2006'12.01.Fri
TimeWarner ( NYSE:TWX ) は1日、2006年第3四半期決算 (9月30日締め) を発表した。傘下の AOL の業績は、ISP からコンテンツを主体とした広告事業への移行の進展ぶりをうかがわせるものとなった。
第3四半期の AOL の売上は、前年同期比3% (5800万ドル) 減の20億ドルだった。Time Warner によれば、会員からのサービス利用料売上が13% (2億1000万ドル) 減少したことが響いているという。
売上減の主因は、米国内の AOL 会員が減少したことだと同社は述べている。同社は先ごろ AOL サービスの 無料化 を決定し、会員向けサービス利用料から広告料中心のビジネスモデルへ転換を図っている。
会員にサービス利用料金を払ってもらう代わりに、広告を見てもらうことで利益をあげようというわけだ。
したがって、会員によるサービス利用料売上の減少が広告売上の増加で一部相殺されたことは、AOL にとっては良いニュースかもしれない。第3四半期、広告売上は前年同期から46% (1億5100万ドル) も増加した。
Time Warner によれば、広告事業の好調は、AOL の100%子会社 Advertising.com が手がけたサードパーティ Web サイトへの掲載広告や、ディスプレイ広告、検索マーケティングの大幅な売上増を反映したものだという。
「AOL の広告支援型ビジネスへの移行が早くも順調に進んでいることを、とりわけ心強く感じている」と、Time Warner の会長兼 CEO (最高経営責任者) Dick Parsons 氏は声明の中で述べている。
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(japan.internet.com) - 11月2日
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