製品名:Agilent 16800シリーズ ロジックアナライザ
アジレントが業界最先端のポータブル型ロジックアナライザを発表
ポータブル型としては業界最大のディスプレイサイズ、最大のメモリ長、唯一のパターン発生機能を搭載した8モデル
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、最先端の機能を搭載した小型のチャンネル固定型ロジックアナライザ「Agilent 16800シリーズ」8モデルを発表、本日より販売を開始します。出荷予定時期は2006年7月です。
ロジックアナライザは、コンピュータおよびその周辺機器、FA制御機器などMPUやMCUを使用したデジタル製品の開発時に利用されるデバッグ・ツールです。
モジュールの追加や差し替えにより購入後でも構成を変更できるハイエンドモデルと、チャンネル数は固定であるものの小型・低価格モデルの2タイプに分けられます。
今回発表のロジックアナライザは以下の8モデルです。必要なチャンネル数やパターン発生器の有無に応じて、ニーズにあった機種を選択することができます。
Agilent 16801A 34チャンネル ロジックアナライザ
Agilent 16821A 34チャンネル ロジックアナライザ(48チャンネル パターン発生器付き)
Agilent 16802A 68チャンネル ロジックアナライザ
Agilent 16822A 68チャンネル ロジックアナライザ(48チャンネル パターン発生器付き)
Agilent 16803A 102チャンネル ロジックアナライザ
Agilent 16823A 102チャンネル ロジックアナライザ(48チャンネル パターン発生器付き)
Agilent 16804A 136チャンネル ロジックアナライザ
Agilent 16806A 204チャンネル ロジックアナライザ
●市場状況
コンピュータ、通信、半導体、航空宇宙防衛、自動車、ワイヤレス業界などのエレクトロニクス機器の開発部門は、ますます洗練されたハードウェアを設計することが求められています。ロジックアナライザは、これらの機器の設計において、評価や問題解析などの目的で使われています。デジタル機器がますます高速になるなか、各設計チームが高機能のロジック解析ツールを有することが必須となってきています。アジレントでは、これらのニーズに対応するため新たな「Agilent 16800シリーズ」を開発しました。
●新製品紹介
「Agilent 16800シリーズ」には8つのモデルがあります。全モデルとも、業界をリードする15インチディスプレイを採用しており、オプションでタッチスクリーン・インタフェースを搭載することが可能です。タッチスクリーン・インタフェースは、アジレントのモジュール型ロジック解析システムで既に20年以上の実績があるものでしたが、ポータブル型のモデルには採用されていませんでした。タッチ・スクリーン機能により、迅速かつ直観的な操作が可能となり、十分な作業スペースが確保できず、マウスやキーボードを置けない場合でも効率的な作業が可能となります。
また、「Agilent 16800シリーズ」では、ポータブル型としては、従来市場にあった機種の4倍となる32M(メガ)サンプルの大容量メモリを搭載しています。このようなロングメモリを搭載したロジックアナライザは、従来は高価なモジュール型製品だけでした。さらに、今回発表の8機種中3モデルでは、パターン発生機能を内蔵しています。この機能を使うことで、設計途中でまだ完成していない部品をエミュレートしたりすることで、設計評価を迅速に行なうことをサポートします。
●主な特長
*用途に応じて、さまざまな構成のモデルを提供:
34チャンネルから204チャンネルまで、用途に応じたモデルを提供できます。
全8モデルとも、ステート測定機能付き4GHzタイミング サンプリング(250ps(ピコ秒)分解能)のため、余計なプローブを減らすことが可能です。
*メモリとステート速度を独立してアップグレード可能:
業界でもユニークな特長として、メモリとステート速度をそれぞれ独立して選択できるという点が上げられます。これにより、デジタル機器の開発部門では現在必要な性能の製品を低価格で購入し、将来、より高い性能が必要となった場合は、メモリ長とステート速度をアップグレードすることができます。例えば、「Agilent 16800」のユーザは、250MHzステート速度、1Mメモリ長の構成でシステムを構成した後、さらに高い性能が必要となった場合には、450MHzステート速度、32Mメモリ長の構成にアップグレードすることができます。
*直観的なユーザ・インタフェース:
Microsoft Windows XP Proを採用しているので、PCを操作する感覚で簡単に使うことができます。また、オプションのタッチスクリーン・ディスプレイにより、さらに使い勝手を高めることができます。
●アジレントのデジタル・ベリフィケーション・ソリューション・ディビジョン ジェネラルマネージャ Sigi Grossからのコメント
このポータブル型ロジックアナライザを購入した設計チームは、この製品により初めて、従来は高価なモジュール型システムにしか搭載されていなかったような先端の機能に触れることができるようになるでしょう。「Agilent 16800シリーズ」の使い勝手や特長は、当社のお客様からの声を大いに反映したものです。当社は、重要な最新機能と優れた操作性を購入しやすい価格で提供することに注力しました。
●販売方針
*目標市場:コンピュータ、通信、半導体、航空宇宙防衛、自動車、ワイヤレス業界などのエレクトロニクス機器の開発部門向け
*販売価格(発表日時点での参考価格です):
Agilent 16801A 34チャンネル ロジックアナライザ 1,085,844円から
Agilent 16821A 34チャンネル ロジックアナライザ
(48チャンネルパターン発生器付き) 2,007,107円から
Agilent 16802A 68チャンネル ロジックアナライザ 1,335,762円から
Agilent 16822A 68チャンネル ロジックアナライザ
(48チャンネルパターン発生器付き) 2,256,879円から
Agilent 16803A 102チャンネル ロジックアナライザ 1,589,057円から
Agilent 16823A 102チャンネル ロジックアナライザ
(48チャンネルパターン発生器付き) 2,510,293円から
Agilent 16804A 136チャンネル ロジックアナライザ 1,853,861円から
Agilent 16806A 204チャンネル ロジックアナライザ 2,878,787円から
*販売開始日:2006年6月1日
*出荷開始予定時期:2006年7月
●お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
