三菱電機、海外向け「無鉛はんだ太陽電池モジュール」6機種を10月発売
高効率太陽電池セルの大形化により、モジュール最大出力185Wを実現
三菱電機「無鉛はんだ太陽電池モジュール・海外向け大出力タイプ」発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、太陽電池セルの大形化により、モジュール最大出力185Wを実現した機種をはじめとする、海外向け無鉛はんだ太陽電池モジュール6機種を10月1日から発売します。
本製品は9月4日(月)からドイツのドレスデンで開催される太陽光発電システム国際見本市(21st European Photovoltaic Solar Energy Conference and Exhibition)に出展します。
【 発売の概要 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 発売の狙い 】
太陽光発電システム市場は、環境保全の高まりを背景に世界的に急拡大しています。特に欧州は、ドイツに続き、スペイン、イタリアなどでも割増発電電力買い取り制度(フィードイン・タリフ)が開始されたことにより、世界最大の市場として近年、年率50%の伸長を続けています。また、米国でも、今年1月の一般教書演説で脱石油政策が打ち出されたことにより、発電容量5~10GWの太陽光発電システムを2015年までに導入する取り組みが開始され、欧州に次ぐ市場として、需要拡大が見込まれます。
当社は今回、高効率太陽電池セルを大形化した、海外向け大出力タイプのモジュールを開発し、住宅用途のみならず、欧米でニーズの多い大規模システムにも対応していきます。
今後も当社は市場ニーズに合わせて商品ラインアップを拡充し、地球環境保全と循環型社会の実現に努めてまいります。
【 新製品の特長 】
1.高効率太陽電池セルの大形化により、モジュールの最大出力185Wを実現 <PV-MF185TD4>
新製品は、多結晶シリコンにおいてトップクラスの変換効率を誇る当社太陽電池セルの大きさを、従来の150mm角から156mm角に大型化し、従来品※1比9%増のモジュール最大出力185Wを実現しました。これにより、システムを従来よりも少ないモジュール枚数で構成でき、架台等の施工部材数量や設置工数の削減等、システムトータルでのコスト削減が可能になります。
※1 PV-MF170EB4
2.新開発のストレートタブ採用により太陽電池モジュールの長期信頼性向上
セルとセルの間隔を広げ、新開発のストレートタブを採用することで、セルや接続配線にかかるストレス(応力)を低減しました。これにより、強度の余裕を高め、太陽電池モジュールの長期信頼性が向上しました。
3.ロック機構付きコネクターの採用により、簡単・確実施工を実現
ロック機構付きコネクターの採用により、簡単で確実な施工を実現し、ケーブルの接続不良を発生しにくくしています。また、コネクターの材質には難燃性に優れたUL94規格のV-0材※2を採用し、安全性の向上も図っています。
※2 アメリカに本拠地を置く製造安全の試験・認証機関であるUnderwriters Laboratory Inc.(UL)において、主に樹脂材等の難燃性を評価する規格UL94の高難燃グレードV-0材として認定されているもの。
【 特長の詳細 】
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【 主な仕様 】
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