株式会社 山武は、住宅用セントラル空調システム「きくばり」の換気装置を一新し、このほどスペックイン(設計図面への折込み)を開始、2005年3月から納入を開始いたします。
2003年7月のシックハウス対策の建築基準法の改正により、一般住宅でも、新築時に計画換気装置の設置が義務化されました。換気装置メーカ各社は換気装置の新製品を発表しておりますが、住宅用のセントラル空調と併用できる比較的大風量の換気装置はありませんでした。このため山武では、大風量でかつ風量を多段に変化させることで省エネをはかる専用の換気装置「HR250」を開発・導入いたしました。
住宅用セントラル空調システム「きくばり」は、ホテルなどと同等の快適室内環境を個人住宅にも提供できるように考えられた空調システムです。山武は1997年4月よりこの市場に正式に参入し、これまでに販売した高気密高断熱住宅向けセントラル空調システム「きくばり」は、全国34都府県に実績を持ち、快適な環境の実現、ランニングコストの経済性などで大変好評を得ております。
【特長】
(1)換気量が、旧製品と比較し20%以上も増加。
50坪程度の住宅まで、たった1台の換気装置でカバーすることができます。
(2)換気量を多段制御できます。
比較的小規模の家から大きな家まで一機種でカバーできます。
乾燥しがちな冬季は換気量を絞ることで過乾燥の防止も可能になります。
(3)フィルタや熱交換素子などは旧製品と互換性を維持。
納入済みのお客様への長期の製品供給も可能としています。
山武のセントラル空調の特長として、設計思想、設計ソフトウエア、施工方式にいたるまで参入当初は本格的な米国方式を取り入れてまいりました。また、製品も例外ではなく米国からの輸入品を採用しておりました。しかし、日本の市場特性に合わせるべく、山武の専用設計でヒートポンプ式冷暖房機、電子式空気清浄機などを次々に導入し、今回の換気装置は海外生産品ではあるものの、やはり山武の長年の経験と実績を活かした専用設計となっています。
住宅用セントラル空調の本場、米国では、長期にわたって使用することから新旧製品の互換性は必須事項であり、コントローラは30年前の製品でも接続可能な設計となっています。今回の換気装置の導入も山武は企業姿勢としてこの互換性を維持しております。
株式会社 山 武 本社:東京都渋谷区渋谷2-12-19 代表取締役社長:小野木 聖二
読者から「きくばり」についてのお問い合わせ先:
株式会社 山武 ホームコンフォート部 電話:045-316-6181