日本ショッピングセンター協会、11月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2006年11月
11月既存SC前年比:0.1%
SC総売上高(推計)2兆1,895億円(前年比 1.4% 全SCベース)
■売上高の概況
既存SCの前年同月比売上高は0.1%と、再びプラスとなった。リニューアル、イベント効果により売上を大幅にアップさせたSCが今月は多かったため、全体としてはプラスに転じた。一方、全般的には前年に比べ気温が高く、冬物商品の動きが鈍かったことを指摘するSCが多かった。さらに11月は本年最多の14SCがオープンしたことなどから、売上に大きな影響を受けたとするSCも多かった。
業種別にみると好・不調業種ともに婦人衣料を指摘するSCが多く、婦人衣料が売上を大きく左右する結果となった。他に好調業種としてはサービス、飲食の順。一方不調業種は貴金属・時計、雑貨の順となっている。キーテナントでは、生鮮食品が好調であったとするSCが圧倒的に多く、次いで加工食品の順であった。
SC構成別では、テナントの売上は前月から0.9ポイントの改善をみせ、プラスとなったものの、キーテナントは2ヶ月連続マイナスとなっている。
立地別では、郊外地域、小都市の中心地域はマイナスであるものの、前月よりそれぞれ0.2ポイント、1.2ポイントの改善をみせている。その他(大都市中心、中都市中心、周辺地域)の地域も比較的好調で、中都市の中心地域は1.7ポイントの改善をみせた。
売上効率は、関東地方が坪当たり255千円、近畿地方が坪当たり192千円の順で高い効率を示した。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2005年12月末現在の全SC2,704SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※集計SC 600SC 回収率 60.0%
※11月のSC総売上高(推計)は、2006年10月末現在の全SC2,757 SC(前年比 +57SC)をベースに算出した。
※データに関しましては、以下からお取り込み下さい。
http://www.jcsc.or.jp/data/report_selling/200611.html