丸紅、香港企業と共同で中国・天津市で商業複合施設を建設
中国天津市で不動産の複合開発を実施する件
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は香港財閥である新華集団(Sun Wah Group)と共同で天津市和平区に於いて分譲住宅・商業施設・オフィス・サービスアパートの複合開発を行うため、このたび新華集団傘下の特別目的会社(SPC)の株式を30%取得することで新華集団と合意いたしました。
開発用地は天津市の中心区・和平区の中央部に所在する稀少立地で、第一期で分譲住宅用2棟建設、第二期としてオフィス、サービスアパートメントの開発を行う計画で第一期の分譲住宅は2008年春頃の販売開始を予定しております。
日系企業による中国での不動産開発案件はこれまで上海などで実績がありますが、天津では初めての案件となります。天津市は中国中央政府が打ち出した環渤海湾経済圏育成政策及び東北地方振興政策により、北部地域の経済の中心と位置付けられ、天津-北京間高速鉄道や近郊の道路、鉄道の建設などインフラ整備が急ピッチで進んでいます。
丸紅は日系デベロッパーの先駆者として1985年に上海進出を果たし、中国主要都市にて継続的に住宅分譲・賃貸事業を実施してきました。その経験・ノウハウを活用し、今後も上海はもとより中国他都市での不動産開発にも積極的に取り組んでいく所存です。
以 上
<案件概要>
開発地所在地:天津市和平区大枯北路、和平路
土地面積 :12,440m2
開発建物概要:住宅(19,000m2、156戸)
商業施設(15,150m2)
オフィス(29,100m2)
サービスアパート(14,550m2、156ユニット)
地下駐車場等(20,290m2)
合計(98,090m2)
事業期間 :第1期 2007年8月着工、2009年6月竣工
第2期 2009年7月着工、2011年9月竣工
<新華グループ概要>
所在地: Two International Finance Center 8 Finance Street, Central, Hong Kong
設 立: 1956年
代表者: Mr. Jonathan Koon Choi
事業内容:
食料・不動産・金融・IT・インフラ・メディア等。
不動産事業はグループの中核事業の一つで工場・商業施設・ホテル等30棟以上、住宅7,000戸以上の事業実績がある。
丸紅とは1994年からベトナム社会主義共和国、ホーチミン市においてオフィスビルの開発、賃貸事業を共同で行っており、現在入居率99%と非常に順調である。