トリップワイヤ、変更コントロールソリューションの新製品、
「Tripwire Enterprise 5.5 日本語版」を発表
~エンタープライズレベルでの可用性向上、セキュリティ強化、コンプライアンスの証明を実現~
トリップワイヤ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北原真之、以下 トリップワイヤ)は本日、システムの整合性を保証し、可用性向上、セキュリティ強化、コンプライアンスの証明をエンタープライズレベルで実現する、新たな変更コントロールソフトウェア「Tripwire Enterprise 5.5 日本語版」を発表します。
■システム運用に求められる変更コントロール
常時稼動を必須とするシステムが増える環境下で、システム可用性向上への要求もますます高まっています。システムへの変更がシステムトラブルの大きな要因の一つであることを考えると、システムの安定運用には変更をコントロールする仕組みの構築が不可欠だと言えます。つまり、変更管理プロセスの構築・運用はもとより、外部からの攻撃、内部の意図的な不正やプロセス迂回、ミスオペレーションなど、変更管理プロセスに反映されない変更も含めたすべての変更を把握できることが重要です。
■Tripwire の変更コントロールソリューション
Tripwire Enterprise は、変更の手段や理由にかかわらず、サーバからネットワークに至る幅広い ITインフラに加えられたすべての変更を検知し、一元的に管理します。そして検知した変更について、計画・承認された変更であるかどうかの評価を行い、詳細な変更レポートを作成します。
予定通りの内容で変更が実施されたことを確認する、予定外の変更ももれなく把握して適切な対応をとる ― Tripwire の変更コントロールソリューションが、システム変更の正確な把握を可能にします。
●Tripwire Enterprise 5.5 日本語版の機能
○変更の検知:
・詳細な監査証跡:インフラが正常な状態のデータをベースラインとして記録し、ベースラインと比較することで変更を検知します。検知した変更を「誰が、いつ、何を、どのように」といった詳細を含む変更履歴情報として保存することで、明確な監査証跡を作成します。
・一元的な変更管理:サーバからネットワーク機器に至る、幅広いITインフラに加えられた変更を、一元的に管理できるようになります。
○変更の評価:
・変更の自動評価:予定されている変更情報と比較することで、承認済みの変更と予定外の変更に自動的に振り分けます。予定されていた変更を新しいベースラインとして自動更新することで予定外の変更のみ通知させることが可能です。
・他の変更管理ツールとの連携:チケッティング・システムやパッチ・マネジメントツールといった、他の変更管理ツールの情報も参照可能です。
○変更のレポート:
・カスタマイズ可能なレポート:変更の種類や変更頻度など、個々のニーズに合わせカスタマイズ可能なレポートを作成します。またHTMLの他、XML、PDF形式での利用が可能です。
・豊富な変更通知:適切な管理者に電子メール、シスログ、SNMPトラップ経由で変更情報を通知するだけでなく、任意のレポートを自由に組み合わせたオンラインダッシュボードを使ったリアルタイム通知や、管理画面上でのより詳細な変更確認ができます。
●Tripwire Enterprise が提供する3つの価値
システムの整合性を証明する変更コントロールソリューションにより、重要な経営基盤であるITシステムの運用に、以下のような価値を提供します。
○可用性の向上:
未承認の変更ももれなく検知することで、万が一問題が発生した場合でも、原因となる変更箇所をすばやく特定し、迅速な復旧をサポートします。
また、あらゆる変更を検知することが変更管理プロセス遵守の強制力となり、不用意な変更を低減させることでシステムトラブルを未然に防ぎ、ダウンタイムの短縮、ITサービスの可用性向上に寄与します。
○セキュリティの強化:
外部からの攻撃やミスによる変更を検知し、システムへの影響を評価します。復旧が必要な箇所やポリシー違反への迅速な対応が可能になり、セキュリティの強化が図れます。
○コンプライアンスの証明:
ITインフラが期待通りの状態で稼動していること、不正に迂回された変更がないことの確認を行うことで、IT全般統制における各種の統制対策が有効に働いていることを証明します。変更状況を示す詳細レポートは、日本版SOX法で求められるコンプライアンスの証明にも有効です。
●Tripwire Enterprise 5.5 日本語版のコンポーネント
・ Tripwire Enterprise/Server 5.5 日本語版
様々なサーバ、ネットワーク機器上の変更を一元管理するためのコントロール・エンジンです。
・ Tripwire Enterprise/FS 5.5 日本語版
サーバのファイルシステムに加えられる変更を検知します。
・ Tripwire Enterprise/ND 5.5 日本語版
幅広いネットワーク機器をエージェントレスで監視します。
<Tripwire Enterprise 導入イメージ>
* 関連資料 参照
<Tripwire Enterprise/Server 画面>
* 関連資料 参照
<ダッシュボードビューア画面>
* 関連資料 参照
●製品拡張計画
Tripwire Enterpriseは今後、データベースやディレクトリサーバに対応するコンポーネントを順次追加し、より幅広いITインフラをカバーして行く予定です。
●価格・出荷について
○標準価格:
・Tripwire Enterprise/Server 5.5 日本語版
… 1,942,500円 (税抜き 1,850,000円)
・Tripwire Enterprise/FS 5.5 日本語版
… 207,900円(税抜き 198,000円)
・Tripwire Enterprise/ND 5.5 日本語版
… 60,480円(税抜き 57,600円)
・Tripwire Enterprise バンドル5パック※
… 2,0079,000円(税抜き 1,980,000円)
・Tripwire Enterprise バンドル10パック
… 2,940,000円(税抜き 2,800,000円)
・Tripwire Enterprise バンドル25パック
… 5,172,000円(税抜き 5,400,000円)
・Tripwire Enterprise バンドル50パック
… 10,080,000円(税抜き 9,600,000円)
○受注開始予定日: 2006年7月3日(月)
○出荷開始予定日: 2006年8月21日(月)
※バンドルパックは、Tripwire Enterprise/Server(以下"TE/Server")1ライセンスとTripwire Enterprise/FS(以下"TE/FS")ライセンスならびにTripwire Enterprise/ND(以下"TE/ND")ライセンスがセットになっているものです。
5パックは(TE/Server×1+TE/FS×5+TE/ND×2)のセットで、以下
10パック(TE/Server×1+TE/FS×10+TE/ND×2)
25パック(TE/Server×1+TE/FS×25+TE/ND×5)
50パック(TE/Server×1+TE/FS×50+TE/ND×10)となります。
●サポートプラットフォームについて
○Tripwire Enterprise/Server
Solaris(SPARC)8, 9 & 10
Windows 2000 Server (SP2)
Windows 2003 Server
○Tripwire Enterprise/FS
Solaris(SPARC)8, 9 & 10
Windows XP Professional
Windows 2000 Server (SP2)
Windows 2003 Server
HP-UX 11.0, 11iv1, 11iv2 (PA-RISC)
AIX 5.1, 5.2, 5.3
Red Hat Enterprise Linux 3, 4 AS/ES/WS
●Tripwire Enterprise/ND サポートデバイスについて
Alcatel OmniSwitch 6xxx / 7xxx / 8xxx
Check Point Nokia IPSO Systems
Cisco IOS, CatOS & PIX OS
Cisco VPN 3000 Series Concentrator
Cisco Catalyst 1900 / 2820 Switch
Extreme
F5 BigIP
Foundry
HP ProCurve Series
ISS Nokia IPSO Systems
Juniper M/T Series
Marconi ForeThought
NetScreen
Nokia IPSO OS
Nortel Alteon & Passport
●取扱販売代理店
京セラコミュニケーションシステム株式会社
新日鉄ソリューションズ株式会社
東芝情報システム株式会社
日立ビジネスソリューション株式会社
富士通ミドルウェア株式会社
(五十音順)
○Interop Tokyo 2006 出展のご案内
トリップワイヤは、6月7日(水)~9日(金)に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2006」に出展いたします。展示ブース(1T21)では、Tripwire Enterprise 5.5 日本語版 を中心としたトリップワイヤの変更コントロールソリューションを、デモやプレゼンテーションを交えてご紹介いたします。
○トリップワイヤ・ジャパン株式会社について
システムの変更コントロールソフトウェアの製造・販売およびサポートを行う米国トリップワイヤ社(Tripwire, Inc.)(本社:オレゴン州ポートランド)初の現地法人として2000年4月、日本に設立されました。トリップワイヤ・ジャパンは「Tripwire 商用版」の販売・開発・サポートサービスを行っています。改ざん検知のパイオニア製品となった Tripwire商用版は、システムの安定稼動に欠かせない変更コントロールソフトウェアとしてシステムを監視し、コンプライアンスの証明にも効果を発揮しています。
トリップワイヤ・ジャパンおよびTripwire商用版に関するさらに詳しい情報はホームページ http://www.tripwire.co.jp をご覧ください。
本社:東京都千代田区一番町 8-15
*Tripwire EnterpriseはTripwire Inc.の登録商標です。その他の社名・製品名は各社の登録商標または商標です。
