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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'05.17.Fri
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2006'12.31.Sun

2006年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向
景気回復・ボーナス増で旅行意欲高く、総消費額は過去最高*
――国内は北海道・沖縄好調で、人数2.3%増
――海外は中国、韓国の復活に加え、ヨーロッパならびにビーチ人気で人数5.0%増
――パッケージツアーの早期予約特典効果で旅行申込時期が早期と間際に2極化

*調査を夏休み(7月15日~8月31日)に期間変更した2000年度以来最高。それ以前は「夏の旅行動向」として7月1日~8月31日の期間で算出のため比較データはありません


 JTBは、「夏休み(7月15日~8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめました。この調査は、2,200人へのアンケート、JTB販売状況、航空会社予約状況、業界動向から推計したもの。1969年に調査を開始して以来、今年で38回目となります。調査結果は以下のとおりです。

*表1は、添付資料をご参照ください。


<2006年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行の特徴>

◎好調な景気を反映し、国内・海外ともに旅行人数が大きく増加、消費額は過去最高

 日本経団連の調べによると、今年の大手企業のボーナス額は過去2番目の高水準となる見通し。また、夏季休暇日数も前年を0.2日上回って7.9日となる(厚生労働省調べ)など、好況を反映して夏の旅行意欲も高い。このため、旅行人数は国内・海外ともに昨年を上回り、旅行消費額は過去最高を記録すると推計される。

 今年の夏休みの旅行者数は、国内が7,535万人(+2.3%)と2000年に調査期間を変更して以来最高の人数、海外も251万人(+5.0%)と昨年を大きく上回る見込み。
 海外は、昨年反日デモの影響で落ち込んだ中国・韓国が復活して前々年レベルまで増加する。国内は、愛知万博の反動が懸念されるものの、大都市からの近郊旅行を中心にそれを上回る需要が見込まれている。

 国内旅行の平均費用は、35,800円(+1.4%)。廉価商品に人気が偏った昨年に比べ、高価格帯の商品の販売が好調である。沖縄、北海道など遠距離の観光地が人気を集める一方、近郊の家族旅行でも連泊の傾向が強まり、平均旅行費用は昨年を上回る水準になると見込まれる。海外旅行はヨーロッパ人気が牽引したことと燃油サーチャージの追加があるため、平均旅行費用は222,500円(+3.7%)に増加すると推計される。国内・海外を合わせた総旅行消費額は、3兆2,560億円(+4.6%)と3年連続で増加し、調査期間を変更して以来最高の水準となる。


◎ツアー早期申し込みが増大し、間際予約との二極化が進む
 今年の夏の大きな特徴として、例年より早い時期の申し込みが増加したことが挙げられる。特に人気が高くリピーターの多いハワイや沖縄、グアムなどでその傾向が顕著である。
 ここ数年は旅行申し込みの間際化が進んでおり、夏休みも例外ではなかった。間際化に伴い、混雑する時期は希望通りに予約が取れないことも多く、サッカーW杯が始まる前にある程度の予約を確保したい旅行・航空会社側が、今年は“早期予約特典”を前面に打ち出し、早めの申し込みを促進した。燃油サーチャージ増加分を穴埋めできる割引や様々な特典・優待、人気コースを確実に予約できるという早期申し込みのメリットが、旅行者に支持されたようだ。

 一方、忙しくてなかなか日程を決められない層も多く、インターネットの宿泊サイトでの国内旅行を中心に間際予約の取り込みも盛んである。早期申込と間際申込へと、夏休みの旅行予約時期の二極化が進んでいるものと思われる。


<海外旅行の特徴>
◎サッカーW杯やモーツァルト生誕250周年効果などでヨーロッパが好調
 トリノ・オリンピックに始まり、ワールドカップ・サッカー(W杯)や映画『ダヴィンチ・コード』の公開など、ヨーロッパに注目が集まっている。その効果もあって、今年の夏はヨーロッパ方面の旅行の販売が好調である。特に、ワールドカップが開催されたドイツ、モーツァルト生誕250周年に沸くオーストリア、チャーター便利用のコースが多く設定されている中欧、女性に人気の定番イタリアなどが人気を集めている模様だ。

◎根強いビーチ人気、ハワイ・グアムはもちろん、アジアビーチも復活の兆し
 家族旅行の増加も影響し、ビーチリゾートが安定した人気を保っている。ハワイやグアムは日系航空会社の航空路線削減で座席数が昨年より減少した影響が心配されたが、臨時便やチャーター便が設定されたため、ともに前年を上回るものと見られる。さらに、ここしばらく低調だったアジアのビーチにも復活の兆しが見られる。バリ島はテロ事件の影響から回復の途上であるが、津波の被害を受けたプーケットは久々に人気を集めている。アジアビーチへの予約は比較的動きが間際であることから、これから更に数字を伸ばし、最終的にはバリ島を除いて昨年実績を上回ることが予想される。

(参考)ルックJTB方面販売人員(7/15~8/31発)前年同期比
 添付資料をご参照ください。

◎『子供連れ家族の海外旅行』が増加
 好景気を反映して、子供連れを中心とした家族での海外旅行が増加している。子供料金半額や現地での子供オプショナルツアー無料、家族向けの宿泊施設のパンフレット上での表示や体験型プログラムの開発等、ここ数年旅行会社は夏休みの家族向け海外旅行の企画に力を入れてきている。その努力の効果もあり、家族での海外旅行が、夏休みの過ごし方として定着してきた模様だ。

 ルックJTBの予約状況を見ると、7~8月の小学生(6-13歳未満)の予約は前年同期比で21.1%の増加、中高生(13-18歳未満)も14.9%の増加となっている。家族の海外旅行のデスティネーションは、比較的近距離で時差が少ないビーチリゾートの、グアム、ハワイ、東南アジアが中心となっている。


<国内旅行の特徴>
◎衰えを見せない沖縄ブーム、カップル、ファミリーを問わず全客層から支持
 ここ数年続いている沖縄人気は、この夏もいっこうに衰える気配を見せていない。海外に比べて予約の動きが間際の国内も、沖縄だけは別格。例年より早い申し込みが目立ち、高額商品から売れているのが特徴。ブセナテラスなど人気ホテルの指定コースは早々に満員となったところもあるようだ。カップル、ファミリー、OL同士など、客層を問わず支持されており、好調だった前年実績をさらに超えることは間違いなさそうだ。

◎北海道は「旭山動物園」が人気
 沖縄には及ばないものの、北海道も好調な予約状況となっている。特に、ここ数年話題の「旭山動物園」と世界遺産「知床」に人気が集中している。飛行機は旭川線から埋まり、パッケージ旅行はコースに「旭山動物園」を入れるだけで販売が伸びるという。スカイマークの参入で競争が激化している札幌線も、今後の間際予約で数を伸ばす見通し。

◎近場でも連泊、滞在型の旅行が増加
 愛知万博の反動で中部圏への旅行が大きく減少する反動で近郊への旅行が増加している。その中で、近場で連泊するケースが増加しているのが今年の特徴だ。
 点と点を結ぶ観光より、一箇所に滞在し海遊びや自然探索など体験要素の強い休暇を過ごしたいというニーズが国内旅行においても高まっていることが背景にあり、沖縄や北海道の人気もそれを反映したものと見られる。JTBでも、首都圏近郊の「海に行こう」などの連泊商品が好調である。
 大都市のシティホテルプランに加えて、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどテーマパークと組み合わせたホテル宿泊コースへの近郊から参加して連泊するプランも人気を集めている。
 長い夏休み、家族旅行は少しでも長く楽しみたいという希望は強い。遠出をしなくても、近場で連泊するプランが、ファミリー層に支持されているようだ。旅行会社や宿泊施設にも、このような需要を取り込もうという動きがあり、今後も夏休みの国内旅行での連泊の動きは強まるものと予想される。



<調査方法>
 調査地点:全国200地点
 調査実施期間:2006年6月4日~6月13日
 調査対象:全国15~79歳の男女個人
 サンプル数:2,200人
 抽出方法:層化多段無作為抽出法
 回収率:55.1%
 調査内容:2006年7月15日から8月31日にかけての1泊以上の旅行
        (海外旅行を含み、商用、業務による出張旅行は除く)
 調査方法:個別訪問調査


*以下、詳細なグラフ・図などは添付資料をご参照ください。

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