに対応して、Genuitec のJavaアプリケーション開発環境「MyEclipse」(*1)の日立へのOEM提供で提携しました。日立はこの提携に基づき、ユニバーサルアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」(コズミネクサス)のJava開発環境に日本語版の「MyEclipse」を採用し、開発生産性をさらに向上させた「Cosminexus」の最新版を本年12月末より販売開始します。
*1 オープンソースの統合ソフトウェア開発環境の「Eclipse」をベースとし、対応するプラグイン(各種開発支援追加機能)を充実させた米国Genuitec社が提供するJavaアプリケーション開発環境
近年の日本国内のJavaアプリケーション開発において、オープンソースの開発ツールである「Eclipse」が、開発を支援する豊富な各種プラグイン(追加機能)により市場に急速に浸透している状況ですが、快適に開発作業を行うための各種プラグインを開発者が選択する必要があり、その組合せにノウハウが必要な点や「Eclipse」が英語版である点で操作性に課題がある状況でした。
日立はこれまで、「Cosminexus」をJavaによるアプリケーション基盤として、WebシステムのSOA対応やセキュリティ強化などを進めてきており、ミッションクリティカルな各種Webシステム構築への高い適用実績があります。今回は、開発の上流工程から下流までをサポートする各種推奨プラグインを統合し高い生産性を実現する「MyEclipse」を、国内のWebアプリケーション基盤ミドルウェア分野では先駆けて日本語版化し採用しました。
Genuitecの「MyEclipse」は全世界で30万人を超える利用者をもち、その高い生産性とユーザビリティなどにより、米国や欧州をはじめとする世界中のJava開発者から高い評価を受けているほか、世界で初めてAJAX*2アプリケーション開発機能を提供し、Web2.0時代のシステム開発への対応を強化しています。
なお、今回の両社の提携は、日本市場でのオープンソースツール活用によるシステム構築を迅速かつ柔軟に行うニーズに対し、国内で実績のある「Cosminexus」と、高い生産性を備えた「MyEclipse」とを連携させ、市場におけるミッションクリティカルシステムへのJava適用拡大を支援するものです。
*2 Webページの再読み込みを伴わずにサーバとXML形式のデータのやり取りを行なう事で、快適なWeb操作環境を提供する対話型Webアプリケーション
Cosminexus」最新版の主な特長
今回製品化した最新版では、あらかじめ推奨のプラグインやフレームワーク(開発用部品)をサポートする「MyEclipse」の日本語版を提供することにより、これらの課題に対応します。また、各種フレームワーク、プラグインへの対応により、従来はプログラミング工程を主に対象としていた「Eclipse」ベースの開発を、Javaアプリケーションの上流の設計から開発、テスト、運用に至る一連の工程にわたり、統合された環境下で高効率に行なうことが可能になります。
(1)著名・推奨フレームワークのサポートにより、効率的なJavaアプリケーション開発を支援
・今回の最新版ではJavaでWebアプリケーションを開発する際に利用する「Struts」、「JavaServer Faces」、「Spring」などのほか、DB接続・アクセスのための「Hibernate」など、多くのフレームワークをサポートしています。アプリケーション開発に共通する定型的な処理をフレームワークが担ってくれるため、少ないプログラミングで目的のアプリケーションを構築することが出来ます。
また、日立の高信頼スケーラブルデータベース「HiRDB」やOracle、SQL Serverなどの主要なDBをサポートしており、データテーブルの作成や編集、SQL実行などの様々な操作に対する一貫した操作性を提供でき、異種DBアプリケーション開発における開発者の負担を軽減します。
(2)AJAXツールの提供による、リッチで動的なWebアプリケーションの開発を支援
・「MyEclipse」は世界ではじめてEclipse上でのAJAXアプリケーション開発機能を提供しています。アプリケーションの開発時、利用可能な変数などの候補を画面上にポップアップ表示するJavaScript*3のコードアシスト機能やデバッグ機能も提供し、JavaScriptプログラミング効率を格段に向上させることができます。また、マウス操作でプログラムモジュールをドラッグ&ドロップするだけで、ほとんどコーディングすることなくAJAXアプリケーションを開発することが可能です。
このほか、直感的かつ柔軟な画面レイアウトを実現する高機能なGUI設計機能や、市場における他のEclipseプラグイン群との互換性も確保したことによる利用可能なプラグインの拡大、UML*4設計のサポートなど、アプリケーションの短期開発及び開発効率向上のための多くの機能を提供します。
*3 Webブラウザなどでの利用に適した簡易プログラミング言語
*4 Unified Modeling Language。オブジェクト指向のソフトウェア開発におけるプログラム設計図の統一表記法。1997/11にOMGにより標準として認定された。
なお、両社は今後、日本市場におけるミッションクリティカル分野へのJava適用を加速すべく、開発者向け付加機能や関連サービスも、順次拡充・展開していきます。
関連情報
「Cosminexus」製品ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/cosminexus/
価格および出荷時期
商品名 uCosminexus Developer
概要 Webアプリケーションの開発環境
標準価格 5万2,500円~(税抜:5万円~)
出荷時期 12月末
*: 稼働環境はWindows(R) XP Professional x64 Edition、Windows Server(TM) 2003、 Standard x64 Edition、Windows Server(TM) 2003、Enterprise x64 Editionです。
米国Genuitec社について
米国Genuitec社は、Eclipseベースの革新的なJavaおよびJ2EE開発ツールを提供しています。Eclipse SDKとリッチ・クライアント・プラットフォームのためのトレーニング、専門のコンサルティング、および開発サービスも提供しています。
Genuitecは、Eclipseプラグイン・セントラルのオリジナルのスポンサーとして2003年にEclipse Foundationに参加し、同社の従業員が理事会メンバに選出され活発に開発戦略と組織の方向性に関与しています。Genuitecは、1997年に設立され、米国テキサス州Flower Moundを拠点としています。 同社の詳しい情報に関しては、会社のウェブサイトhttp://www.genuitec.com/をご覧下さい。
米国Genuitec社ホームページ
http://www.genuitec.com/
他社商品名称に関する表示
・Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標又は商標です。
・Windows(R)の正式名称は、MicrosoftR Windows(R) Operating Systemです。
・その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
以上
● 関連リンク
ビクター、大幅な薄型化を実現する新プロジェクションテレビ用映像投射システムを開発
60V型クラスで奥行き約27cmの薄型プロジェクションテレビを実現する
「スリムファンクション光学エンジン」を新開発
~スタイリッシュなテーブルトップデザインはそのままに、壁掛け設置なども可能~
日本ビクター(株)は、スタイリッシュなテーブルトップデザインはそのままに、奥行きサイズを従来から大幅※1に縮小できるプロジェクションテレビ用映像投射システム「スリムファンクション光学エンジン」を開発しました。本技術により、スタンドを含めた設置奥行きでPDP や液晶テレビと同等以下となる、60V型クラスでセット奥行き約27cmの薄型フルハイビジョンプロジェクションテレビを実現できます。その結果、これまでプロジェクションテレビを置けなかった場所、空間にも設置可能となります。さらに、独自の側面放熱設計によりセット背面をフラットにできるため、壁にぴったり接触させての設置(いわゆる“壁ピタ”設置)や壁掛け設置など、プロジェクションテレビの使用シーンを大きく拡大します。
(※1…当社製品比、約4割縮小。)
なお当社は、本技術を搭載した58V型薄型フルハイビジョンプロジェクションテレビ(表示デバイスは独自の反射型液晶素子“D-ILA”採用)の試作機を、10月3日(火)から7日(土)まで日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催される「CEATEC JAPAN 2006」の日本ビクターブースに参考出展します。
<新開発「スリムファンクション光学エンジン」の特長>
1.投射レンズ+凹面ミラーの投射光学系により、薄型化とテーブルトップ型の両立を実現
プロジェクションテレビ内の投射レンズ部(映像をレンズで拡大してスクリーンに投射する部分)に、従来の屈折型レンズに加えて新たに凹面ミラーを組み合わせた投射光学系を搭載し、当社従来比約1.5 倍の広画角化(約138 度)を実現。この広い画角が投射距離を約4 割縮小させ、セットの大幅な薄型化を可能にしました。
また一般的な凸面ミラーを用いた投射光学系では、光学エンジンコア部および照明光学部が光軸よりも下側に配置されるため、画面下部サイズの小型化は困難で、“薄型かつテーブルトップデザインのプロジェクションテレビ”の実現は難しいとされてきました。しかし当社は今回、凹面ミラーを採用することでこの問題を解決するとともに光学コアの小型化にも成功し、薄型かつテーブルトップデザインの両立を実現しました。
2.遮蔽構造により、高コントラスト化を実現
凹面ミラーを用いた投射光学系ではスクリーンに到達する前に一旦光が集光するため、光射出部を小さくできます。このため、光学エンジン内部に入る不要な光を遮断でき、高いコントラストを実現します。また、ホコリなどが侵入しにくく、鮮明な映像を楽しめます。
3.独自の側面放熱設計によりセット背面のフラット化を実現
いわゆる“壁ピタ”設置や壁掛け設置など、プロジェクションテレビの使用シーンを大きく拡大します。
4.リーズナブルなコストで生産可能
特殊なスクリーンや歪曲補正回路を必要としない投射光学設計、背面ミラーの小型化(当社現行商品の背面ミラー面積と比べ、約4分の1)に加え、新開発の凹面ミラーは射出成形法で製造できるため、リーズナブルなコストで光学エンジンの生産が可能です。
5.独自開発の高画質映像表示デバイス“D-ILA”を採用
映像表示デバイスには、当社が独自に開発した0.7インチフルハイビジョン“D-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)“ を採用し、高輝度、高コントラストかつシルキーで滑らかな高画質映像を実現しました。
<新開発「スリムファンクション光学エンジン」のもたらすメリット>
○プロジェクションテレビの大幅な薄型化とレイアウトの多様化を実現
他のフラットパネルディスプレイと同様に、市販されているラックにすっきりと設置できる、薄型プロジェクションテレビの商品化を実現します。また、従来困難だった壁掛けレイアウト等、これまで置けなかった場所・空間にも設置可能となり、プロジェクションテレビの使用シーンを大きく拡大します。
<開発背景>
大型ディスプレイのグローバル市場において、PDPやLCDなどのフラットパネルディスプレイの普及が急速に進んでいますが、特に50V型を超えるサイズにおいては、消費電力やフルハイビジョン対応のコストなどに課題があります。一方、マイクロディスプレイ型プロジェクションテレビ(Micro Device Display=MDDP)は、“高輝度かつ低消費電力”“大幅なコストアップなしにフルハイビジョンに対応できる” などの特長を持っています。しかし、フラットパネルディスプレイよりも奥行きがあるため、設置スペースなどで課題が残っていました。
こうしたマイクロディスプレイ型プロジェクションテレビの課題解決を目指し、薄型化を実現させるためにさまざまな技術開発が行われてきましたが、“画面下部サイズが高くなる”ことや“特殊なスクリーンが必要”などの理由で、民生用のニーズに十分に対応できる薄型プロジェクションテレビの実現は困難とされてきました。
しかしながら当社は、この“常識”を打破すべく技術的検討を続け、今回、凹面ミラーを用いた「スリムファンクション光学エンジン」の開発に成功。これにより、60V型クラスで奥行き約27cmの、テーブルトップデザイン薄型フルハイビジョンプロジェクションテレビを実現しました。
● 関連リンク
NEC、ペニンシュラホテルグループのVoIPネットワークシステムを構築
ホテル業界初、ペニンシュラホテルグループが、
世界14拠点を結ぶ大規模グローバルVoIPネットワークシステムを構築
~低コスト短期間で既存電話網をIP化、拠点間国際電話料金を大幅削減~
アジア・北米を中心に最高級ホテルを運営する「ザ・ペニンシュラホテル・グループ」(本社:香港、CEO:クレメント K M クオーク、以下 ペニンシュラホテル)はNEC(本社:東京、代表取締役執行役員社長:矢野 薫)と共同で、ホテルおよびオフィス14拠点を結ぶ音声網(電話網)とデータ網を統合したVoIP(注1)ネットワークシステムを構築いたしました。
ホテル業界において、世界の各拠点を結ぶVoIPネットワークシステムは、世界で初めて(注2)の例であります。
本システムは、香港・マニラ・バンコク・北京・ニューヨーク・シカゴ・ビバリーヒルズなど14拠点に設置されている既存のNEC製IP-PBX(構内電話交換機)および他社製PBXに、NECのIPネットワーク機能を提供するソフトウェアを主に付加することにより、初期投資コストを極力抑え短期間でPBXをIP対応に移行し、グローバルVoIPネットワークを構築したものです。
ペニンシュラホテルは本システムの構築により、(1)VoIPゲートウエイを設置する従来の方法でVoIPネットワークシステムを構築するのに比べ、初期投資コストを低減、(2)業務用の年間国際電話料金を大幅に削減、(3)世界各地の顧客に対応するコールセンターを香港に設置し従業員の業務効率化を実現いたします。
ペニンシュラホテルは、ホテルのグローバル展開に伴い、世界各拠点間のコミュニケーション頻度が増加し、国際電話料金の削減が急務となっておりました。新システムはこうした課題を解決するものであり、今後、世界各所のホテル新設に合わせ、本システムも拡張する計画です。
NECはペニンシュラホテルにおいて、PBXシステムの推奨ベンダーとして評価されてまいりました。新システム構築には、これまでの実績に加え、同ホテルが保有するNECのIP-PBX資産を有効活用するシステム提案力、音声とデータを高品質に融合する技術力を高く評価されたものであります。
ペニンシュラホテルのVoIPネットワークシステムの特長は、次の通りです。
1. NECのIP技術により、マルチベンダーPBX環境で既存資産を継承したVoIPネットワークシステムを低コストかつ短期間で構築
・ 既設のPBXをIP網に接続するためには、PBXごとにVoIPゲイトウェイを新たに設置する必要があり、システム投資が高額になる。そこで、今回のシステム構築では、NEC製PBX「UNIVERGE NEAX 2400IPX」が設置された拠点には、同PBXに、IPネットワーク機能を提供するソフトウェアを追加搭載することで、容易にIP化に移行。他社製のPBXが設置された数拠点については、小型のNEC製ゲイトウェイシステム「IPS-DM」を設置。
・ これらにより、初期投資コストを低減し、全世界14拠点を結ぶVoIPネットワークシステムを構築。国際間通話が内線化されたことで、業務用の年間国際電話料金を大幅に削減することが可能となった。
2. NECのIP通信方式の採用により、高度な電話機能を実現し、従業員の業務生産性を向上
・ 全拠点の電話番号計画を統一化するともに、従業員一人一人に個別の電話番号を割り当てることで、コミュニケーションの円滑化を実現
・ NECIP通信プロトコル「CCIS over IP」(注3)を採用し、国際拠点間での電話番号表示やIP-VPN環境における音声のQoS制御(注4)など、高度な機能を実現。
・ 香港に、世界各地のホテル予約を24時間体制で集中的に受け付けるコールセンターを構築し、従業員の業務効率化を図る。
NECは、NGN(次世代ネットワーク)時代に向け、企業のNGN対応や競争力強化を実現するソリューションを提供しております。NECはこのたびの構築実績をふまえ、ブロードバンド基盤を用いたホテル業界向けソリューションの開発・販売を強化し、顧客企業の経営革新に貢献してまいります。
参考資料 【関連資料 参照】
(1) ペニンシュラホテルが構築したVoIPネットワークシステムの概要
(2) ペニンシュラホテル香港の概観写真
以上
(注1) VoIP:Voice over Internet Protocol
インターネットやイントラネットなどのIPネットワークを使って音声データを送受信し、音声通話を実現する技術。
(注2) NEC調べ
(注3) IPネットワーク上で共通線信号方式(CCIS)を実現し、拠点間での電話機能を実現する通信プロトコル
(注4) QoS:Quality of Service
通信の品質を制御すること
* 本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 企業ネットワークソリューション事業部
電話: (03)3798-7276
● 関連リンク
日立リビングサプライ、爽快な剃り味の男性用電気シェーバー「ロータリーレイザック」を発売
新採用の「全方向マルチアングル外刃」で捕毛性を向上し、爽快な剃り味を実現
ロータリーシェーバー「ロータリーレイザック」を発売
株式会社日立リビングサプライ*1(取締役社長:常吉 信吾)は、日立ロータリーシェーバーの普及モデルに位置付けている「ロータリーレイザック」の新モデルとして、様々な方向に向いたくせひげもしっかり捕らえる「全方向マルチアングル外刃」を新たに採用したRM-SX110を10月21日に発売します。
新製品では、外刃孔の形(外刃パターン)をハート型など日立独自のパターンにし、長いひげや短いひげ、様々な方向に向いたくせひげもしっかり捕らえる「全方向マルチアングル外刃」を新たに採用しました。これにより、滑らかで爽快な剃り味を実現します。
使い勝手の面では、グリップ部分をスリムにし、握りやすくしました。また、従来からの軟質ポリウレタンを施したソフト加工により、濡れた手でも滑りにくくなっています。
*1 日立製作所の100%子会社。主な業務は家電製品を中心とした製品の調達、販売。
【 型式および発売日 】
製品名 ロータリーレイザック
型 式 RM-SX110
本体希望小売価格 オープン価格
発売日 10月21日
当初月産台数 20,000台
【 開発の背景 】
男性用電気シェーバーは、年間販売台数が約700万台の安定市場となっていますが、これまでのシェーバーに対しては、ひげをしっかり捕らえる捕毛性、残さずカットする深剃り、肌荒れを起こさないなど、剃り味の向上が求められています。
日立では、電気シェーバーのラインアップとして、往復式、回転式に加え、独自の「ロータリーカット」方式を採用した「ロータリーシェーバー」を展開しています。この「ロータリーシェーバー」には、より早く深い剃り味を実現した最上位モデルの「ロータリーグランゼット」、捕毛性を向上した上位モデルの「ロータリーエクステージ」、そして、普及モデルの「ロータリーレイザック」の3シリーズがあります。
今回発売の「ロータリーレイザック」では、20~30代の若年層や、安全かみそりのユーザーをターゲットに、ひげをしっかり捕らえる捕毛性と、滑らかな剃り味を実現しました。
【 主な仕様 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 関連情報 】
シェーバーホームページ
http://kadenfan.hitachi.co.jp/shaver/index.html
【 お客様からの問い合わせ先 】
お客様相談センター
電話 0120-3121-11
以上
● 関連リンク
インプレスR&D、「OKWave」内のQ&Aコンテンツを書籍化するシステムを開発
インプレスR&Dがネット上のCGMを書籍シリーズ化
オウケイウェイヴと共同でシステム開発
9月29日に3タイトル同時発売
インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手掛ける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)は、日本最大級のQ&Aサイト「OKWave」(http://okwave.jp 登録者約58万人、閲覧者500万人/月:2006年9月現在)を運営する株式会社オウケイウェイヴ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:兼元謙任)との共同事業として、「OKWave」内のQ&Aコンテンツを書籍化するシステムを開発しました。シリーズ第1弾3タイトルを「OKWave Booksシリーズ」として9月29日(金)に発売いたします。
「OKWave」は、一般の方々が質問し、それに対して一般の方々が答えるWeb2.0的手法をいち早く取り入れたQ&Aサイトで、平成12年1月のサービス開始以来、約1,000万件の質問と回答が寄せられています。ここで語られた膨大な知識の集積(集合知)は、CGM(Consumer Generated Media=消費者生成メディア)として、単にインターネット上に存在するだけでした。今回の共同事業では、「個別Q&A」「お礼」「検索キーワード」など、「OKWave」から吸い上げたデータを指標化して、人々の関心が高く、かつ役に立つと判断できる質問と回答を、効率的に抽出できるシステムを構築しました。このように、ネット上だけのニーズにとどまっていたCGMを書籍化できる手法が確立されたことで、増大するネット世界の「知」を効率的に現実世界に流通させることが可能となります。また、広告一辺倒のネットビジネスに新たなモデルを提案することにもつながっています。
書籍シリーズ化の第1弾3タイトルは、この手法により抽出したテーマ「不倫」「妊娠・出産」「恋愛とお金」がもとになっています(各タイトルの内容は、下記概要をご参照ください)。書籍化にあたっては、テーマに基づいたQ&Aの中から選別・再構成しました。また原則的に投稿文はそのまま掲載するなど、企画から製作まで一貫してWeb2.0的手法を用いています。
今後はケータイでのコンテンツ流通なども視野に入れ、定期的な書籍化を行う予定です。
■OKWave Books発刊に寄せて
OKWave Booksは、インターネット上のQ&Aサイト(OKWave)で交わされた一般の方々の会話から誕生した書籍シリーズです。
通常、書籍は専門知識や経験が豊かな学識者や著名人が、その知見を一般の方々に伝えるため、また後世に残すために出版されています。しかし、インターネットによる知識流通の革命は、一般の方々の膨大な体験や知識を集積することを可能にしました。一人の一般人が持つ知識だけで本を出版することはできませんが、多くの人々の知識の集積(集合知識)は、時として一人の学識者のそれを超えることがあります。
いま日本は、世界に先んじて知識社会への扉を開こうとしていると言われています。本シリーズに収録された多くの人々のホットでリアルな意見の集合が、今後の日本の社会や文化形成の一助になれば幸いです。
2006年9月 インプレスR&D 発行人 井芹正信
(※以下、詳細は添付資料参照)
【株式会社インプレスR&D】 http://www.impressRD.jp/
インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役:井芹昌信)は、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、IPv6関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。
【インプレスグループ】 http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚本慶一郎、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
【株式会社オウケイウェイヴ】 http://www.okwave.co.jp/
1999年7月設立。世界中の人と人を信頼と満足で繋いでいくことを理念に、Q&Aサイト「OKWave」(会員約58万人、約1億PV/月)を運営。またその運営ノウハウを応用したFAQ作成管理ツール「OKWave Quick-A」やQ&A活性化ツール「OKWave ASK-OK」等のソリューションを開発・販売。2006年6月に名古屋証券取引所セントレックスに株式上場(証券コード:3808)。
【OKWave】 http://okwave.jp/
2000年1月オープンの日本初、最大級のQ&Aサイト。会員ユーザからの質問に、別の会員ユーザが回答する場を提供しています。ユーザの経験・知恵・知識を引き出してコンテンツが自動生成される仕組みはWeb2.0そのもの。「OKWave」が保有する約1,000万件のQ&Aデータベースは、約58万人の会員ユーザはもちろん、毎月約500万人の閲覧ユーザにも利用されています。「OKWave」と連携し、Q&Aコンテンツを共用する他社サイト(連携サイト)は40社に上ります。
【『OKWave Booksシリーズ』の販売方法】
●全国の書店およびウェブ書店による販売
●インプレスダイレクトによる直接販売 (ウェブ、FAX、お電話での受付)
http://direct.ips.co.jp/book/IRD/OKW/
お問い合わせ先:インプレスダイレクト カスタマーセンター
〒102-0075 東京都千代田区三番町20 TEL:03-5275-9051 FAX:03-5275-2443
(営業時間 10:00-17:30 土日、祝祭日を除く)
E-mail: sales@ips.co.jp
マイクロソフト、パートナー各社向けにマイクロソフト製品への移行・新規対応支援プログラムを提供
パートナーのアプリケーション/ソリューションに対してマイクロソフト製品への移行および新規対応を支援する「Application Platform Program」を提供開始
~パートナー各社のソフトウェアパッケージ、ITソリューションにマイクロソフト製品を採用いただくための大規模な技術支援プログラムを提供~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、各種ソフトウェアパッケージやITソリューションを提供するパートナー各社に対して、マイクロソフト製品へのマイグレーション、新規での対応、および検証を行うための支援プログラム「Application Platform Program(アプリケーション プラットフォーム プログラム)」を、2006年10月2日(月)より開始します。
本プログラムでは、マイクロソフト調布技術センターに移行や検証を行うための大規模な施設を設置し、同施設での対応を行うためのツールや技術情報をパートナー各社に提供します。本プログラムにより2007年6月までに、100製品もしくはソリューションがマイクロソフト製品への移行、および対応を予定しています。
本プログラムは、従来から提供中のSQL Server(TM) 2000およびOracle等の他社データベース製品からSQL Serverへの移行を支援する「SQL Server 2005 マイグレーションラボ」を拡張し、データベースへの対応支援だけではなく、.Net Framework製品やBizTalk Serverのアプリケーション プラットフォーム製品、Office System製品、その他製品を含めてトータルでの支援を実施します。
【 対象製品(予定含む) 】
SQL Server 2005/SQL Server 2005 Express Edition
Visual Studio(R) 2005/.Net Framework
Active Directory(R)
Windows Server 2003(32ビット、64ビット)
BizTalk(R) Server 2006
Exchange Server/SharePoint(R) Server
Windows Vista(TM)
Windows Server “Longhorn”
本プログラムの特徴として、従来からの製品対応への技術支援に加え、ビジネスアプリケーション ソフトウェアの開発企画段階を重視し、その時点で必要となるマイクロソフト製品への移行や新規対応に関するトレーニング・移行ツール・技術情報・プログラミング技法、およびハードウェアを利用した検証等を1つのパーッケージとして提供します。これにより、パートナー各社は、製品の開発段階においてマイクロソフト製品との効果的な組合せや活用方法などを事前に検討し、効率的に製品開発を行うことが可能となります。
マイクロソフトは、本プログラムを通じて、パートナーのビジネスアプリケーション ソフトウェアとマイクロソフト製品との親和性を高め、より付加価値をもったソリューションの提供に向けてパートナー各社と協力していきます。
プログラムの詳細については、添付資料を参照ください。
*添付資料あり。
● 関連リンク
ルネサステクノロジ、ワンセグ対応カーナビなど向けアプリケーションプロセッサーをサンプル出荷
ワンセグ対応のカーナビゲーション機器やポータブルメディアプレーヤ向け アプリケーションプロセッサ「SH-MobileR」を製品化
- 携帯電話用途以外への展開製品第一弾 -
株式会社ルネサス テクノロジ(本社:東京都千代田区、会長&CEO 伊藤達)は、このたび、アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile(注1)」の携帯電話用途以外への展開を開始します。第一弾として、携帯・移動体端末向けの地上デジタル放送であるワンセグ(注2)対応のカーナビゲーション機器(以下、カーナビ)やポータブルメディアプレーヤ向けに適した「SH-MobileR(製品名:SH7722)」を製品化し、2006年10月からサンプル出荷を開始します。
本製品の主な特長は以下の通りです。
(1)地上デジタル放送に対応した高性能動画像処理IPコアを搭載
世界各地のデジタル放送で採用された動画像圧縮規格であるH.264/MPEG-4 AVC(以下、H.264)に対応した画像処理IP、VPU4(Video Processing Unit 4)を搭載しています。 VPU4は、66MHz動作でVGAサイズの動画像を30fps(frame per second)でエンコードおよびデコードが可能であり、通常のTV相当の滑らかな表示を実現できます。これにより、日本のワンセグ放送の他、欧州や韓国等のデジタル放送サービスにも対応できます。
(2)マルチメディア対応の豊富な周辺機能を内蔵
500万画素クラスのカメラモジュールと直結可能なカメラインタフェースならびに画像処理機能を搭載しています。高精細カメラの大容量画像データを高速に取り込み、画像の多彩で多様な加工処理が可能であり、さらに、JPEGハードウェアアクセラレータにより、JPEG画像の高速表示や連写を行うことができます。加えて、24ビット対応TFTカラー液晶コントローラを搭載しているため、高画質な画像表示を実現可能です。また、新たに、描画性能を向上した2Dグラフィックスアクセラレータを搭載しました。これにより、例えば、機器の操作メニュー画面において、複雑化したGUI(Graphical User Interface)による表示なども、高速で高度な描画を実現可能です。
(3)266MHzの高速動作により、高性能なマルチメディアシステムを実現可能
高性能CPUコアの「SH4AL-DSP」を搭載し、従来のSH-Mobileでの最大動作周波数216MHzから約1.25倍高速化しています。最大動作周波数は266MHzで478MIPS(million instructions per second)の高処理性能を実現しており、ブラウザや負荷の大きな複数アプリケーションの並列処理、並びに専用OSより処理負荷が大きなLinux(注3)などの汎用OSによる動作等に余裕をもって対応できます。
また、H.264やMPEG-4などの動画用ミドルウェア、MP3やAAC(Advanced Audio Coding)などのオーディオ用ミドルウェアを豊富に用意しています。既に提供開始しているDRM(Digital Rights Management)機能を備えたミドルウェアを使用することで、オーディオコンテンツの保護が必要な次世代AVシステム等を実現できます。高性能な本CPUコアで、これらの多彩な複数ミドルウェアを円滑に動作することができ、トータルシステムへのソフトウェアソリューションを提供します。
< 製品化の背景 >
近年、地上デジタル放送の本格放送化に伴い、地上デジタル放送対応機能を搭載した携帯電話やカーナビ、ポータブルメディアプレーヤなどのマルチメディア端末が市場投入されています。特にカーナビ分野では、車内において高画質で鮮明なTV映像を視聴したいというニーズが高まると推測され、デジタルTV放送対応機能の搭載が拡大すると見込まれています。
当社は、携帯電話システムで、地上デジタル放送対応の「SH-Mobileシリーズ」をいち早く製品化し、多くの携帯電話に採用されています。そして、各種の豊富な機能や構成、また使い勝手の良さなどから、携帯電話用途以外への適用が望まれていました。そこで、今回、携帯電話分野以外への第一弾として、ワンセグ対応機能を備えるカーナビやポータブルメディアプレーヤなどの他、各種マルチメディア端末向けに最適で多彩な周辺機能を内蔵した「SH-MobileR」を製品化しました。
< 製品の補足 >
本製品は、高性能な動画像処理のIPコアVPU4を搭載しています。VPU4は、地上デジタル放送で採用されている動画像圧縮規格H.264と、従来、ムービーの記録や再生などで使用されているMPEG-4の両規格に対応し、最大8Mbpsに対応した高画質、高速、高性能な処理を実現しています。
また、搭載しているCPUコア「SH4AL-DSP」は、最大266MHz動作で478MIPSと、単位周波数当たりの性能が1.8MIPS/MHzの高い処理性能を実現しています。さらに、外部に接続するSDRAMに対しては最大64ビットバス幅で接続可能であり、地上デジタル放送対応のブラウザも快適な動作をさせることができます。
さらに、マルチメディア対応を始めとした豊富な機能を搭載しています。500万画素のカメラモジュールを直結接続可能なカメラインタフェースを搭載しており、高精細カメラの大容量画像データを高速に取り込んで、画像の電子ズーム表示、OSD(オンスクリーンディスプレイ)機能やHWC(ハードウェアカーソル)機能などによる画面の重ね表示等の多彩な表示が可能です。加えて、24ビット対応TFTカラー液晶コントローラにより高画質な画像表示を実現でき、2Dグラフィックアクセラレータ搭載により、複雑なGUIによるメニュー表示も高速描画が可能です。また、TV放送方式のNTSCやPALに対応したビデオ出力ユニットを搭載しているため、TVモニターへの表示を容易に実現可能であり、撮影した動画をTVで楽しむことなどができます。さらに、JPEGハードウェアアクセラレータは、静止画像であるJPEGデータの高速な処理を行います。例えば、JPEGデータを、VGAサイズで0.02秒/枚以下、SXGAサイズで0.1秒/枚以下と高速な連写が可能であり、セキュリティーカメラなどの応用に最適です。
その他、PCなどとの高速インタフェースに必要なUSB2.0 ファンクション(ハイスピード対応)のインタフェース、また、ECCエラー訂正能力を3シンボルから4シンボルに向上した4GビットNAND/AND型フラッシュメモリインタフェース、加えて、SDメモリカード(注4)(SDメモリ/SD I/O)インタフェースなどの豊富なインタフェースや周辺機能を搭載しています。SDメモリカードインタフェースは、CPRM機能をオプション機能としてサポートしており、地上デジタル放送の記録・再生などを実現可能です。
その他、株式会社日立超LSIシステムズから、ワンセグ対応アプリケーションについて、ミドルウェア並びにユーザにおけるシステム開発へのソリューションが提供開始される予定です。
パッケージは、449ピンBGA(21mm×21mm、0.8mmピンピッチ)を採用しています。
尚、当社は、本製品を、10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006(シーテックジャパン2006)」で展示致します。
今後、マルチメディア・アプリケーションシステムの進化や高度化に合わせた製品を開発し、変化する市場ニーズに即した最適な製品をタイムリーに市場に投入していくことで、「SH-Mobile」のさらなる展開を促進していきます。
■ 注記
(注1)SH-Mobile(SuperHTM Mobile Application Processor): 携帯電話システム向けに、ベースバンドLSIと接続して、オーディオや動画などのマルチメディア・アプリケーションを専用に処理する当社独自のプロセッサ。
SuperHは、(株)ルネサス テクノロジの商標です。
(注2)ワンセグ: 日本における携帯・移動体端末向け地上デジタル放送サービス。2006年4月からサービスが開始されている。
(注3)Linuxは、米国およびその他の地域におけるLinus Torvalds氏の登録商標です。
(注4)SDメモリカードは、3C(松下電器産業株式会社、株式会社東芝、SanDisk Corporation)で原型規格化、SDA(SD Card Association)にて発展的に拡張規格化されている小型メモリカードです。
* その他記載の製品名、会社名、ブランドは、それぞれの所有者に帰属します。
■ 応用機器例
ワンセグ対応カーナビゲーション機器、ワンセグ対応ポータブルメディアプレーヤ、 PND(Personal Navigation Device)、セキュリティーカメラ、TV電話応用端末、V2IP(video and voice over IP)端末など
■ 価格
製品名:SH-MobileR: SH7722 (R8A77220C266BGV)
動作周波数:266MHz
パッケージ:449ピンBGA
1万個ロット時の価格(円/個)<税込>:3,000
■ お客様からの問い合わせ先
株式会社ルネサステクノロジ システムソリューション統括本部
システムソリューション第二事業部 製品技術部
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号(日本ビル)
電話 03(5201)5234 (ダイヤルイン)
以 上
< 補足資料 >
■仕 様
(※ 関連資料を参照してください。)