デル、「Microsoft Windows Compute Cluster Server」対応の「PowerEdge パッケージモデル」を発売
デル、「Microsoft Windows Compute Cluster Server」に対応したPowerEdge パッケージモデルを発表
導入前のコンサルティングから構築、保守までワンストップサービスの提供により、エントリからミッドレンジまでのHPC環境を容易に実現
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は、64ビットに対応した業界標準IAサーバ「PowerEdge」において、「Microsoft(R) Windows(R) Compute Cluster Server 2003(以下、Windows CCS)」とPowerEdgeサーバのパッケージを、9月1日より受注開始すると発表しました。
パッケージモデルはIAサーバ「PowerEdge」、ネットワーク機器「PowerConnect」、Windows CCS、サーバ設置サービスをパッケージにした形で提供されます。4台のPowerEdge 850を中核にした最小構成時の価格(税込)は1,581,700円です。ベースとするPowerEdgeの変更や各種構成により、エントリからミッドレンジまでの多種多様なHPC環境構築を支援します。
Windows CCSは、マイクロソフトのハイパフォーマンスコンピューティングクラスタシステム(HPCクラスタ)として、プリ及びポストのプロセスをWindowsシステムでシームレスに連携することで、この分野において今までになかった効率的でハイパフォーマンスな設計プロセスを実現する製品です。
デルでは、高エネルギー加速器研究機構のBファクトリー計算機システムにおける1,200台のPowerEdge サーバによるHPCシステムの構築などの実績があります。今回、使い勝手を向上させるWindowsシステムをベースとしたHPCクラスタと、デルの業界標準のサーバにより、研究機関における大規模なHPCシステムだけでなく、製造や製薬、金融などの開発/システム部門や部署における4ノード、8ノードなどエントリからミッドレンジでのHPC環境の提供を行います。
今回のパッケージによって、スタンドアロンの高性能ワークステーションの使い勝手を犠牲にすることなく、部門、部署単位で利用できる安価で柔軟なHPCシステムを提供することが可能になります。
また、デルの技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)」による導入前のコンサルティングから、テスト環境の提供、ハードウェアの構築、Windows CCS環境で必須となるActive Directoryの構築、運用開始後の保守サービスまで、ワンストップでの一貫したサービスを提供します。さらに、システムの規模と利用するアプリケーションによっては、システムのステージングサービスを前提に、機材のラッキング、WCCSの環境構築だけでなく、アプリケーションのインストールまで行なった上で納品するサービスにも対応します。
構築にあたっては、デル・プロフェッショナル・サービス事業部の豊富な導入実績とノウハウに基づき、Windows CCS環境で必須となるActive Directory の構築サービスも提供します。また、各ノードサーバとクライアント端末の構成情報把握と一元管理を実現し、多ノード展開を容易にするSystems Management Server構築サービスの提供や、Microsoft Operations Manager 2005とデルのサーバ管理ツール「OpenManage」との連携による統合監視ソリューションの提供など、運用管理を効率化において、デルならではのサービスを提供します。さらに、デル本社内にある技術検証施設「デル・テクノロジー・ソリューション・センター(DTSC)」内にHPC専用のエリアを設置し、導入前におけるお客様のテスト環境の提供と、ISV(独立系ソフトウエアベンダー)のアプリケーション開発やポーティングを支援する環境を提供します。
添付資料
・パッケージモデルの仕様一覧
・マイクロソフト株式会社からのエンドースメント
お客様のご購入・お問い合わせ窓口:
デル株式会社 エンタープライズマーケティング本部
e-mail:JP_PEEXp@dell.com URL:www.dell.com/jp/microsoft(※)
(※)Windows CCSに関する情報は9月1日に更新される予定です。
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。