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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'02.13.Thu
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2007'04.19.Thu

JFEエンジニアリング、米C.S.I.社へ「水和物スラリ蓄熱空調システム」を導入

米国・カリフォルニアスチールインダストリーズ社へ
「水和物スラリ蓄熱空調システム」導入


 当社はこのたび、米国カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のカリフォルニアスチールインダストリーズ社(以下、C.S.I.社)より、「水和物スラリ蓄熱空調システム」を受注いたしました。C.S.I.社は西海岸最大の鉄鋼メーカーであり、米国本土で初めての採用となります。

 米国では、昨年、議会のエネルギー法案可決に対する大統領の署名が得られて以降、政治、行政、民間が一体となって省エネルギーに取り組む動きが活発化しております。特にカリフォルニア州では、近年の電力需給の逼迫等による影響から、昼間電力のピークシフト対策と省エネルギー対策が課題となっており、様々な対策措置が具体化されつつあります。そこで、C.S.I.社は、現地の有力企業の中でも率先して対応する形で、省エネルギーに寄与する「水和物スラリ蓄熱空調システム」を採用することになりました。

 今回C.S.I.社に採用されたシステムは、本館(コーポレートオフィス:延床面積 約7,000m2)のほぼ全館の空調に対し蓄熱システムを導入するものであり、現有空調設備に比べ30%以上の省エネ効果が期待できると予想しております。従来の水に比べて2倍以上の冷熱を持つ水和物スラリの特性を活かし、夜間に小容積の蓄熱槽で高密度に蓄熱し、昼間に放熱、空調運転することで昼間電力のピークシフトを実現すると共に、気温の低い夜間に高効率で冷凍機を運転させて潜熱蓄熱することで省エネルギーを図るものです。本システムを米国におけるモデル施設としても各方面の関係者にご見学いただき、これを契機に、米国市場で本格的に浸透・普及を図りたいと考えております。

 水和物スラリ蓄熱空調システムは当社とNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が共同開発した画期的な省エネ空調技術です。当社は、この技術を国内外のビル向けに導入を推進しており、着実に実績を積み重ねております。国内では昨年5月に、当社の(鶴見事業所総合ビル/横浜市:延床面積17,300m2)に導入し、年間を通した運転データの記録、解析、導入効果の把握、検証についても努めて参り、目標とした省エネ効果が得られていることを確認しております。

 なお、水和物スラリ空調システムは、日刊工業新聞社選定「第35回 日本産業技術大賞」において、内閣総理大臣賞を受賞するなど様々な分野で多大なご評価とご期待をいただいており、国内にとどまらず世界へ発信する省エネ技術として、これからも二酸化炭素排出量削減、地球温暖化対策等の環境問題に貢献してゆく所存です。

*)水和物スラリ:化学品として普及しているTBAB(テトラブチルアンモニウムブロマイド)という物質を溶解した水溶液の冷却によって生成される微細な水和物と水溶液の混合流体。


以 上

*添付資料あり。

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