翻訳ソフト開発・販売の株式会社高電社(大阪、岩城陽子社長、06-6628-8880)は、国際交流基金(東京、小倉和夫理事長、03-5562-2538)に、自動翻訳「J-SERVERプロフェッショナル 翻訳ゲートウェイサービス」を提供する。
同基金が運営する会員制コミュニティサイト『心連心』(http://www.chinacenter.jp/)において、掲示板・ブログと翻訳システムが連動、下訳に利用する。
同サイトでは、日本人と中国人の高校生がお互いの意見交換を行っており、書き込みを行うと、日本語の書き込みは中国語に、中国語の書き込みは日本語に、それぞれ自動翻訳されデータベースに格納される。その後、人手による誤訳や言い回しのチェック・修正を行った上で、閲覧者の使用言語に応じたそれぞれの書き込みを呼び出して表示する。
同基金ではすべて人手による翻訳作業も検討したが、掲示板やブログは書き込みが24時間休みなく続く。そこで、自動翻訳で下訳を行い、その結果を人間がチェックし、必要に応じて修正するという手法を考え出した。これにより担当者の負担が軽減できる。
それ以外にも辞書チューニングの容易さ、これまでの導入実績などから採用が決定した。
高電社は「システムとの連携が非常に容易」として、掲示板・ブログの運営会社やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)運営会社などにも採用を働きかけていく。