2006'12.01.Fri
日本SGI は2006年11月1日、ベネッセコーポレーションの子会社である アビバ に情報漏洩抑止ソリューション「時限くん Ag」を納入した、と発表した。
時限くんは、同社が昨年2月に 発表 した情報漏えい防止ソリューションで、指定した条件での消去や利用制限を設定できるもの。
OS の低層にあるドライバ層でファイル操作などの監視/制御を行う「Driverware」技術と、特定アプリケーションを制御する技術を用い、目的ファイルの強制自動消去、コピー&ペーストや印刷などのアプリケーションソフトウェアの操作を制限できる。
特にファイルの削除では、目的ファイルを Driverware で“ごみ箱”を使わずに上書き削除し、ファイルの再現が不可能となる。
同社ではさらに、他操作の制限において、メニューを非表示としてスクリーンキャプチャ(画面コピー)を含むショートカットキー操作も抑止し、アビバファイルマネージャーとデザインスキームを一部変更するなどの、アビバ向け独自 DRM システムのカスタマイズを行った。
アビバでは時限君を、アビバが運営する PC スクールの受講生専用 Web 情報配信サービス「アビバクラブ」で、会員向けに配信する Flash ビデオを用いたストリーミング動画コンテンツを保護するために採用、あらかじめ設定した期間などの条件でコンテンツを自動消去できるようした。運用開始は11月1日。
これにより、運用の際に目的のファイルを時限化して配布するだけで、認証サーバーなどを必要としないシステムが可能になった、とのこと。
Driverware は、サイエンスパークが開発、提唱するデバイスドライバ技術を用いたソフトウェアコンセプト。時限くんは Driverware を基盤に、情報漏洩防止ソフトウェアとしてエヌ・エス・イーとアイ・エックス・アイが開発した製品。
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(japan.internet.com) - 11月2日
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