高島屋と日本NCR、「無線ICタグを利用したリアルタイム在庫管理システム」の実証実験を開始
無線ICタグ実証実験を開始
~高島屋と日本NCR、日本橋高島屋ワイシャツ売場にて~
リアルタイムに棚在庫を把握、お客様をお待たせしません!
株式会社高島屋(取締役社長:鈴木弘治、本社:大阪市中央区)と日本NCR株式会社(代表取締役社長:細井英樹、本社:東京都港区)は11月2日、日本橋高島屋ワイシャツ売場にて、「無線ICタグを利用したリアルタイム在庫管理システム」の実証実験を開始します。
この実験は3ヶ月間行われ、高島屋は入荷から販売にいたるノウハウと実験の場としての売場の提供、NCRはシステムの提供を行います。
個々の商品に付ける無線ICタグと、アンテナを内蔵した商品陳列棚・ストック棚、商品入荷用端末や在庫を表示する電子ペーパーディスプレイなどを組み合わせ、店頭やストック場に在庫されている商品に付けられたタグを一括して読込みを行い、入荷から販売までに至る商品の動きをリアルタイムに把握していきます。これにより販売員は在庫の有無だけではなく、在庫場所までが瞬時にわかるため、お客様をお待たせしない等の顧客サービス向上や販売機会損失の減少、在庫の適正化などが期待できます。
このシステムで使用する無線ICタグはNCRが提供します。今回の実験では表面が再印字可能なリライト型無線ICタグを利用し、JANコードやサイズなどを印字した一体型タグとして再利用していきます。
紳士ワイシャツは同一商品でも首周りと裄丈の異なるサイズが多数あり、顧客の求める商品の在庫確認や商品の提供までに時間がかかることがあり、従来から課題となっていました。今回の実験を通じてシステム的な課題や運用上の問題の整理・解決を図り、2007年春には本格稼動を図ってまいります。
今回の実験では、商品供給の面でCHOYA株式会社(代表取締役社長:田中秀幸、本社:東京都中央区)の協力を、システム開発に当たっては、オムロン株式会社(代表取締役社長:作田久男本社:京都市下京区)、株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫本社:東京都千代田区)、日精株式会社(取締役社長:滝澤正夫本社:東京都千代田区)、日興通信株式会社(代表取締役社長:鈴木範夫本社:東京都世田谷区)、株式会社フェニックス(代表取締役:宝代将人本社:東京都千代田区)の各社と協力してシステム化を行っています。
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