東京海上日動、マレーシアの合弁会社「ホンリョン東京海上タカフル社」が営業開始
ホンリョン東京海上タカフル社営業開始について
東京海上日動火災保険株式会社(社長石原邦夫)は、マレーシアにおいて、現地大手銀行グループのホンリョングループ(以下「HLG」)と元受タカフル事業会社である「ホンリョン東京海上タカフル社(以下「HLTMT」)」を設立し、11月28日に営業を開始いたしましたのでお知らせいたします。また、開業に伴い、マレーシア市場初の生損融合タカフル商品(商品名「Comprehensive Mortgage Takaful」)を開発いたしましたので重ねてお知らせいたします。弊社は、本年3月2日、HLGを共同事業者として、元受タカフル事業免許(生損タカフル兼営)をBank Negara Malaysia(マレーシア中央銀行、以下「BNM」)より取得し、鋭意開業準備を進めてまいりました。同社の営業開始により、アジアおよび中東地域におけるタカフル事業の一層の拡大を目指してまいります。
1.会社概要
(1)社名: Hong Leong Tokio Marine Takaful Berhad(英文社名)
(2)本社所在地: クアラルンプール(マレーシア首都)
(3)資本金: 100百万マレーシアリンギット(1マレーシアリンギット=約32円)
(4)出資者(出資割合)
Hong Leong Bank Berhad :55%
当社:35%
Hong Leong Assurance Berhad :10%
(5)代表者: Ezamshah Ismail(元マレーシア生保協会長)
(6)従業員数: 18名(開業日現在)
(7)設立日: 2006年6月19日
(8)営業開始日: 2006年11月30日
2.取扱種目
(1)ファミリー・タカフル(生命保険に相当)
(2)ゼネラル・タカフル(損害保険に相当)
上記の他この度、生損兼営免許のメリットを活かし、マレーシア市場初の生損融合タカフル商品(商品名「Comprehensive Mortgage Takaful」)を開発いたしました。同商品は、一保険証券で死亡・重度後遺障害リスクと火災リスクの双方を、住宅ローン返済期間にわたってカバーいたします。今後も、順次「お客様本位」の商品を開発・投入する計画です。
3.販売チャネル
HLG傘下のイスラム銀行営業網(186支店)を活用して販売して参ります。また独自の代理店網構築による販売チャネルの拡大にも着手しております。
4.今後の展望
ミレアグループでは新中期計画「ステージ拡大2008」において、海外生損保事業戦略としてそれぞれの地域特性に合わせた成長戦略と新規事業戦略を組み合わせて大胆に展開することを掲げております。弊社は2001年にサウジアラビアにてタカフル事業に参入し、その後もインドネシア、シンガポール、そしてマレーシアにおいても本事業の実績を重ねてきており、イスラム圏においてはタカフル事業の展開に積極的に取り組んでまいります。
<ホンリョングループの概要>
クエック・レンチャン氏が率いる建材、金融、不動産などを展開する華僑財閥で、シンガポールの同名グループとは親類関係にあります。金融分野ではホンリョン銀行(資産規模で同国5位)、生損保(元受保険料規模で同国生保7位、損保8位)、イスラム式銀行などを有しています。
<タカフルの概要>
タカフルとは、過剰な不確実性、賭博、利子などを禁じるイスラムの教義に沿いながら、損害てん補、死亡・疾病保障、相互扶助といった保険の持つ経済効果を享受すべく1979年にスーダンで生まれた制度です。
以上