~ソフトウェア開発のパイオニアとして、同業他社にもナレッジを享受~
株式会社 構造計画研究所(本社:東京都中野区、資本金10億1,020万円、代表取締役: 服部正太、以下:構造計画研究所)は、ソフトウェア開発におけるプロセス改善の支援、啓蒙活動の拠点として2005年1月5日より「ソフト工学センター」の本格稼動を開始いたします。
● 構造計画研究所のソフトウェア業界への取り組み
構造計画研究所は、社団法人ソフトウェア産業振興協会(現 社団法人情報サービス産業協会(JISA))の設立に関与、ソフトウェア工学関連書籍の翻訳・刊行に取り組むなど、日本のソフトウェア産業の発展に寄与すべく、その黎明期より真摯に取り組んでまいりました(*1)。
● ソフトウェアの見積り/定量化手法について
近年、ソフトウェア開発の規模が大きくなり、その内容も複雑化している中、見積り精度、開発工程や品質の管理が、顧客満足度、ビジネスの収益性などに直結する大きな問題となっています。
構造計画研究所は、1990年代初頭にソフトウェアの規模測定の尺度としてファンクションポイント法(*2)(以下:FP法)をいち早く採用し、この問題に取り組んできました。日本ファンクションポイントユーザ会(JFPUG(*2))の発足にも寄与し、国内におけるFP法の啓蒙活動も推進しております。
一方、生産性と品質の測定及び評価を行うためのツールの整備も進め、出荷ソフトウェアの品質レベルを評価する信頼度成長モデルの開発、ソフトウェアの見積りおよび開発計画立案ツール「KnowledgePlan(ナレッジプラン)(*3)」の販売・普及につとめてまいりました。
● センター設立によりソフトウェア業界への啓蒙活動を活発化
「ソフト工学センター」は、構造計画研究所のソフトウェア開発ビジネスにおける設計・製造管理技術を管理、改善し、それを通じて顧客満足度の飛躍的向上を推進していきます。また、構造計画研究所が蓄積してきた開発管理技術とツール、ならびにFP法を中心としたソフトウェア測定のノウハウを社外向けに提供することによって、日本におけるソフトウェア開発の管理技術向上に寄与してまいります。
■補足(※1) :ソフトウェア産業関連団体との関係
構造計画研究所創立者 服部 正は、情報産業の発展を目指し、社団法人ソフトウェア産業振興協会(1972年設立:現 社団法人情報サービス産業協会(JISA))の設立に奔走、2代目の会長を務めました。構造計画研究所 会長 富野 壽は、現在JISAの常任理事を、社長 服部 正太は、財団法人ソフトウェア情報センター理事を務めております。
■補足(※2):ファンクションポイント法、JFPUGについて
FP法は、1979年にIBM社のA.J.Albrecht氏が考案した方式であり、ソフトウェアの機能の数をもとに、そのソフトウェアの規模を測定する手法です。開発言語やデータサイズに依存しないため、客観的・定量的に規模を計測できる手法として知られています。FP法の普及を図るために1986年に国際団体IFPUG(International Function Point Users Group)が発足し、1996年には日本支部のJFPUG(Japan Function Point Users Group)も設立されました。また、ISOでFP法の標準化作業が行われています。
■補足(※3):「KnowledgePlan」について
豊富なプロジェクト実績データベースと、ソフトウェアの開発における状況の変化の生産性や品質への影響アルゴリズムにより、あらゆるソフトウェア開発に対して高精度な見積り(プロジェクト計画の策定)を実現できるツールです。米国SPR社開発。
※「KnowledgePlan」についての詳細は、http://www.kke.co.jp/sec/ をご参照ください。
■本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは、下記にお願いします。
株式会社構造計画研究所
〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
ソフト工学センター センター長 岩尾 俊二
TEL:03-5342-1146/FAX:03-5342-1246/e-mail:kpinfo@kke.co.jp
または
株式会社構造計画研究所
〒164-0012 東京都中野区本町4-38-13
コーポレートコミュニケーション&マーケティング部
広報担当 佐藤 仁宣(キミノリ)/佐藤 壮(タケシ)
TEL:03-5342-1141/FAX:03-5342-1241/e-mail:kkeinfo@kke.co.jp
関連URL:http://www.kke.co.jp/sec/
■構造計画研究所について
1959年設立。現在ネットワーク、マルチメディア、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至るまでの広範かつ最新のIT技術を駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しております。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。