日本HPとアシアル、企業向けPHP導入支援などで協業
企業のPHP導入支援に向け、日本HPとアシアルが協業
- Lightweight Languageを使った検証結果を、企業のWebシステム開発者向けに情報提供 -
日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田 晋吾、以下 日本HP)とアシアル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:田中正裕)は本日、PHP(*1)分野における協業を発表します。PHPはWebページ作成用のスクリプト言語として、操作性に優れています。
利用者の裾野が広く、全世界で数百万人を超える開発者人口を獲得しています。
現在、オープンソースのWebアプリケーション開発においてはデファクトスタンダードとなっています。
従来からオープンソースに熱心に取り組んできた日本HPと、PHPにおける教育・研修やコンサルティング分野でのリーディングカンパニーであるアシアルが、PHPを中心としたLightweight Language(*2)を活用した市場開発、プリセールスからサービス構築、サポートまで各フェーズで協調し、企業の効果的なPHP導入支援を行います。
また、両社はPHP使用時の共同検証としてLinuxおよびWindows上でのベンチマークやサイジングの実証データを調査し、そのデータをセミナーやワークショップなどで発表することによって、より広範な開発者のサポートを目指します。
第一弾として、2007年7月より「1日でわかる! PHPを活用したシステム構築ワークショップ」を共同開催します。
*1 PHP:動的なWebページを生成する際に使用されるスクリプト言語です。HTMLファイル内に、処理内容を記述したスクリプトを埋め込み、処理結果に応じて動的に文書を生成することができます。言語の習得が容易であること、XMLサポートや各種データベースとの連携に優れているといった理由により近年非常に普及しています。プログラムはオープンソースソフトウェアとして無償で入手することができます。
*2 Lightweight Language:取り扱いが簡単で、コードの作成や修正が容易なプログラミング言語です。CGIやWebアプリケーションの急激な普及に伴い、ネット系の開発のメインストリームになってきました。主にPerl、PHP、Python、Rubyなどインタプリタ型の言語を指します。
<協業の背景>
PHPはこれまで、中小・中堅企業での利用が中心でしたが、より大規模な企業でのWebアプリケーション開発での利用が広がる傾向にあります。従来、日本HPは、商用とオープンソースのソフトウェアをLinux、HP-UX、WindowsというマルチOSから自由に選択し、活用可能にする「HP Open Source Integrated Portfolio」という枠組みを推進してきました。さらに昨年からは、「HPオープンソース・コンピテンシ・センター」を設立し、サポートとコンサルティング、検証結果の文書提供などの活動を行っています。また、アシアルは、PHP 言語に特化し、PHP開発者向けの教育・研修や、日本最大のPHP開発者向けのポータル&コミュニティサイト「PHPプロ!」、システム構築・技術コンサルティングなどのサービスを提供してきました。日本HPとアシアルは今回の協業により、オープンソースのプログラミング言語「PHP」にフォーカスし、企業のPHP導入を促進する導入支援サービスを行います。
<協業内容>
今回の協業は、ハードウェアベンダとPHP分野のリーディングカンパニーによる、国内初の戦略的な取組みです。両社は以下の4フェーズで協調し、市場をリードする協業チームを作り、ビジネスを推進します。
■1:市場開発: 共同マーケティングプランの作成(セミナー、イベント、カタログ、広告)
■2:プリセールス:PHPのベンチマーク、サイジングの検証、サーバ、ストレージ製品の組み合わせ検証
■3:構築支援:PHPシステム構築支援サービスの提供(インフラ提案、構築支援、技術サポート)
■4:サポート:各種サービスメニューの提供
日本HPが検証に提供するハードウェアに、高パフォーマンスで高信頼なHP ProLiantサーバとデータ統合に適したストレージのHP StorageWorksを活用します。これらのベンチマークやサイジングなどの検証結果を利用することで、計画段階から企業向けPHPシステムの適正かつ安定した構築が可能になります。
これにより、さまざまな業界において、中小・中堅企業から大企業の一部まで、幅広い範囲でのPHP導入の動きに応えられるビジネス展開を目指します。
<ベンチマーク、サイジングなどの検証結果を提供>
日本HPとアシアルは、「HPオープンソース・コンピテンシ・センター」において共同検証を行い、検証結果をセミナーやドキュメントによって、開発者や導入予定企業に提供します。第一弾として、2007年7月より、日本AMD株式会社およびノベル株式会社の協力を得て、「1日でわかる! PHPを活用したシステム構築ワークショップ」を開催します(無償)。PHPを利用したシステムの選定・構築・開発・運用・監視について、一日で網羅する内容で、7月以降毎月開催する予定です。参加申し込みは、本日より、可能です。
■「1日でわかる! PHPを活用したシステム構築のためのワークショップ」への申し込みは、以下のURLを参照してください。
http://www.asial.co.jp/seminar/
・日本HPについて
HPはコンシューマから大企業まで、すべてのお客様がテクノロジーを身近に活用し、より便利で豊かな環境を享受できるよう努めています。HPはプリンティング、PC、ソフトウェア、サービスからITインフラにいたる幅広いポートフォリオを持つ、世界最大のIT企業のひとつです。2007年度第2四半期末(2007年4月30日)までの年間売上高は971億ドルです。HP (NYSE, Nasdaq: HPQ) についての情報はhttp://www.hp.com/をご覧ください。日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)はHPの日本法人です。http://www.hp.com/jp/
・アシアルについて
アシアルはオープンソースであるPHP 言語に特化したテクノロジーベンチャーです。
2002 年7 月の設立以来、 PHPによる高パフォーマンスで先進的なWebシステム構築を展開すると共に、日本初のPHP言語専門誌「PHP プログラマーズマガジン」や日本最大のPHP開発者向けのサイト「PHPプロ!」、PHP開発会社を全面的に支援するサービス「PHPbiz」など、PHP開発者向けの製品やサービスのラインナップを充実し、現場プログラマをサポートしてきました。アシアルは、今後もPHP 言語を主軸としたオープンソース技術にフォーカスしていきます。
http://www.asial.co.jp/
<お客様からのお問い合わせ先>
日本ヒューレット・パッカード株式会社
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL: 03-6416-6660
アシアル株式会社
広報部
電話:03-5875-0456
<報道関係者からのお問合せ先>(紙面には掲載しないで下さい)
日本ヒューレット・パッカード株式会社
広報部 三沢 なをみ
TEL:03-3335-9199
E-mail:Japan.PR@hp.com
日本HP Webサイト:http://www.hp.com/jp
日本HP プレスルーム:http://www.hp.com/jp/pressroom/
アシアル株式会社
広報部 小林 有佳
TEL:03-5875-0456
E-mail:info@asial.co.jp
アシアル Webサイト: http://www.asial.co.jp/