三菱電機、全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」16機種を発売
基本性能向上、施工性改善、省スペース設置を実現
三菱全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」新発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、ビル・ホール等の大空間の快適・省エネ換気を実現する全熱交換形換気機器「設備用ロスナイ 床置形」の新商品16機種を12月1日から発売します。
新商品は、熱交換率や省電力などの基本性能を向上させるとともに、設計・施工性、省スペースを追求し、建物のリニューアルにも対応しやすくしました。
【 発売の概要 】
(※ 添付資料を参照してください。)
【 発売の狙い 】
ビル、ホール、店舗などの大空間では、室内空気環境の整備・改善はもとより、建物内の省エネ対策、とりわけ空調費用の削減が大きな課題となっています。また建物内スペースの有効活用のために設備機器の設置・メンテナンススペースの削減や搬入・施工性の改善も求められています。
当社は今回、こうした市場のご要望にお応えするため、大空間での省エネ換気に対応する「設備用ロスナイ床置形」において「さらなる基本性能向上」と、建物のリニューアル時の設置にも対応しやすい「搬入・施工性改善」「省スペース設置」を実現した新商品を発売いたします。
【 新商品の特長 】
1.三菱独自の「ハイパーエレメント」搭載で熱交換効率が65%以上に
高効率な全熱※1交換器「ハイパーエレメント※2」の搭載により、熱交換効率を当社従来品比で最大約9.6%改善し、全機種で65%以上を達成しました。
また、風路構造の見直しによる圧力損失低減と、専用モーターの採用により、大半の機種で消費電力を削減しました。配管長の目安となる機外静圧※3も最大で115Pa(LF-200X-60)増加するなど、基本性能が向上しました。
※1:物質の温度変化に従って出入りする熱を「顕熱(=温度)」といい、物質の状態変化(蒸発、凝縮など)に従って出入りする熱を「潜熱(=湿度)」という。その両方の熱を総称したものが「全熱(エンタルピ)」
※2:2006年8月29日現在、全熱交換素子に使用される高透湿素材としては世界最薄となる25μm超薄膜無孔系紙を用いて新開発した、業界No.1のエンタルピ効率を保有する当社全熱交換器の名称。
※3:ゴム風船のように、空気が静止した状態で周囲を押す力のこと。圧力が高いほど風は遠くまで飛ばせる。
2.6人乗りエレベーターでの搬入が可能になり施工性が改善(LF-150X、200X)
従来、搬入時の分割は上下2分割まででしたが、新商品では「給気ファン部」「排気ファン部」「エレメント部」「ダンパー部」の4分割を可能にし、6人乗りエレベーターに搭載可能なサイズ※4にしました。リニューアル工事でも搬入が容易です。
※4:JIS A4301「エレベーターのかご及び昇降路の寸法」を参考。寸法:850×1400×2300mm(奥行×幅×高さ)
3.本体設置スペースを削減し、メンテナンス性も改善(LF-150~500X)
従来、ダクトの接続位置は本体の上部と側面に分かれていましたが、すべて上部に統一することで、設置やメンテナンス用のスペースを当社従来品比で最大30%※5削減し、占有スペースを縮小しました。また、メンテナンスカバーを従来のネジ式から止め金具方式に変更するとともに、送風ファン部を左右最下段に配置し、前面スライド取り出し可能とするなど、メンテナンス性も改善しました。
※5:LF-200Xの場合(当社従来品LB-200X3との比較)
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)
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