-「サーチナマーケティング」中国生活者徹底調査<第3回PC編>-
中国ビジネスリサーチの専門サイト「サーチナマーケティング」を運営する株式会社サーチナは、中国の消費者を対象に、第3回目となるパソコン(PC)に関するマーケティング調査を実施しました。
◆調査概要
調査主体:上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)
調査期間:2004年6月23日-7月13日
調査目的:中国PC市場の消費動向を探る
調査方法:上記傘下サイト「新秦調査」でオンラインモニターに対してアンケート調査
有効回答:5388件
◆調査結果のトピックス
(1)PC海外メーカーでデル社の好感度が上昇
好きな海外メーカーを聞いた回答で(複数回答)、「デル」が初めて「IBM」を上回った。「デル」が51%に対して、「IBM」は50%。「好きな海外メーカー」よりもより即物的な「購入を考えたい海外メーカー(単一回答)」では、「デル」が以前より「IBM」を上回っていた。
「デル」は、中国において、直販だけには完全に頼らない戦略を実施しており、持ち前の高品質低価格は中国の一般消費者の間にも、より「買いやすい」メーカーとして認知されていた。今回、今まで根強かったIBM人気をひっくり返すことができたのは、この「買いやすい」メーカーというイメージが浸透することによって、中国の一般消費者の間での好感度が徐々に上がってきたことを示すともいえる。
(2)PC事業積極展開で清華同方が聯想に追随
好きな国内メーカーでは(複数回答)、「聯想(レノボ)」が67%に達し、「清華同方(セイカドウホウ)」が37%になっている。1位と2位が30ポイント引き離されているものの、3位は「方正(ファウンダー)」で27%にとどまっているため、2位と3位の間も10ポイントほど開いていることになる。一時は「聯想」の対抗馬とされた「方正」が若干好感度を下げる形に。
清華大学のIT系企業である「清華同方」はPC事業に力を入れている。米インテルや中国移動(チャイナモバイル)とも提携、特にノートPCの販促に力を入れている。そのほか、中国電信(チャイナテレコム)とはブロードバンド(BB)で協力、自身のシェア拡大のために通信キャリアとも積極的に連携している。
◆中国市場調査のパイオニア-サーチナ・・・代表取締役・端木正和
中国の消費者「ノートPCは海外製」意識根強い
PC購入価格帯「5000元以下」増加、購入価格帯低減
(2004年6月の調査結果より抜粋)
「サーチナのリサーチ事業は、中国に関わるマーケティングリサーチ全般を行なっています。定性・定量の受託調査のほか、業界別、テーマ別のレポートも販売しています。消費者へのインターネット調査のほか、現地企業や官庁などの要人インタビュー調査、カメラマンによる写真レポートなどを行っています。中国進出や現地でのマーケティング戦略をお考えの皆様のニーズにお応えいたします」
-端木正和(もときまさかず)の略歴-
1971年12月中国福建省生まれ。1989年4月、弱冠17歳で就学生として来日。大学卒業後3年ほど日本の商社に勤務。1998年6月、中国情報局を開設。1999年4月学習院大学大学院入学、電子商取引を専攻。在学中に、中国情報の体系化を提唱し、1999年9月株式会社サーチナを創立。2004年1月、JAFCOより投資を受け、現在、上海、北京などを足がかりに、“中国情報を取り扱う世界のトップブランドへ”をスローガンとして、2006年の株式公開を見据る。
◆関連サイト
・第3回PCに関する意識調査(2004年6月)
http://marketing.searchina.net/report/037.html
・第2回PCに関する意識調査(2003年12月)
http://marketing.searchina.net/report/019.html
・第1回PCに関する意識調査(2003年7月)
http://marketing.searchina.net/report/007.html
・中国ビジネスリサーチ「サーチナマーケティング」
http://marketing.searchina.net/
・中国情報専門サイト「中国情報局」
http://searchina.ne.jp/
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広報部 佐藤 press@searchina.ne.jp
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