~ラーメンの知識からオリジナルラーメン作りまで~
1月12日から16日、香川県坂出市にある(株)大和製作所でラーメン学校「大和的拉麺道」が開校した。讃岐うどん学校に続き、ラーメン・蕎麦と、ほぼ同時に開校し、麺専門講習三本立ての体勢が整った。
初日は、中国からの生徒2名を含む、計6名が参加し、製麺講習と実習が行われた。
小麦粉の特徴や性質、カンスイとの関係など、実際にラーメン店を開業している生徒さん達も理解できていない理論が説明される中、ひたすらメモを取る人、とにかく質問を繰り返す人、様々な反応だったが、皆一様に感心している様子。
午後からの実習では、生徒からの質問に的確なアドバイスを続ける中、「もっと太くならないか?」「もっとコシのある麺にならないか?」「もっと黄色くならないか?」といった注文が入り、生徒のみならず講師までもがイキイキと活気づく。沖縄そばをご要望の生徒にも…「麺線を少し太めに、そしてコシを出す」…裁断された麺線を手に、一同感嘆の声。
2日目は、製麺講習担当の講師からスープ講習担当の講師にバトンタッチし、トッピング材料作り。今回の具材はチャーシューと味玉。本来は「スープ作り」と平行作業になるのだが、それぞれの作業を分かりやすくする為に、別々に行われた。
作業の間で、ひたすら講師に質問をする生徒達…すっかり仲良くなり、講師を「まっちゃん(本名松原)」と愛称で呼ぶまでに。
3日目は、いよいよ佳境であるスープ仕込み。本校が標準としているスープベースに、希望のあったスープ(豚肉・魚系)を追加。焦げ付かないように、水量をまめにチェックしながら煮込んでいく。
4日目は、朝から醤油・塩をベースに、7種類の元ダレを作成し、昼からは前日に作成したスープベースが校長と共に登場。この時から、現場は殺気立つ。いよいよオリジナルスープ開発である。校長の指示・アドバイスの元、頭に描く理想のスープへと迷走が始まる。ここで、生徒達が自店で使用している元ダレや隠し味、知識交換等を開始。これにより、膠着した時間が一気に進む。お互いがお互いの試作品を批評し合いだす。
最終日は、麺専門店に関する、繁盛の為の経営講義が行われた。コンセプトの重要性、資金計画や立地(商圏)分析、運営計画…数字が頭上を飛び交う。生徒さん達は、メモを取りながら数字を追いかける。運営していく上で、また、繁盛店を作る上で必須の事項を、事例を交えての講義。生徒以上に熱くなってる校長。展示会や相談会を各地で開催しているのに、この経営講義だけでも…という参加希望者が多い事がうなずける。
<<余談>>
4日目のオリジナルスープ開発の際、生徒さんそれぞれが目指す味が、ほぼ完成に近づいた頃、「君、参加してたなら作れるだろ? 好きなラーメン作ってみなさい」と校長の一言…無理を言っちゃいけないよ。慌てながら喜ぶど素人の私に、トンコツを極める為に参加し、驚くべきトンコツを作り上げた生徒さんからトドメの一言、「トンコツフリークなんだから、美味いの作ってよ」…。初日から知識と映像しか見ていなかったど素人の暴走により、ご希望通りの笑いのネタが一丁あがり!今度はアドバイスを反映させての挑戦。結果、2回目の私のレシピ…「大和的拉麺道」のマニュアルに載る事になりました。いやはや、ド素人がここまでのモノを作るとは…恐るべき…
何はともあれ、今回の記念すべき第一期生の皆様が、大成功を収めます事を…。
▼大和的拉麺道(ラーメン学校)
http://yamatomfg.com/original/noodle_School/ramen/index.htm
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