日本セーフネット株式会社
======================================================================
業界初!組込みシステム用ライセンス管理ソリューション
SafeNet「Sentinel RMSe」の発売開始
======================================================================
ネットワーク、PKI、認証、OEM、デジタルコンテンツのセキュリティ分野で
幅広い製品を提供している米国セーフネット社(所在地:メリーランド州)の
日本法人、日本セーフネット株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、
代表取締役社長:酒匂 潔)は、組込みシステム用アプリケーションに対し、
機能のコントロールとライセンス管理の実装を可能にする開発キット
「Sentinel RMSe(センチネル アール・エム・エス・イー)」の日本国内での
発売を2007年1月9日より開始いたします。Sentinel RMSeの利用により、
組込み機器メーカーは、開発用ツールキットで提供されるライセンシング、
パッケージング、そして管理ソフトウェアを利用し、製品開発、販売の
収益性を向上させ、また市場ニーズに合った製品、サービス展開が行なえる
ようになります。
従来、組込み機器やシステムは、製品戦略として製品にソフトウェアの機能が
含まれる形で製品販売が行われていました。しかし、販売機会の拡大や
収益性の向上を目指し、組込み機器メーカーは、機能単位で販売、提供される
機器への追加機能実装を可能にするソフトウェア販売の増収の可能性を模索
し始めています。新たなビジネス機会の開発により、組込み機器メーカーは
従来ハードウェアやシステムと一体化されていたソフトウェアの機能をハード
ウェアやシステムから分離し、機能別に販売することで製品の価値を高め、
収益性を最適化することができます。
Sentinel RMSeはハードウェア機器に実装される複数の機能を実装した1つの
アプリケーションに対し複数のライセンス方式で提供できるようになるため、
開発や運用にかかるコストの軽減に役立ちます。また、エンドユーザの
ライセンシング導入の負荷や、社内処理の負荷を軽減するためにライセンス
管理の自動化を実現し、オーダ処理や顧客サービスシステムへの統合が容易に
行なえるアーキテクチャとなっています。
更に、Sentinel RMSeは、ソフトウェアメーカーがライセンス販売事業を進めて
いるのと同じように、組込み機器メーカーが、従来機器と一体化され販売
されていた組込みシステム上のアプリケーションのライセンシング事業化を
サポートするために開発されました。効率的アーキテクチャにより、動作
環境に制限のある組込み機器メーカー向けのライセンス管理の最適化が可能に
なりました。組込み機器やシステムでは、独自プラットフォーム上での動作や、
メモリ制限など、厳しいパフォーマンスが求められます。Sentinel RMSeは、
それら組込み機器に求められる性能や特異な環境を考慮し開発されました。
<Sentinel RMSeの特徴と機能>
Sentinel RSMeでは、以下の機能を提供します。
■組込みシステム向けの設計:
Sentinel RMSeは、メモリ容量が限定されている組込み機器向けに設計
されており、効率的なメモリエリアの利用が行なえるようフットプリントも
小さくなっています。
■機能管理とコントロール:
ライセンシングを導入することで、開発した製品の知的財産管理と利用
状況の確認ができます。製品設定の効率的管理、柔軟なパッケージ提案、
そして価格オプションの提示により、市場に合わせたビジネスモデル開発が
行えます。
■顧客サポートの向上:
機器のエンドユーザによる、機能の事前購入や、新機能の追加利用の処理等、
複数の購入処理が行なえます。従来はソフトウェアのパッケージや
モジュール更新といったユーザ負荷が大きい作業が必要でしたが、
Sentinel RMSeでは作業が容易な電子ライセンシングにより実現されています。
■素早い導入:
インターフェイス、ユーティリティ、診断ツール、ドキュメント、
APIセットを提供し、ライセンシング実装の開発工数を軽減します。
ハードウェアへ依存しないため、組込みシステムで利用される独自OS環境に
対する移植も容易に行なえます。
■製品設定の容易な管理:
Sentinel RMSeは、1つの製品コードに対して複数のライセンスオプションを
生成することができます。1つのビルドで様々なライセンス機能と
バージョンが提供できるため、開発者はメンテナンスや製品設定、シンクロ
作業から開放されます。
■バックオフィスシステムへの統合と自動化:
既存のバックオフィスシステムへの容易な統合を進められる設計と
なっており、既存システムの大幅な修正や再構築を必要としません。
ライセンスの発行、変更リクエストは、既存のERPやCRMシステムから処理
することができるため、コストのかかるマニュアル運用の必要はありません。
■集中管理:
ライセンス情報はセンターのデータベースに保管され、複数部門での情報
共有が可能となります。開発者はライセンスのトラッキングや管理を行え、
また監査やライセンスのログ記録により、内部統制の遵守の確認や、
コンプライアンスや規制への対応も行なうことができます。
■容易な開発:
Sentinel RMSeは、機器のアプリケーションの起動方法として、複数の方式を
サポートしています。機能提供を行う手段として、電子メールやWeb、電話、
ファックスなどを利用し送信することができます。
<Sentinel RMSeの対応プラットフォーム>
対応プラットフォーム、動作環境は次の通りです。
■ライセンス発行サービス:Windows 2000 Server、2003 Server
■ライセンス・サーバ :Windows 2000、2003 Server、Unix
■クライアント :一般的な組み込みOSに対応可
<製品の用途、販売目標>
Sentinel RMSeは、機器メーカー様がSentinel RMSeを導入し販売する製品
シリーズ毎の課金となります。既にネットワーク機器製品への実装に向けた
開発案件も海外で進行中です。製品価格は、基本費用に加え、別途
ロイヤリティが必要となります。日本国内でも、ルータやスイッチなどの
ネットワーク機器や、PBXや基地局などの通信機器等のメーカー向けに提案を
進めていきます。
<日本セーフネットについて>
日本セーフネット株式会社は、インフォメーション・セキュリティの世界的な
リーダーであり、ネットワーク、通信、知的財産権、およびデジタル認証や
データの完全性を保護する暗号技術を利用した強固なセキュリティを、ハード
ウェア、ソフトウェア、および チップを含めた幅広い製品群で提供している
米国SafeNet, Inc.の100%子会社です。SafeNet, Inc.は世界100カ国以上で、
5,000社を超える顧客をサポートしています。
URL: http://jp.safenet-inc.com/
【本製品に関するお問合せ】
エンタープライズ セキュリティ事業部
Tel:045-640-5733
eMail: jp-sales@safenet-inc.com