マイクロソフト、中規模企業向け業務アプリケーション「Dynamics CRM」を発売
■中規模企業向け業務アプリケーション
Microsoft(R) Dynamicsファミリーの第一弾として、Dynamics CRM 3.0 日本語版を市場投入
~50社のパートナー企業が対応ソリューションの提供を表明~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、「Microsoft(R) Dynamics CRM 3.0」日本語版(以下、Dynamics CRM)を、ISV(Independent Software Vendor)、SI(System Integrator)、販売パートナー企業など合計50社との連携により、9月8日(金)に発売します。Dynamics CRM 3.0 の発売後、順次各パートナー企業より対応ソリューションやアプリケーション、サービスが提供されます。
Microsoft Dynamicsは、マイクロソフト株式会社が日本に初めて投入する業務アプリケーションプラットフォームの製品ブランドです。今回発売するDynamics CRM、および今後投入予定のERP製品であるMicrosoft Dynamics AXとあわせ、Microsoft Office System、Microsoft SQL Server(TM)、Microsoft .NET Frameworkなど既存のマイクロソフト製品や技術との親和性に優れ、拡張性と柔軟性を備えた新しいコンセプトの環境を提供していきます。
Dynamics CRMは、様々な企業活動情報や知識を蓄積、企業内における情報共有を大幅に促進し、戦略的な顧客へのアプローチを可能にする新しい顧客戦略ソリューションを提供するプラットフォーム製品です。Dynamics CRMには、セールス、マーケティングおよびサービス向けのモジュールが含まれており、お客様との初めてのコンタクトから、商談、アフターサービスに至るまで顧客の全体像を把握できる上、ユーザーの利用形態に合わせて柔軟に、かつ迅速に導入することができます。各ビジネスプロセスを大幅に強化し、製品やサービスの質を継続的に改善することで、長期的な信頼関係を築くことができ、顧客と企業に高い価値の提供が可能になります。
< Dynamics CRMの概要 >
製品名: Microsoft Dynamics CRM 3.0 Professional Edition 日本語版
Microsoft Dynamics CRM 3.0 Small Business Edition 日本語版
販売開始日: 2006年9月8日(金)
価格: オープンプライス(添付資料 2 参照)
販売形態: 全国の販売店での取り扱い
< 製品の主な特長 >
・ 操作性: Office Systemをベースとした使い慣れた直感的な作業環境と操作性により、ユーザーは効率的な情報共有と活用を実現します。Outlook(R)などのOffice Systemのアプリケーションと連携することにより、Dynamics CRMで管理されている案件情報と、その案件に関連したメールや文書ファイルなどの情報を結び付け、活動履歴として一元的に管理することができます。また、WordやExcel(R)からDynamics CRMにアクセスし、ダイレクトメールのあて先やパイプライン分析の売上見込みデータなどをリアルタイムに取得することが出来ます。
・ 可視性: 顧客情報のリアルタイムな可視性により、顧客ベネフィットと企業プロフィットを最大化する意思決定支援を実現します。Excel連携による動的ピボットテーブルと動的ワークシートによって、Dynamics CRMから取得したリアルタイムデータをExcel上で自由に加工や分析をすることができます。また、SQL Server Reporting Serviceによって定義済みのビジネスシナリオに基づいたリアルタイムな分析を可能にします。パイプラインの推移やキャンペーン効果などのサマリーデータから、個別案件の詳細まで即時にドリルダウンして確認することができます。また、強力な追跡/分析ツールによって、営業の責任者はビジネスの状況を把握し適切な意思決定を迅速に下すことができます。
・ 拡張性: プラットフォームをベースにした開発フレームワークの拡張性により、業界および企業独自の要件のリーズナブルな実装を可能にします。企業固有のビジネスモデルに合わせた、画面構成やデータ項目のカスタマイズをコーディングなしで行うためのカスタマイズツール、およびサブシステムの開発や組込み、他のシステムとの統合を開発するための開発キットを提供します。また、外部とのインターフェースは全てWebサービス対応をしており、このWebサービスを使用することで受発注システムや会計システムなどの外部システムとシームレスなデータ連携を実現します。また、BizTalk(R) Serverと連携することで、ビジネスプロセスの自動化を図り、プロセス連携を実現します。
今日のビジネスは急速に変化しています。その環境の中で企業が満足行く成果を生み出すためには正しい戦略の立案とビジネスの方向性、サプライヤやパートナーとの関係など、あらゆる変化や関係を継続的に見直す必要があります。Dynamics CRMは、顧客ニーズの変化を見極め、競合他社の動向に対処し、また予測するためのCRMプラットフォーム製品です。
< Dynamics CRM 対応表明パートナー企業 >
下記のISV、ソリューション、販売パートナー各社から「Dynamics CRM」に対応したアプリケーションや業界や業種に特化したソリューションやサービスが提供されます。(五十音順)
(* 関連資料 参照)
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Outlook、Excel、BizTalkは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。