三菱電機、設備用パッケージエアコンの一般空調用床置タイプなど６機種を発売
業界トップクラスの省エネ性を実現し、リモコン上で運転データのモニタリングが可能
Ｒ４１０Ａ設備用パッケージエアコン インバータータイプ モデルチェンジのお知らせ
三菱電機株式会社（執行役社長：下村 節宏）は、冷媒にＲ４１０Ａを使用したインバーター駆動の設備用パッケージエアコンの新商品として、業界トップクラス※１の省エネ性とコンパクト化を実現し、リモコン上で機器のさまざまな運転状況が把握できる一般空調用床置タイプ３機種と、外気を直接吸い込んで空調するオールフレッシュ用床置きタイプ３機種を２００７年１月中旬から発売します。
※１：２００６年１１月２８日現在、１０馬力の設備用パッケージエアコンにおいて。 当社調べ
【 発売の概要 】
商品名：Ｒ４１０Ａ設備用パッケージエアコン
タイプ：一般空調用床置タイプ
馬 力：５～１０
定格冷房能力［ｋＷ］：１２．５～２５．０
定格暖房能力［ｋＷ］：１４．０～２８．０
価 格：オープン
発売日：２００７年１月中旬
商品名：Ｒ４１０Ａ設備用パッケージエアコン
タイプ：オールフレッシュ用床置タイプ
馬 力：５～１０
定格冷房能力［ｋＷ］：１４．０～２８．０
定格暖房能力［ｋＷ］：１２．５～２６．５
価 格：オープン
発売日：２００７年１月中旬
【 発売の狙い 】
２００６年４月の改正省エネ法の施行により、合理的なエネルギー使用やＣＯ２排出量削減に向けてエネルギー管理の徹底が図られることになり、工場を中心に省エネ機器へのニーズが高まっています。また、省エネ化による契約電力の低減はコスト面でも非常に重要な要素になっています。
過酷な環境下で運転されることの多い設備用パッケージエアコンには高い省エネ性が求められる一方、省エネ性を継続するのに必要なメンテナンス時期を判断できるモニター機能も求められています。
当社は今回、業界トップクラス※１の省エネ性を実現し、リモコン上に機器のさまざまな運転データを表示することによりメンテンス性を高めた、Ｒ４１０Ａ設備用パッケージエアコンの新商品を発売します。
【 新商品の特長 】
１．業界トップクラスの省エネ性を実現
高効率圧縮機の採用と熱交換器のフィン、伝熱管の最適化により業界トップクラス※１のＣＯＰ（エネルギー消費効率）３．７６ を達成しました（１０馬力相当、５０Ｈｚ）。ＣＯＰはすべての機種でグリーン購入法の基準ＣＯＰをクリアしています。
２．リモコン上で運転データのモニタリングが可能
今回発売する設備用パッケージエアコンは、既に店舗・事務所用スリムエアコンでご好評いただいている保守データや運転時のデータをリモコン上に表示するデータモニタリング機能（ＣＴ機能※２）を搭載しています。これにより、メンテナンスに必要な運転状態を的確に把握できるので、迅速で効率的なメンテナンスが行えます。
※２：ＣＴ：三菱電機（株）の空調冷熱事業が推進するコミュニケーションテクノロジーを搭載した機種の呼称
３．室外ユニットを大幅にコンパクト化
ビル用マルチエアコン同様、６人乗りのエレベーターでも搬入できるコンパクトな室外ユニットを採用しました。これにより１０馬力室外ユニットで１．４３ｍ２（サービススペース含）と業界トップクラス※１の省スペース設計を実現しました。また、１０馬力の室外ユニットにおいて従来比で約４０ｋｇの軽量化を図るなど、搬入性や設置自由度も大幅に向上しました。
【 環境への配慮 】
省エネ性向上の他、オゾン破壊係数ゼロの新冷媒Ｒ４１０Ａの採用、ポンプダウンスイッチの搭載（８・１０馬力のみ）、鉛はんだフリー基板を全タイプに使用するなど、環境に配慮しています。
【 今後の展開 】
今後本シリーズは１６馬力から６０馬力の大容量タイプを追加拡充していきます。その後は、一般空調用天吊タイプ５馬力から２０馬力を順次ラインアップする予定です。
＊製品の詳細は添付資料をご参照ください。