CAD機能搭載3次元ソフト Amapi買収のお知らせ
統合3DCGソフト「Shade(シェード)シリーズ」の開発・販売を行う株式会社イーフロンティア(東京都新宿区 代表取締役:安藤 健一)は、世界で永く親しまれてきた工業用CAD機能を搭載した3DCGソフト「Amapi(アマピー)」に関する著作権等をフランスのEOVIA EUROPE社(Merignac,France. General Director:Philippe Richard)より取得することで合意に達しましたのでここにご報告申し上げます。
今後、イーフロンティアは、プロダクトデザインの現場等で使われているCADデータとShadeシリーズで培った3DCGの技術的融和をはかり、より効率の良い生産活動を行うためのソリューション開発を目指します。
1.概要
Amapiは1993年より販売されてきた強力なモデリング機能を有する3DCGソフトです。直感的で柔軟な操作性を誇る、高度なNURBSおよびポリゴンモデラーであり、建築や工業製品CADの分野等において広く支持されてきました。
今回、EOVIA EUROPE社の方針とイーフロンティアが目指す生産現場における、より利便性の高い3Dワークフローソリューションの必要性で意見が一致、イーフロンティアがAmapiを買収し、その歴史と技術を継承することとなりました。
設計現場の設計士やデザイナーの間では、日々発生している意見交換、意思疎通を従来以上に効率的に行うための意思伝達手段として、3D技術の応用が不可欠であり、3Dクリエイター以外のユーザにも使いやすい3Dソリューションが待望されています。イーフロンティアは、より利便性の高いワークフローを実現するため、AmapiとShadeの技術を結集したソフトウエアソリューションを開発いたします。
2.今後の予定
イーフロンティアは、AmapiとShadeの技術を結集し、CADメーカー各社のCADデータフォーマットの読み取りを広範囲にサポートし、CADデータと3DCGデータとを簡便に交換可能とすることを目指します。3DCGから容易にCADデータを書き出せる環境を確立すべく技術強化も進めます。これらの開発方針による新機能については、来春以降の新バージョンにおいて順次実装を予定しています。
Amapiの現行バージョンは7.5となっていますが、販売活動は全世界において引き続き行われる見込みとなっております。サポート体制も従来以上の充実が図られる予定です。Amapiの主要開発者達は、イーフロンティアと新たに契約を結び、フランスボルドー市に開設されるイーフロンティアの支店にて開発を続けて参ります。
米国EOVIA社(EOVIA EUROPE社とは別資本)が開発元となってきたCarraraシリーズやHexagonにつきましても、イーフロンティアは従来同様に日本での販売を継続して参ります。
3.Shade 8.5 professionalユーザ様にAmapi 7.5 Proを無償提供
イーフロンティアは、日頃のShadeユーザ様に感謝の意味を込め、Shade 8.5 professional登録ユーザ様(アカデミック版を除く)には2006年8月末を目処にAmapi 7.5 Proを無償でお届けすることを計画しています。
詳細は今後イーフロンティアホームページ( www.e-frontier.co.jp )にてご案内させて頂く予定です。なお、その他のShadeシリーズ、Poserシリーズ、Vueシリーズのユーザ様にも優待販売を計画中です。今後も「Render your soul.」イーフロンティアの3D関連ソフトにご注目ください。